マーケティングAPIサンドボックス広告アカウントの再開をお知らせします。開発者はこのアカウントを使って、自分のAPIをマーケティングAPIに照らしながらテストすることができます。
マーケティングAPIサンドボックス広告アカウントとは
マーケティングAPIサンドボックス広告アカウントは、アプリに関連付けられたテスト用広告アカウントであり、マーケティングAPIのサブセットへのAPIアクセスを許可するようdeveloper.facebook.comから設定されます。開発者は、APIサンドボックスアカウントを利用して、広告自体を実際に配信することなく、自分のページやアセット上でテスト用にマーケティングAPIを呼び出すことができます。Metaでは、この広告アカウントで作成された広告を配信せず、インプレッションや支出が累積されることもないので、開発者がこの広告アカウント用の資金源を設定する必要はありません。
マーケティングAPIサンドボックス広告アカウントの作成方法
マーケティングAPIサンドボックス広告アカウントを作成するには、ユーザーがまず自分のアプリダッシュボードでマーケティングAPI製品を有効にする必要があります。次にサンドボックス広告アカウントを作成し、その製品にリンクします。ユーザーはさらに、ビジネスマネージャにリンクしたり、利用規約に同意したりすることによって、サンドボックス広告アカウントを設定することを選択できます。設定が完了したら、ユーザーアクセストークンを生成することも、システムユーザートークンを使ってテスト用にグラフAPIのクエリを実行することもできます。
エンドユーザーエクスペリエンス
- 開発者は、自分のアプリダッシュボードを開いて、https://developers.facebook.com/でマーケティングAPI製品を追加することができます。
- [マイアプリ]ドロップダウンをクリックします
- 自分が管理者アクセス権か開発者アクセス権を持つアプリを選択します
- それまでにそのマーケティングAPI製品へのアクセス権が付与されていない場合は、当該製品を追加します
- アプリダッシュボードで、[製品を追加]セクションに移動し、マーケティングAPIを設定します
- [マーケティングAPI] > [ツール]をクリックすると、サンドボックス広告アカウントの管理カードが表示されます。
- サンドボックスアカウントを初めて作成する場合は、作成するためのオプションが表示されます。アプリごとに保持できるサンドボックスアカウントの数は1つだけです。
- このサンドボックス広告アカウントを、自分が管理者アクセス権限を持つ任意のページにリンクすることができます。
- 基本的な用途の場合、ここで、広告アカウントとページのアクセス権のあるユーザーアクセストークンを生成し、そのアクセストークンを使ってマーケティングAPI呼び出しのテストを開始できます。
- インスタントエクスペリエンスやカタログ管理などの機能を使う予定の場合、ユーザーアクセストークンではなくシステムユーザートークンの利用を強くおすすめします。システムユーザーアクセストークンは、[ビジネスに接続]ボタンをクリックしてビジネスマネージャを使うことによって取得します。
制限
- サンドボックス広告アカウントを、広告マネージャ内から直接操作することはできません。広告API呼び出しによってのみ操作できます。
- 現在のところ、インサイトAPIはサポートされていません。サンドボックス環境内での変更は公開されず、処理されることもないからです。そのため、支出、クリック数、インプレッションが生成されることはなく、評価されるインサイトもありません
- 特定のテスト用APIへのアクセス許可リストに含まれているアプリの場合は、サンドボックスモードでそれらのAPIも呼び出すことができます
- アプリのアクセスレベルが何であれ、1つのアプリについて作成できるサンドボックス広告アカウントは1つだけです
参考資料: