本日、FacebookグラフAPI v17.0およびマーケティングAPI v17.0をリリースします。このリリースの一環として、開発者コミュニティの一部に関連すると思われる変更内容のハイライトを紹介します。変更内容の例としては、アプリケーションの当社プラットフォームとの統合に関連すると思われるお知らせ、製品のアップデート、廃止に関する通知などがあります。
すべての変更内容とその詳細の一覧については、更新履歴をご覧ください。
広告戦略のベータ版製品は、2022年10月28日をもって廃止されています。そのため、キャンペーンエンドポイントのad_strategy_idフィールドとad_strategy_group_idは、マーケティングAPI v17.0で廃止になります。
2023年2月以来、コンバージョンAPIにおいてオフラインイベントが全面的にサポートされるようになりました。それによって、現在のオフラインコンバージョンAPIエンドポイントによって、パリティ機能が確実に提供されます。MetaのウェブイベントAPIとオフラインイベントAPIを1つのAPIに統合することにより、広告主がクロスチャネルマーケティングデータを使って広告の最適化、カスタムオーディエンス、測定の機能拡張をする作業がシンプルになり、改善されると期待されています。
2023年5月23日リリースのグラフAPIバージョン17以降、オフラインコンバージョンAPIではオフラインイベントがサポートされなくなります。オフラインコンバージョンAPIの統合を利用する広告主の方には、まず統合をコンバージョンAPI統合に変換し、それが成功するまではオフラインコンバージョンAPIをアップデートしないことをおすすめします。
2021年12月に公表したとおり、広告主のマーケティング目標をより達成しやすいキャンペーン設定に効果的に誘導できるよう、新規キャンペーン作成時の目的選択のエクスペリエンスを再設計しました。成果に基づく新しい広告エクスペリエンスの結果として、マーケティングAPIにさまざまな変更が加えられました。
従来のエクスペリエンスと目的については、そのマーケティングAPI v17.0のリリース以降に廃止処理が開始される予定です。マーケティングAPI v17.0を使用すると、成果に基づく広告エクスペリエンスの目的でのみキャンペーンが作成可能となり、従来の目的のAPIは廃止されます。従来の目的を使う既存のキャンペーンとその複製は、このバージョンでも引き続きサポートされ、今回の変更の影響を受けることはありません。詳しくは、開発者による最近のブログ投稿をご覧ください。
今年初頭に、マーケティングAPIでAdvantage+クリエイティブ標準機能拡張がリリースされました。2023年5月23日以降、マーケティングAPIのユーザーは、enroll_statusフィールドにOPT_INまたはOPT_OUTを提供することにより、Advantage+クリエイティブ標準機能拡張に広告の登録を指定することが必須になります。このフィールドを空のままにすると、ユーザーにはエラーが表示され、フィールドの入力が促されます。マーケティングAPIのAdvantage+クリエイティブ標準機能拡張について詳しくは、こちらの開発者によるブログ投稿をご覧ください。
影響を受けるエンドポイントは以下のとおりです。
POST /{ad-account-id}/adcreatives
POST /{ad-account-id}/ads
マーケティングAPI v17のリリースにより、ストリーミング用Advantage+カタログ広告(ストリーミング用A+CA)のカタログの使用は廃止になります。ストリーミング用A+CAの代わりにコマースカタログ広告の使用をおすすめします。コマースカタログ設定のガイドはこちらをご覧ください。廃止されるエンドポイントは以下のとおりです。
2023年8月21日に、上記の変更がマーケティングAPIの全バージョンに適用される予定です。L3、L2、L1のいずれかのレベルでストリーミング用A+CAのカタログが関連付けられているキャンペーンは、一時停止される予定です。
2023年4月20日をもってインスタント記事製品が廃止されたため、パブリッシャーが自分のインスタント記事を管理するためのAPIも廃止されます。
以前は、business_managementアクセス許可がなくても付加的なビジネス管理ページが返されていました。2023年5月23日以降、ビジネス管理ページを引き続き利用するには、business_managementアクセス許可が必要になります。このアクセス許可について詳しくは、business_managementページをご覧ください。
グラフAPIとマーケティングAPIに関するFacebookのバージョン管理スケジュールに含まれる、今後の廃止予定に注意してください。
ビジネスへの支障が出ないように、すべての呼び出しを本日リリースされた最新のAPIバージョンにマイグレーションすることをおすすめします。
MetaによるプラットフォームSDKの2年にわたる廃止スケジュールの一環として、今後の廃止および終了の予定にご注意ください。