WhatsApp Businessアカウント
WhatsApp Businessアカウント(WABA)を開設したビジネスは、WhatsApp Businessプラットフォームを使って顧客と直接コミュニケーションをとれるようになります。次の2とおりの方法で開始できます。
WABAを作成したら、以下を行うことをおすすめします。
自分のWABAのスナップショットを取得するには、[ビジネスマネージャ] > [ビジネス設定] > [アカウント] > [WhatsAppアカウント]の順に選択します。自分のビジネスに関連付けられているWABAのリストが開きます。確認するWABAをクリックし、[設定]を選択して、ビジネス認証ステータス、アカウントステータス、支払い方法などの情報を表示します。
ビジネスアカウントのタイプ
WhatsAppビジネスアカウントのタイプは2つあります。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
ビジネスアカウント | デフォルトでは、WhatsApp BusinessプラットフォームまたはWhatsApp Businessアプリを使用しているすべてのアカウントはビジネスアカウントです。 WhatsAppは、WhatsApp Businessプラットフォームを使うすべてのアカウントについて、ブランドの真正性を検証します。アカウントがビジネス認証を完了している場合は、そのビジネスの名前は、利用者のアドレス帳に追加されていない場合であっても表示されます。 |
公式ビジネスアカウント | 公式ビジネスアカウントは、プロフィールおよびチャットスレッドのヘッダーに青のチェックマークバッジが表示されます。詳細は、公式ビジネスアカウントをご覧ください。 |
ビジネスアカウント
WhatsAppアカウントがビジネスアカウントである場合、表示名は連絡先ビューに小さなテキストでのみ表示されます。ほかのすべてのビューには電話番号が表示されます(アカウントがビジネス認証されていない場合、ビジネスの表示名が表示されます。ビジネス認証を参照してください)。利用者に会社の詳細が伝わるよう、事業情報としてビジネスのウェブサイト、営業時間、所在地などを入力できます。
ビジネス認証
ビジネスは顧客にすぐにメッセージを送信できます。ビジネス認証を完了する必要があるのは、マーケティング、ユーティリティ、認証の会話を拡大したり、公式ビジネスアカウントになることをリクエストしたり、WhatsAppクライアントに表示されるビジネス電話番号の表示名を取得したりする準備ができている場合のみです。
詳細については、WhatsApp Businessプラットフォームで顧客へのメッセージ送信を開始するを参照してください。
公式ビジネスアカウント
WhatsAppアカウントが公式ビジネスアカウントの場合は、連絡先ビューの表示名の横に青色のチェックマークが表示されます。
処理の概要
WhatsAppにより、正式な、知名度のあるブランドによって所有されていると認定されたアカウント。
WhatsAppの公式ビジネスアカウント(OBA)の認定基準は多数の要素に基づいており、ほかのソーシャルプラットフォームのポリシーとは異なります。次のWhatsAppのコマースとビジネスポリシーに加えて、ビジネスアカウントには次のことが要求されます。
公式ビジネスアカウントのリクエスト
公式ビジネスアカウントをリクエストするには、次の手順に従ってください。
- ビジネスマネージャからWhatsAppマネージャにアクセスします。[概要]セクション内で、OBAをリクエストする対象の電話番号をクリックします。
- リクエスト送信ボタンをクリックし、必要な情報を入力します。
- 特に著名な出版物(インディアトゥデイ、エコノミックタイムズ、ウォールストリートジャーナル、ロイター、ウィキペディア、ビジネスインサイダーなど)からのサポートリンクを最大5つ送信して、その事業者が注目に値することを示すことができます。これは、Metaによる知名度の判定に役立ちます。
- 運営国、親会社またはブランド(特に有名なブランドの場合)、主言語などのフィールドは、MetaがブランドとOBAの資格について理解を深めるのに役立ちます。
リクエストが審査されたら、アカウントにOBAが付与されたかどうかの通知が届きます。リクエストが却下された場合は、30日後に新しいリクエストを送信できます。
ビジネスの社員、テストアカウント、ビジネスアプリアカウントに公式ビジネスアカウントが付与されることはありません。現在のところ、公式ビジネスアカウントを利用できるのはWhatsApp Businessプラットフォームユーザーのみです。ビジネスアプリのアカウントは、ビジネス認証を受けないからです。
知名度について理解する
ビジネスが知名度を得るためには、よく検索される有名なブランドや団体を代表していなければなりません。これによってビジネスの真正性が証明されるわけではありません。
知名度は、オンラインのニュース記事などで大きなプレゼンスがあることを示します。知名度は、大きなオーディエンスを持つ配信ウェブサイトのニュース記事におけるアカウントのプレゼンスに基づいて評価されます。ビジネスリストやアプリリストを含め、有料または宣伝コンテンツは審査のソースとして考慮されません。
公式ビジネスアカウントは、電話番号または表示名レベルで発行されます。OBAステータスをリクエストしているビジネスアカウントの表示名の知名度を評価します —OBAステータスを受けた後で表示名が変更になった場合は、新しい表示名の知名度と表示名コンプライアンスについて再評価します。
さらに、WhatsApp Businessアカウントが以前OBAの承認を受けていたとしても、そのアカウントに関連付けられている(表示名が異なる)ほかの電話番号も承認されるとは限りません。WABAにメインの親ブランドとそのブランドに関連付けられている電話番号があり、それが知名度の要件を満たしている場合、子ブランドの表示名を次のように更新することをおすすめします: '{{サブブランド名}} by {{知名度のある名称}}'。
却下されたリクエスト
OBAリクエストが却下された場合、Facebookのチームが慎重にアカウントを審査した結果、残念ながらその時点ではアカウントがOBAステータスの資格にかなっていなかったということを意味します。現在のところ、この決定について異議を申し立てることはできません。
ビジネスは引き続きビジネスプレゼンスを拡大し、30日間経過後に、公式ビジネスアカウントリクエストを再度送信することができます。前述のように、ニュース記事の中でビジネスプレゼンスを構築するには時間がかかることがあります。
却下が決定されても、引き続きビジネスの詳細情報を共有することは可能です。各電話番号には、プロフィール写真、メールアドレス、ウェブサイト、ビジネスの説明を含む事業者のプロフィールもあります。これらのフィールドは、いつでも編集できます。WhatsAppで引き続き顧客とのつながり、顧客へのリーチを広げてください。
代理メッセージ
いずれかのソリューションパートナーと連携する事業者のために、2つの異なるWABAモデルがあります。
On-Behalf-Of (OBO)モデル
ソリューションパートナーは、WABAを作成、管理、所有し、それを使用してエンドクライアントビジネスの代理としてメッセージを送信します。この場合、エンドクライアントは、自分のビジネスマネージャで代理関係リクエストを受け入れなければなりません。
WABA共有モデル
エンドクライアントはWABAを作成し、ソリューションパートナーの埋め込み登録の実装を完了することでWABAをソリューションパートナーと共有します。このモデルでは、エンドクライアントビジネスがWABAを所有し、ソリューションパートナーにはWABAの電話番号、メッセージテンプレート、インサイトへのアクセスが許可されます。
ソリューションパートナーは、ダイレクトサポートに連絡してOBO関係をリセットできます。これによりダウンタイムが生じることにご注意ください。
制限
- 1つのWABAで、最大250のメッセージテンプレートを所持できます。
- Metaビジネスアカウントは、当初は登録済みビジネス電話番号2つに制限されていますが、この上限は20個まで引き上げることができます。登録数制限をご覧ください。
- Metaビジネスアカウントは、最初は20 WABAに制限されています。この制限の引き上げをリクエストするには、ダイレクトサポートに連絡し、[WABiz: アカウントと WABA] > [リクエストの種類] > [ビジネスの WABA制限の引き上げ]でチケットを開きます。
- WABAが所属できるのは1つのビジネスマネージャだけです。複数のビジネスマネージャが同じ1つのWABAを所持することはできません。
- WABAにクレジットラインが付与されると、WABAのタイムゾーンと通貨は編集できなくなります。WABAを1つのビジネスからほかのビジネスに移行することはできません。