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英語の最終更新: 9月10日

概要

ビジネス管理APIを使うと、WhatsApp Businessアカウントやメッセージテンプレートなど、WhatsApp関連のビジネスアセットを作成および管理することができます。このAPIはマーケティングAPI上に構築されており、そのエンドポイントの一部を利用するため、このドキュメントには該当するマーケティングAPIドキュメントへのリンクが含まれている場合があります。

要件

アクセストークン

プラットフォームでは以下のアクセストークンのタイプがサポートされています。使用するタイプは、アプリケーションの利用者によって、またソリューションプロバイダーであるかどうかによって異なります。

システムユーザーアクセストークン

システムユーザーアクセストークンは、あなた、あなたのビジネスや組織、またはあなたのビジネスや組織に属する人を表します。これらのトークンの主な利点は、期限切れになることがなく、ビジネス内でユーザーのインプットを必要としない自動化サービスを表示できることです。

システムユーザーアクセストークンは、ソリューションパートナーがオンボーディングされた顧客とクレジットラインを共有するために使用できる唯一のトークンタイプです。

システムユーザーアクセストークンを生成するには、まずシステムユーザーを作成する必要があります。ほとんどのエンドポイントは、トークンで特定されたユーザーがクエリ対象のリソースにアクセスできるかどうかをチェックします。ユーザーがリソースにアクセスできない場合、エラーコード200が返され、リクエストが却下されます。

システムユーザーは、社員または管理者のいずれかです。

社員システムユーザー

社員システムユーザーには、当該のMetaビジネスが所有しているまたは共有を受けている個々のWhatsApp Businessアカウントへのアクセス権を付与する必要があります。アプリがアクセスする必要があるのが所有しているWhatsApp Businessアカウントのみである場合は、社員システムユーザーのアクセス権で十分です。

作成したら、そのシステムユーザーがアクセスする必要があるWhatsApp Businessアカウントそれぞれに部分的または完全ビジネスアセットアクセス許可を付与する必要があります。

管理者システムユーザー

デフォルトでは、管理者システムユーザーは、あなたやあなたのビジネスが所有している、または共有を受けているすべてのWhatsApp Businessアカウントとそのアセットに対する完全なアクセス権を持ちます。

管理者システムユーザーは、あなたのビジネスと新たに共有されたWhatsApp Businessアカウントにアプリがアクセスする必要がある場合に便利です。社員システムユーザーを使用している場合は、共有を受けた各WhatsApp Businessアカウントに対するビジネスアセットアクセス許可を手動で付与する必要があります。

WhatsApp Businessアカウントごとに部分的なアクセス許可を付与することによって、管理者システムユーザーのデフォルトのビジネスアセットアクセス許可を上書きすることができます。アクセス許可を設定および上書きする方法については、ビジネスアセットアクセス許可をご覧ください。

システムユーザーの作成

システムユーザーを作成する手順は、次のとおりです。

  1. Meta Business Suiteにサインインします。
  2. 左上のドロップダウンメニューでビジネスアカウントを見つけ、設定(歯車)アイコンをクリックします。
  3. [ビジネス設定]をクリックします。
  4. [ユーザー] > [システムユーザー]の順に移動します。
  5. [追加]ボタンをクリックして、[管理者]または[社員]システムユーザーを作成します。

システムユーザーアクセストークンの生成

システムユーザーの作成後にシステムユーザーアクセストークンを生成する手順は、次のとおりです。

  1. Meta Business Suiteにサインインします。
  2. 左上のドロップダウンメニューでビジネスアカウントを見つけ、設定(歯車)アイコンをクリックします。
  3. [ビジネス設定]をクリックします。
  4. [ユーザー] > [システムユーザー]の順に移動します。
  5. システムユーザーのリストから該当するシステムユーザーを選択します。
  6. [新しいトークンを生成]ボタンをクリックします。
  7. トークンを使用するアプリを選択します。
  8. アプリが正しく機能しトークンを生成するために必要なすべてのグラフAPIアクセス許可を選択します。

ビジネス連携システムユーザーアクセストークン

ビジネス連携システムユーザーアクセストークンの対象範囲はオンボーディングされた個々の顧客であり、技術提供者やソリューションパートナーが、オンボーディングされた顧客のデータにアクセスする際に使用します。

これらは、顧客のWhatsAppビジネスアカウントでプログラムによる自動アクションを実行するアプリに便利なトークンです。アプリユーザーの入力に頼ることも、今後再認証が必要になることもありません。

ビジネス連携システムユーザーアクセストークンを生成するには、ビジネス向けFacebookログインで設定された埋め込み登録を実装し、顧客がフローを完了したときに返されるコードを交換する必要があります。

これらのトークンと生成方法について詳しくは、埋め込み登録のドキュメントとビジネス連携システムユーザーアクセストークンのドキュメントをご覧ください。

ユーザーアクセストークン

ユーザーアクセストークンはすべてのアプリ開発者が使用できるようサポートされています。しかし、このトークンは往々にして、初めてアプリダッシュボードを使って最初のテストメッセージを送信するときしか利用できません。ただし、アプリを開発中にシステムユーザーアクセストークン(技術提供者またはソリューションプロバイダーである場合、最終的にビジネスシステムユーザーアクセストークンに)切り替わります。ユーザーアクセストークンはすぐに期限切れになり、数時間ごとに新しいものを作成し続ける必要があるためです。

ユーザーアクセストークンを生成する方法はいくつかあります。

  • [アプリダッシュボード] > [WhatsApp] > [API設定]パネルにアクセスします。このパネルでは、アクセスするたびに必ず新しいユーザーアクセストークンが生成されます。パネルにアクセスすると開発者アカウントにサインインインされるため、トークンは自動的にそのユーザーを対象とします。
  • Facebookログインを実装します。

リクエストでのトークンの使用

APIリクエストを行うときは、Bearerで始まる認証リクエストヘッダーにトークンを含めてください。以下はその例です。

curl 'https://graph.facebook.com/v18.0/102290129340398/message_templates' \
-H 'Authorization: Bearer EAAJB...' \

ビジネスアセットアクセス許可

システムユーザーを作成したら、ビジネスアセットアクセス許可レベルを設定する必要があります。多くのエンドポイントでは、APIリクエストに含められたトークンのシステムユーザーに、クエリ対象のWhatsApp Businessアカウント(またはそのアセット)への部分的または完全なビジネスアセットアクセス許可が必要です。システムユーザーにこのアクセス許可がない場合、これらのエンドポイントはエラーコード200を返します。

WhatsApp Businessアカウントでのシステムユーザーのビジネスアセットアクセス許可を部分的アクセスに設定すると、WhatsApp Businessアカウントの特定のアセットまたはアクションへのアクセスをさらに制限できます。例えば、大規模なビジネスを所有していて、特定の部門にはWhatsApp Businessアカウントのテンプレートとビジネス電話番号のデータへの読み取りアクセスのみを許可したい場合は、その部門のシステムユーザーを作成し、そのデータの閲覧専用アクセスを設定することができます。

WhatsApp Businessアカウントでビジネスアセットアクセス許可を設定するには、次のようにします。

  1. Meta Business Suiteにサインインします。
  2. 左上のドロップダウンメニューでビジネスアカウントを見つけ、設定(歯車)アイコンをクリックします。
  3. [アカウント] > [WhatsAppアカウント]の順に移動します。
  4. 適切なWhatsApp Businessアカウントを選択します。
  5. [WhatsAppアカウントアクセス]タブを選択します。
  6. [+人を追加]ボタンをクリックします。
  7. 適切なシステムユーザーを選択し、WhatsApp Businessアカウントに対する適切なアクセスレベルを割り当てます。

エンドポイントのテスト

エンドポイントのテストには、PostmanコレクションかcURLを使うことをおすすめします。グラフAPIエクスプローラツールも使えますが、トークンがクエリ文字列パラメーターとして渡されるため、利用はおすすめしません(代わりに、リクエストヘッダーでトークンを渡してください)。

ビジネスに関する情報を入手する

ビジネスに関する情報を入手するには、GETリクエストをWhatsAppBusinessAccountエンドポイントに送信します。ここで、<WHATSAPP_BUSINESS_ACCOUNT_ID>は、お持ちのWhatsApp BusinessアカウントIDにします。

リクエストの例

curl -i -X GET 'https://graph.facebook.com/v21.0/<WHATSAPP_BUSINESS_ACCOUNT_ID>' \
  -H 'Authorization: Bearer <ACCESS_TOKEN>'

応答の例

{
  "id": "<WHATSAPP_BUSINESS_ACCOUNT_ID>",
  "name": "Your WhatsApp Business Account Name",
  "timezone_id": "1",
  "message_template_namespace": "05155c78_261e_4b2f_82b3_d7958d4cf75f"
}

ビジネスの特定の情報(名称、メッセージテンプレート、電話番号など)を入手するには、GETリクエストをWhatsAppBusinessAccountエンドポイントに送ります。ここで、<WHATSAPP_BUSINESS_ACCOUNT_ID>にはお持ちのWhatsApp BusinessアカウントIDを、fieldsパラメーターには戻り値を希望する項目のリストを設定します。

リクエストの例

curl -i -X GET 'https://graph.facebook.com/v21.0/<WHATSAPP_BUSINESS_ACCOUNT_ID>?fields=id,name,message_templates,phone_numbers' \
  -H 'Authorization: Bearer <ACCESS_TOKEN>'

応答の例

{
  "id": "<WHATSAPP_BUSINESS_ACCOUNT_ID>",
  "name": "Your WhatsApp Business Account Name",
  "message_templates": {
    "data": [
      {
        "name": "hello_world",
        "components": [
          {
            "type": "HEADER",
            "format": "TEXT",
            "text": "Hello World"
          },
          {
            "type": "BODY",
            "text": "Welcome and congratulations!! This message demonstrates your ability to send a message notification from WhatsApp Business Platform. Thank you for taking the time to test with us."
          },
          {
            "type": "FOOTER",
            "text": "WhatsApp Business Team"
          }
        ],
        "language": "en_US",
        "status": "APPROVED",
        "category": "ACCOUNT_UPDATE",
        "id": "307191531401674"
      },
      {
        "name": "sample_flight_confirmation",
        "components": [
          {
            "type": "HEADER",
            "format": "DOCUMENT"
          },
          {
            "type": "BODY",
            "text": "Confirmamos tu vuelo a {{1}}-{{2}} para el {{3}}."
          },
          {
            "type": "FOOTER",
            "text": "Este mensaje proviene de un negocio no verificado."
          }
        ],
        "language": "es",
        "status": "APPROVED",
        "category": "TICKET_UPDATE",
      },
      ...
    

レート制限

アプリからWhatsApp Business管理APIに対してなされるリクエストは、アプリのカウントに含まれます。アプリの呼び出しカウントは、1時間のローリング枠で可能な呼び出しの数です。次のWhatsApp Business管理APIでは、デフォルトで、1アプリあたり、WhatsApp Businessアカウント(WABA)ごとに1時間あたり200回の呼び出しを実施できます。少なくとも1つの電話番号が登録されているアクティブなWABAの場合、1アプリあたり、アクティブなWABAごとに1時間あたり5000件の呼び出しが可能です。
呼び出しのタイプ エンドポイント

GET

/{whatsapp-business-account-id}

GETPOSTDELETE

/{whatsapp-business-account-id}/assigned_users

GET

/{whatsapp-business-account-id}/phone_numbers

GETPOSTDELETE

/{whatsapp-business-account-id}/message_templates

GETPOSTDELETE

/{whatsapp-business-account-id}/subscribed_apps

GET

/{whatsapp-business-account-to-number-current-status-id}

以下の融資限度額APIの場合、1アプリ当たり、1時間に5000回の呼び出しが可能です。
呼び出しのタイプ エンドポイント

GET

/{business-id}/extendedcredits

POST

/{extended-credit-id}/whatsapp_credit_sharing_and_attach

GETDELETE

/{allocation-config-id}

GET

/{extended-credit-id}/owning_credit_allocation_configs

レート制限に達することがないようにするため、Webhooksを使うことによって、メッセージテンプレート、電話番号、WABAのステータスの更新を常に把握しておくことをおすすめします。

現在のレート使用率を知る方法について詳しくは、ヘッダーをご覧湯ください。

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