ユーザーがアプリから直接FacebookストーリーズとInstagramストーリーズにコンテンツをシェアできるようになります。出発点として役立つベストプラクティスとヒントをご確認ください。
開発を始める準備はできていますか。
事前に製品の目的やデザインの原則を考えることで、統合の成功に向けて準備しましょう。
目標を見極めることで、ストーリーズへのシェアを統合する対象や方法が導き出されます。Facebookのパートナーがシェアしている目標のいくつかをご紹介します。
目標を定義したら、統合の前にベースラインレベルを測定することにより、この統合の影響について十分に把握してください。可能であれば、シェア可能なコンテンツのパフォーマンスの違いや、異なるコールトゥアクションがもたらす結果など、A/Bテストを実行して仮説をテストします。MuscleBoosterが、いかにしてFacebookストーリーズへのシェアを行うユーザー間のエンゲージメントをテストし、エンゲージメントの向上を確認したかについてご覧ください。
MuscleBoosterにおけるFacebookストーリーズとの統合
ViewbugにおけるInstagramストーリーズとの統合
プラットフォームアプローチを定義する
シェアする価値のあるコンテンツを作成する
ユーザーに大事な出来事や気分をシェアしてもらう
アプリユーザーに対してシェア機能の可視性を向上させる
実装が完了したら、ユーザーベースにおける認知度向上に役立ついくつかの方法について確認してください。
アプリ内通知、ソーシャルメディア投稿、メールマーケティング、ブログ投稿、プレスリリースなど、さまざまなチャネルを通じて、FacebookストーリーズおよびInstagramストーリーズへのシェアに関する知識をユーザーに提供しましょう。
ユーザーのソーシャルネットワークの力を活かして、アプリのコンテンツの幅を広げてください。FacebookストーリーズおよびInstagramストーリーズにより競争力を確保し、クチコミを増やすことで、ユーザーが自分の大事な出来事や業績をシェアしたいという気持ちが高まります。写真コミュニティにおいてViewBugがいかにしてソーシャルシェアを促進したかについてお読みください。
自らのブランドや製品と方向性が合っているインフルエンサーとの提携の可能性を模索し、アプリの普及や宣伝につなげてください。
ビルドの準備が完了しましたが、まだいくつか不明な点がありますか?Facebookのよくある質問をご確認ください:
ストーリーズへのシェアを実装すれば、iOSアプリユーザーのための作成フローのカスタマイズ性をさらに向上することができます。たとえば、OSシェアシートの要件に縛られることなく、エントリーポイント、シェアフロー、および目的のCTAに変更を加えることができます。また、コンテンツがストーリーズまたはニュースフィード投稿を対象としたものであることを、事前に明らかにすることもできます。
一般に、ストーリーズへのシェアの実装作業は、発想、開発、テストの3段階に分けることができます。そのためにかかる時間は、チームの人材や優先順位の状況に応じて、2週間で完了する場合から数か月に及ぶ場合まであります。
発想:有効にするシェアフローと、それらのシェアフローに伴うクリエイティブアセットを決定する必要があります。クリエイティブチームやデザインチームとの共同作業により、シェアエクスペリエンスのモックアップを生成することになります。
開発:この段階では、次のことを行います。
シェアフローがどれほど複雑か(ストーリーズへのシェアを直接実行するボタンなのか、ユーザーがシェアするアセットを選択してからストーリーズにシェアするためのダイアログを開くボタンなのか)に応じて、実装時間は異なります。簡単なシェア実装(開発者向けドキュメントにあるコードスニペットの追加)ならプラットフォーム(iOS/Android)ごとに2、3日程度、クライアントサイドの変更内容をアプリストアでアップデートするなら1、2週間かかることがあります。
テスト: 公開リリースの前に技術実装と全体的なデザインをデバッグするための時間を見込んでください。また、この機能は、徐々にリリースすることもできます。
アプリでは、背景(カラーグラデーション、画像、または動画)、およびスタンプ(画像)をシェアすることができます。現在のところ、スタンプは画像でなければなりません(動画は不可)。
FacebookストーリーズとInstagramストーリーズには、1日当たり5億を超えるアクティブなストーリーズユーザーがいます。これら2つの製品用にビルドすることで、ユーザーに選択肢を提供し、ユーザーベースにおけるリーチを高めることにつながります。また、2つのストーリーズの統合処理はよく似ており、付加的な作業が最低限で済むため、2つを同時に統合することにはメリットがあります。
シェアするクリエイティブアセットがすでに生成済みかつ利用可能になっているのであれば、FacebookストーリーズとInstagramストーリーズへのシェア作業は非常によく似ており、違いは数か所しかありません(com.facebook.stories.ADD_TO_STORYを使うかcom.instagram.share.ADD_TO_STORYを使うかの違い)。
付加的な作業が最小限で済むため、FacebookストーリーズとInstagramストーリーズの両方を対象として統合することにより、統合を最大限に活用するようおすすめします。
iOSとAndroidの技術実装で採用されている概念は非常によく似ており、いずれも実にシンプルなものです。クリエイティブアセットを開発したら、これら両方のプラットフォームを対象として開発することにより、最大のリーチを実現することをおすすめします。
ユーザーが[ストーリーズへのシェア]ボタンをクリックするたびに、クライアントアプリがそのイベントをログに記録することができます。社内インフラストラクチャの状況に応じて、それらのイベントをさまざまな方法で集計したり視覚化したりできます。
FacebookアプリとInstagramのブランドガイドラインをご覧ください。