ベストプラクティス

下記のベストプラクティスは、広告アカウントまたはページを管理するFacebookマーケティングパートナーまたは広告主を対象にしています。アセットの取り扱い方法は役割と所有権に応じて異なります。以下にどのようなアプローチが取れるのかリストします。

2層ビジネスマネージャソリューション

2層ビジネスマネージャソリューションは、ビジネスマネージャで子ビジネスを作成および管理するための拡張可能なソリューションです。次のことが可能です:

  • 親ビジネスマネージャの下に数百から数千の小規模なビジネスマネージャ(子ビジネスマネージャ)を作成したり、削除したりする。
  • 小規模なビジネスのプレゼンスを作成する。
  • ユーザー向けのアセットを作成する。
  • 自身のウェブサイトまたはプラットフォームでエンドユーザーにFacebook広告を提供する。

広告とページを管理する

マーケティングパートナーが広告アカウントとページを所有する。

マーケティングパートナーが広告アカウントを所有する。カスタマーがページを所有する。

広告主が広告アカウントとページを所有する。

広告アカウントがない。

マーケティングパートナーがページを所有する。

カスタマーがページを所有する。


カスタマーがマーケティングパートナーにログインする

カスタマーがアセットを所有し、マーケティングパートナーのアプリに直接ログインします。マーケティングパートナーのアプリはユーザーのトークンを使用します。

  • ユーザーのトークンを使用するアプリがアクションを取るのに、コードを変更する必要はありません。カスタマーがサインインすると、アプリがトークンを取得します。そのトークンにより、アプリはユーザーのアセットにこれまでと同様にアクセスできます。
  • これまでと同様に、長期トークンをこのユーザーに対してリクエストし、そのユーザーに代わり短期の無人アクションを処理させることができます。
  • カスタマーは、実際のユーザーに複数の広告アカウントとページを関連付ける傾向があります。したがって、アプリでは、マーケティングパートナーのプラットフォームで使用する広告アカウントとページをカスタマーが選択できるようにすることをおすすめします。

マーケティングパートナーの社員がアセットを管理する

マーケティングパートナーがアセットを所有し、社員を通してアセットを管理します。

  • 社員をマーケティングパートナーのBMに追加し、必要なアセットに対する役割を各社員に割り当てます。この方法については、Facebookの多くの代理店関連の資料で説明しています。
  • マーケティングパートナーは、場合によっては、自身が所有する広告アカウントまたはページを運用するために、コールセンターのような大規模な社員の組織を擁する必要があります。
  • 可能であれば、すべての社員をBMに追加することをおすすめします。
  • 社員数が多くなりすぎた場合、マーケティングパートナーは社員が直接認証を行う方法を採用し、システムユーザー(シナリオC)を使用してアクションを自動化することができます。そのためには、マーケティングパートナーは自社システムでそれらの社員を正しいアセットにマッピングする必要があります。システムユーザーは自動化のサポートのみを目的としており、1対1のマッピングはサポートしていません。そのため、Facebookは、各ビジネスマネージャが作成できるシステムユーザーの数を制限しています。1対1のマッピングを行うには、ユーザーを社員として直接BMに追加してください。この「独立型認証」のスタイルは、その認証を使用するすべての人がマーケティングパートナーの社員である場合にのみ許可されます。エンドカスタマーとやり取りするあらゆるものは、カスタマーのFacebook認証情報を使用して認証を行うか、カスタマーにマーケティングパートナーのBMを認可してもらう必要があります。

マーケティングパートナーがカスタマーのパスワードを保管する

マーケティングパートナーがカスタマーのパスワードを保存または保管することにより、カスタマーの広告アカウントを管理します。

  • このモデルは承認されていません。カスタマーはエンドカスタマーのパスワードを保管しないことになっています。

マーケティングパートナーがカスタマーのトラブルシューティングをサポートする

カスタマーは自身の広告アカウントとアセットを所有しますが、マーケティングパートナーの社員はトラブルシューティングを行うためにカスタマーの広告へのアクセス権を必要とします。

  • カスタマーのページまたは広告アカウントのマーケティングパートナーのビジネスマネージャを正しいアクセスレベルで認可するようカスタマーに依頼してください。
  • そうすれば、マーケティングパートナーのビジネスマネージャ内で、カスタマーがマーケティングパートナーのビジネスに付与した最大限のアクセスレベルが社員に付与されます。
  • サポート組織が存在する場合は、1つ以上のビジネスマネージャを設定し、そこに適切なスタッフを含めることで、社員間の望ましい分離レベルを実現できます。
  • タスクが完了したら、マーケティングパートナーは自身のビジネスマネージャから広告アカウントまたはページを削除して、責任を軽減できます。または、カスタマーがアクセス権を取り消すこともできます。

マーケティングパートナーが広告アカウントを所有し、カスタマーがページを所有する

マーケティングパートナーがカスタマーの広告アカウントを所有し、カスタマーが自身のページを所有します。

  • わずかなページのみを所有するカスタマーは、自身のビジネスマネージャを作成する必要はありません。
  • マーケティングパートナーのビジネスマネージャには、カスタマーのページに対するアクセス権が必要です。マーケティングパートナーのユーザーがページの管理者である場合、そのアクセス権は直ちに付与されます。それ以外の場合は、ページの管理者がアクセス権を付与する必要があります。
  • マーケティングパートナーのBMがページにアクセスできるようになると、BMのユーザーにページへのアクセス権を割り当てて、そのページの広告を作成できるようになります。

広告アカウントとページを編成する方法

マーケティングパートナーは複数の広告アカウントとカスタマーページを所有し、どのアセットがどのカスタマー向けかをマッピングしようとしています。

  • マーケティングパートナーは、すべての広告アカウントとページをマーケティングパートナーのBMが所有またはアクセスするように設定しています。BMは複数のプロジェクトを作成できます。カスタマーごとに1つのプロジェクトがあり、カスタマーの広告アカウントとページはそのプロジェクトに含まれます。マーケティングパートナーのユーザーは、間違った広告アカウントで広告を作成しないように、プロジェクトのコンテキストに沿って広告を作成します。

個人用アカウントによるログインを使用したくない

マーケティングパートナーまたはカスタマーの社員は、個人用のFacebookログインアカウントを使用してビジネスマネージャにアクセスすることを望んでいません。

  • マーケティングパートナーまたはカスタマーの社員は、個人用ログインアカウントを使用してFacebookにログインし、各自のユーザーアクセストークンを使用して広告アカウントまたはページにアクセスすることが推奨されます。このアプローチにより、作業のアカウンタビリティが向上します。
  • マーケティングパートナーまたはカスタマーが偽のFacebookユーザーアカウントを作成し、そのユーザーアカウントでログインすることを複数の社員に許可した場合、Facebookはそのユーザーをスパムユーザーとして特定し、一時停止する場合があります。

広告なしでシステムユーザーを使用する

マーケティングパートナーのアプリに広告管理アクセス権がありませんが、BMシステムユーザーを使用してページAPIを呼び出す必要があります。

  • ビジネスマネージャのシステムユーザーは、広告管理アプリで作成できます。広告アクセス権を持たないユーザー(ページマーケティングパートナーなど)がマーケティングパートナーを許可リストに追加するには、Facebookからのサポートが必要です。パートナーマネージャと協力して、これを行ってください。
  • 必要なシステムユーザーが作成されたら、ページのみのアクセストークンを生成し、それを使用してページAPIを呼び出すことができます。