開発者向けニュースに戻る

FacebookグラフAPI v19.0とマーケティングAPI v19.0の紹介

2024年1月23日作成者:Mohamed Amr Abouelhassan

本日、FacebookグラフAPI v19.0およびマーケティングAPI v19.0をリリースします。リリースに伴い、開発者コミュニティの一部にとって重要と思われる変更内容をピックアップして紹介します。Metaのプラットフォームとの重要なアプリケーション連携に関する発表や製品アップデート、機能廃止のお知らせについてもお伝えします。

すべての変更とその詳細のリストについては、更新履歴をご覧ください。

全般的なアップデート

Advantage詳細ターゲット設定をすべてのキャンペーンの目的と最適化に拡大

広告主のパフォーマンスを高める継続的な取り組みの一環として、Advantage詳細ターゲット設定製品の利用対象をすべてのキャンペーンの目的と最適化に拡大します。

Advantage詳細ターゲット設定はMetaのAdvantage製品スイートの1つで、高度な自動化や機械学習のテクノロジーを活用して、広告主のキャンペーンパフォーマンスの向上を図ります。具体的には、パフォーマンスが改善される可能性が高いとシステムが予測した場合、広告主が最初に選択した詳細ターゲット設定で定義されているより幅広い利用者にシステムがリーチできるようにして、キャンペーンパフォーマンスを向上させることができます。

2024年1月23日に、マーケティングAPIを使用している広告主とパートナー向けに以下の変更の提供を開始します。

  • インプレッション、動画再生数、リーチ、エンゲージメント、広告想起リフトに最適化されているキャンペーンでは、Advantage詳細ターゲット設定へのオプトインを選択できるようになります。
  • リードに最適化されているキャンペーンにはAdvantage詳細ターゲット設定が自動的に適用されるようになり、オプトアウトを選択することもできます。
    • 注: 新規および複製したキャンペーン/広告セットでは、オプトインオプションはオンになっています。必要に応じて、この切り替えボタンを使ってオプトアウトすることができます。
  • リンククリックまたはランディングページビューに最適化されているキャンペーンにはAdvantage詳細ターゲット設定が自動的に適用されます。オプトアウトを選択することはできません。

マーケティングAPIを使用している広告主とパートナーの場合、これらの変更に伴い、重要な変更が発生する可能性があります。開発者は2024年1月23日からコード変更の実装を開始することができ、2024年4月22日までにアップデートを行う必要があります。この変更は新しいAPIリリースV19でリリースされます。

<Impacted endpoints>

リクエストのタイプ

エンドポイント

変更点

GET

/act_{ad-account-id}/delivery_estimate

/{adset-id}/delivery_estimate

  • 「targeting_optimization」フィールドは、リンククリックまたはランディングページビューに最適化されたキャンペーンでは使用できなくなります。この変更は、コンバージョン、バリュー、アプリのインストール、アプリイベント、スレッドなど、オプトアウトを選択できないAdvantage詳細ターゲット設定に含まれていた以前の最適化にも適用されます。
  • 「targeting_as_signal」フィールドは、インプレッション、動画再生数、リーチ、エンゲージメント、広告想起リフト、リードに最適化されているキャンペーンではnullまたは0にする必要があります。それ以外に設定した場合はエラーがスローされます。

POST

/act_{ad_account_id}/{adsets}

/{adset-id}

  • 「targeting_optimization」フィールドは、リンククリックまたはランディングページビューに最適化されたキャンペーンでは使用できなくなります。この変更は、コンバージョン、バリュー、アプリのインストール、アプリイベント、スレッドなど、オプトアウトを選択できないAdvantage詳細ターゲット設定に含まれていた以前の最適化にも適用されます。
  • Advantage詳細ターゲット設定にオプトインしていて、オプトアウトを選択できないすべての最適化では、目的と最適化の組み合わせに基づいて、「targeting_as_signal」フィールドが自動的に1または3に設定されます。

従来の目的を使用するマーケティングAPIの新しい広告、広告セット、キャンペーン

マーケティングAPI v19.0から、従来の目的(以下を参照)を使用する新しい広告、広告セット、キャンペーンは、広告コピーを利用して作成することができなくなります。簡素化された目的を反映させるために、広告の目的をアップデートする必要があります。

マーケティングAPIバージョン20以降、従来の目的を使用した広告や広告セットの作成はサポートされなくなります。ただし、v20より前のバージョンのAPI (v19、v18など)では、この機能を引き続き利用できます。従来の目的を使用している既存の広告では、今すぐに必要な対応はありません。

影響を受ける従来の目的

  • BRAND_AWARENESS
  • CONVERSIONS
  • EVENT_RESPONSES
  • LEAD_GENERATION
  • LINK_CLICKS
  • LOCAL_AWARENESS
  • MESSAGES
  • OFFER_CLAIMS
  • PAGE_LIKES
  • POST_ENGAGEMENT
  • REACH
  • STORE_VISITS
  • VIDEO_VIEWS

影響を受けるPOSTエンドポイント

  • /{ad_id}/copies
  • /{campaign_id}/copies
  • /{adset_id}/copies

参考までに、従来の目的を使用するキャンペーン作成に関するAPI変更についての以前の開発者向けブログ投稿はこちらをご覧ください。

よくある質問

Q: この変更によってコードのアップデートが必要ですか。

A: はい。V19では機能しなくなるV18のAPI呼び出しが複数あります(例えば、従来の目的を使用する新しい広告、広告セット、キャンペーンは、広告コピーを利用して作成することができなくなります)。

Q: 変更前と変更後で、予期される動作はどのようなものですか。

A: 変更前は、従来の目的を使用する広告、広告セット、キャンペーンをAPI呼び出しで複製することができますが、変更後は失敗するようになります。

Q: コード変更の実装はどのようなスケジュールを予定していますか。

A: v18.0の廃止までに行われます。これは、暫定的に2024年9月を予定しています。

その他の開発者向けドキュメント

ヘルプ記事

PPCA (ページの公開コンテンツへのアクセス許可)

PPCA (ページの公開コンテンツへのアクセス許可)を使用して収集したデータの使用方法が変更されました。詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

Advantage+ オーディエンスAPIの紹介

昨年10月、MetaはAdvantage+ オーディエンスの提供を開始しました。この簡素化された新しいオーディエンス作成ツールでは、広告主が最もリーチしたい利用者に引き続き広告を配信しつつ、広告が配信される可能性のあるオーディエンスを拡大することによって、キャンペーンパフォーマンスを高めることができます。

今回、マーケティングAPIでもAdvantage+ オーディエンスをご利用いただけるようになりました。

  • オプトインするには、advantage_audience内のtargeting_automationパラメーターを1に設定します。
  • オプトアウトするには、advantage_audience内のtargeting_automationパラメーターを0に設定します。

廃止と重要な変更

FacebookグループAPIの廃止

FacebookグループAPIはv19で廃止され、90日後にすべてのバージョンから削除されます。この廃止には、FacebookグループAPIに関連付けられたすべてのアクセス許可(publish_to_groups、groups_access_member_info)とレビュー可能な機能(グループAPI)が含まれます。

グループAPIの主な用途はグループ内での非公開返信でした。v19で提供が開始されるほかの変更により、開発者はグループAPIをまったく使用することなく、この使用方法に対応できるようになります。ほとんどの非公開返信の開発者にとって、v19で行うべき変更はありません。非公開返信Webhookの 受信後 にグループAPIを通じてグループ投稿エンドポイントへの呼び出しを使用していた開発者は、そのようなリクエストに対してページアクセストークンを使用する必要があります。

廃止されたアクセス許可をエンドポイントで使用しているか分からない場合は、バージョン19.0でエンドポイントをテストすることで検証できます。

ページインサイトAPIの変更 - 指標の廃止

Facebookでのクラシックページから新デザインのページへの移行に伴い、ページインサイトAPIの多くの指標を廃止します。詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。

APIバージョンの廃止:

グラフAPIマーケティングAPIに関するFacebookのバージョン管理スケジュールに含まれる今後の廃止に注意してください。

グラフAPI

  • 2024年2月8日: グラフAPI v12.0は廃止され、プラットフォームから削除されます
  • 2024年5月28日: グラフAPI v13.0は廃止され、プラットフォームから削除されます
  • 2024年9月17日: グラフAPI v14.0は廃止され、プラットフォームから削除されます

マーケティングAPI

  • 2024年2月6日: マーケティングAPI v16.0は廃止され、プラットフォームから削除されます
  • 2024年5月14日: マーケティングAPI v17.0は廃止され、プラットフォームから削除されます

ビジネスへの支障が出ないように、すべての呼び出しを本日リリースされた最新のAPIバージョンに移行することをおすすめします。

Meta Business SDK

Meta Business SDK v19リリース

グラフAPI v19のリリース後まもなく、Meta Business SDK v19リリースが公開されます。このリリースには、不具合修正、依存関係のアップグレード、新機能、そして最も重要なものとしてグラフAPI v19に合わせたAPIインターフェイスのアップデートが含まれます。将来的に、MetaはAPIの定期アップデートに合わせてSDKのリリース間隔を狭める予定です。それによって、開発者は最新のAPIや機能を常に把握できるようになります。

FacebookプラットフォームSDKの2年に渡る廃止スケジュールの一環として、今後の廃止および終了の予定にご注意ください。

  • 2024年2月: FacebookプラットフォームSDK v12.0以下の廃止が進められる予定です