自動車モデル広告

自動車モデル広告を設定するには、Facebookカタログが必要です。カタログは商品に関する情報のコンテナであり、ここにインベントリーをアップロードできます。カタログは、Metaが提供するアプリでさまざまな方法で使うことができます。インベントリーの各商品が、キャンペーンで宣伝する固有の自動車オファーを表すものとなります。

Metaの自動車モデル広告では、消費者がクロスデバイスで示したインテントシグナルを利用し、関連性の高い自動車のモデルやオファーを自動的に選び出して、FacebookやInstagramで宣伝します。自動車のモデルとオファーのカタログは、オファー、それに対応する自動車、そのオファーが有効な市場/地域に関する情報で構成されます。

カタログを作成・管理するには、コマースマネージャを使います。高品質カタログの作成の詳細をご確認ください。

開始する前に

カタログを設定する前に、以下のガイドラインに従うことをおすすめします。

  • 異なるビジネスの複数のカタログを管理したり、自分のカタログへのアクセス権を広告会社に付与したりするには、ビジネスマネージャを設定する必要があります。

アプリの一部としてコマースマネージャを使っている場合、セキュリティ関連のいくつかの変更の対象となっている可能性があります。2018年1月30日の変更速報、カタログのアクセス許可をご覧ください。

自動車モデル広告を設定するための推奨手順は、以下のとおりです。

ステップ1: 自動車のモデルとオファーのカタログを設定する

フィードファイルを作成する

カタログを作成するには、Metaにデータフィードを接続するか、データをアップロードします。データには、宣伝する自動車の必須フィールドがすべて含まれている必要があります。自動車モデル広告に必要な商品フィードは1つだけです。リファレンス - 自動車モデル広告 - サポートされるフィールドをご確認ください。

フィードのフォーマットが推奨ガイドラインに従っているかどうか確認することをおすすめします。リファレンス - 自動車モデル広告 — サポートされているフォーマットをご覧ください。

ダウンロード可能なサンプルファイル

CSVサンプルフィードをダウンロード
Excelサンプルフィードをダウンロード
XMLサンプルフィードをダウンロード

ディープリンク

App Linksの仕様に従って、データフィード内にディープリンクを提供してください。データフィード内のディープリンク情報は、MetaがウェブクローラーでApp Linksメタデータを使って収集する情報よりも優先されます。

App Linksからのディープリンク情報がすでにある場合、このデータを指定する必要はありません。Metaは、App Linksからの情報を使って正しいディープリンクを表示します。広告にディープリンクを表示するには、Advantage+ カタログ広告、広告テンプレートをご覧ください。商品ディープリンクについて詳しくは、こちらをご覧ください。

カタログを作成する

フィードファイルの準備ができたら、カタログを作成します。

ステップ2: アップロードをスケジュールする

更新されたファイルを手動でアップロードするのではなく、フィードの日時指定アップロードを使って、最新のオファーフィードをMetaに自動的にアップロードすることを強くおすすめします。

product_feedのエッジに対してPOSTリクエストを、以下のパスから発行することができます: /{product_catalog_id}/product_feeds

フィードにスケジュールを追加するには、POSTエンドポイントにscheduleパラメーターを指定することができます。

- 日時指定アップロードを設定する

curl -X POST \
  -F 'name=Offer Feed' \
  -F 'schedule={"interval":"DAILY","url":"http://www.example.com/offer_feed.tsv","hour":"22"}' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/<CATALOG_ID>/product_feeds

— オファーフィードを作成する

curl \
  -F 'name= offer feed' \
  -F 'access_token=<access_token>' \
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/<catalog_id>/product_feeds

— ローカルオファーフィードファイルをアップロードする

curl \
  -F "file=@offer_feed.csv;type=text/csv" \
  -F "access_token=<access_token>" \
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/<offer_feed_id>/uploads

ステップ3: 商品セットを作成する

フィードのアップロードが完了したら、任意で、オファーをさらにフィルタリングするための商品セットを作成できます。商品セットとは、キャンペーン設定時のキャンペーン戦略に基づいて宣伝する対象をきめ細かく指定したアイテムのセットです。

— リースオファーのみを含む商品セットを作成する

curl \
 -F 'name=lease offer set' \
 -F 'filter={"offer_type":{"eq":"lease"}}' \
 -F 'access_token=<ACCESS TOKEN>' \
 https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/<CATALOG_ID>/product_sets

商品セットは、コマースマネージャUIから作成するか、APIを使って作成できます。商品カタログ商品セットについて詳しくはこちらをご覧ください。

ステップ4: Metaピクセルをインストールする

Metaピクセルは、ウェブサイト上でのビジターのアクティビティをトラッキングするための、JavaScriptコードのスニペットです。ビジターがウェブサイトでアクションを実行すると、そのアクションに対してピクセルイベントが起動します。ピクセルイベントは、ビジターのブラウザーからMetaのサーバーに送信される非常に軽量のhttp(s)リクエストです。これが送信される際に、ビジターが表示するページのURL、商品ID、商品の価格など、そのイベントについての付加的な情報も共に送信されます。したがって、トラッキングを有効にするには、ウェブサイトのテンプレートに対して、特定のページにJavaScriptコードを挿入するように変更を加える必要があります。

自動車モデル広告では、ピクセルのコードを正しく設定することが重要です。Metaの機械学習アルゴリズムは、ピクセルコードから収集されるウェブサイト内のビジターと商品のインタラクションデータに依存しているからです。こうしたデータがないと、Advantage+ カタログ広告で、コンバージョンに至る可能性が高い潜在顧客に適切な商品をおすすめすることができません。

ピクセルで使う標準イベント

Metaピクセルを設定するには、定義済みの標準イベントと、オファーに特定のシグナルを送信するパラメーターを使います。

自動車モデル広告の標準ピクセルイベント


名前説明

event_name

型: 文字列

必須

アイテムレベルでオーディエンスからインテントをキャプチャし、それを区分するための事前定義済みイベント名。自動車オファー広告で利用できるのは、ViewContentSearchAddToWishlistLeadの4つの標準ピクセルイベントだけです。


これらの標準イベントを配置する目的:

  • ViewContent: VDPと自動車のオファー/インセンティブページビューをトラッキングする。
  • Search: 自動車オファーの検索と検索結果ページ。
  • AddToWishlist: 利用者がウェブサイトのオファーを保存したり、オファーに「いいね!」したり、特別な関心を示したりした場合。
  • Lead: ファネル下方のアクションまたはハードリード(連絡先情報が送信されたリード)をトラッキングする。

標準イベント以外に、必要に応じてカスタムピクセルイベントを定義することができます。

標準ピクセルイベントで返す必須パラメーターと推奨パラメーター


名前説明

content_type

型: 文字列

必須

広告対象の商品の種類を指定するパラメーター。

例: vehicle_offer

content_ids

型: 文字列の配列

ViewContentAddtoWishListLeadの場合は必須Searchの場合は推奨

これらのIDは、オファーフィード内のvehicle_offer_idと一致していることが必要です。

ViewContentイベントの場合は、提示されたオファーのIDを送信してください。Searchイベントの場合は、検索結果の配列を送信できます。

例: ['123', '456'], "12345", '['1234', '4567', '5678']'

dma_code

型: 文字列の配列

推奨

ユーザーにオファーで表示される Designated Market Area (DMA) コード。

例: 502

make

型: 文字列の配列

推奨

自動車のメーカーまたはブランド。

例: Endomoto

model

型: 文字列

推奨

車両モデル。

例: EndoHatch

year

型: 整数

推奨

自動車の年式(yyyyの形式)。

例: 2015

body_style

型: 列挙

推奨

自動車のボディタイプ(CONVERTIBLECOUPEHATCHBACKMINIVANTRUCKSUVSEDANVANWAGONCROSSOVEROTHER)。

例: SEDAN

trim

型: 文字列

推奨

最大文字数: 50

自動車の装備。

例: GE

price

型: 文字列

推奨

自動車の価格と通貨。価格の形式は、金額の後にスペースを1つ空けてISO通貨コードを指定します。

例: 13,999 USD

transmission

型: 列挙

推奨

車両のトランスミッション: AUTOMATICMANUALOTHERNONE

例: AUTOMATIC

fuel_type

型: 列挙

推奨

車両の燃料タイプ: DIESELELECTRICFLEXGASOLINEHYBRIDPETROLPLUGIN_HYBRIDOTHERNONE

例: ELECTRIC

drivetrain

型: 列挙

推奨

車両の駆動形式: 4X24X4AWDFWDRWDOTHERNONE

例: AWD

preferred_price_range

型: 整数の配列

推奨

車両の価格帯設定。最小/最大、小数点以下2桁まで。

例: [10000, 20000]

Metaピクセルについて詳しくはこちらをご覧ください。

コンテンツタイプ

  • content_type = vehicle_offer必須。オンサイトアクションと広告のオファーを対応させるために使います。これにより、Metaはパフォーマンスを測定してキャンペーンをさらに最適化することができます。

  • content_ids = オファーフィードに基づく自動車のIDの配列 — すべてのイベントについて任意(ただし、使用することを強くおすすめします)Searchイベントの場合は任意。このフィールドは、Metaによる広告の詳細な測定と最適化に役立ちます。

既存のピクセルがある場合は、ピクセルコードにcontent_typevehicle_offerを付加し、以下のパラメーターを追加することができます。

イベント名必須パラメーター推奨パラメーター

Search

オファー検索時には推奨。

content_type

content_ids

  • make
  • model
  • year
  • price (例: 1234.99)
  • currency (例: USD)
  • postal_code
  • market_ids
  • transmission
  • fuel_type
  • drivetrain
  • preferred_price_range

ViewContent

自動車オファーの閲覧時には推奨。

content_type

content_ids

content_ids

  • make
  • model
  • year
  • price (例: 1234.99)
  • currency (例: USD)
  • postal_code
  • market_ids
  • transmission
  • fuel_type
  • drivetrain
  • preferred_price_range

AddToWishlist

オファーの保存、「いいね!」、評価の場合には推奨。

content_type

content_ids

content_ids

  • make
  • model
  • year
  • price (例: 1234.99)
  • currency (例: USD)
  • postal_code
  • market_ids
  • transmission
  • fuel_type
  • drivetrain
  • preferred_price_range

Lead

登録を完了してリードフォームを送信する場合には推奨。

content_type

content_ids

content_ids

  • make
  • model
  • year
  • price (例: 1234.99)
  • currency (例: USD)
  • postal_code
  • market_ids
  • transmission
  • fuel_type
  • drivetrain
  • preferred_price_range
<!-- vehicle offer id information not available-->
 
<!-- Meta Pixel Code -->
<script>
!function(f,b,e,v,n,t,s){if(f.fbq)return;n=f.fbq=function(){n.callMethod?
n.callMethod.apply(n,arguments):n.queue.push(arguments)};if(!f._fbq)f._fbq=n;
n.push=n;n.loaded=!0;n.version='2.0';n.queue=[];t=b.createElement(e);t.async=!0;
t.src=v;s=b.getElementsByTagName(e)[0];s.parentNode.insertBefore(t,s)}(window,
document,'script','https://connect.facebook.net/en_US/fbevents.js');
 
fbq('init', '<FB_PIXEL_ID>'); // pixel id
fbq('track', "PageView");
fbq('track', 'ViewContent', {
                content_type: 'vehicle_offer',
                offer_types: ['lease', 'finance', 'cash'],
                make: 'Endomoto',
                model: 'EndoHatch'
                year: '2017',
                trim: 'GE'
});
 
</script>
<!-- End Meta Pixel Code -->

ステップ5: オーディエンスを構築する

オファーに興味がある人のオーディエンスを構築するには、Metaピクセルを設定する必要があります。Metaピクセルのインストールもご覧ください。ピクセルは、ビジネスユースケースに関連するアクションをトラッキングするすべてのウェブページ上で有効になっていなければなりません。これは、Metaがキャンペーンを最適化して適切なオーディエンスを見つけるのに役立ちます。

例:

  • オファー詳細ページビュー用に最適化するには、そのページにピクセルを配置し、ViewContentピクセルイベントを設定します。
  • リード送信用に最適化するには、投稿送信ページにピクセルを配置し、Leadピクセルイベントを設定します。標準イベントについて詳しくはこちらをご覧ください。

最適化対象ページだけでなく、関連するすべてのページ上にピクセルを設定するようにしてください。

重要: 商品オーディエンスを作成するには、カタログ内でのマッチングが必要になるため、各ピクセルイベントと共に必須パラメーターを送信する必要があります。

ピクセルまたはアプリをカタログにリンクする

— APIの使用

curl \
  -F 'external_event_sources=["<PIXEL_ID>","<APP_ID>"]' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/external_event_sources

— UIの使用

  1. [ビジネスマネージャ][ビジネス設定]に移動します。
  2. 左側の区画で[データソース][カタログ]を選択します。
  3. カタログを検索して選択してから、[ソースをリンク]をクリックして、ピクセルとアプリをカタログに関連付けます。

イベントソースグループを作成する

イベントソースグループを利用すると、広告主と開発者は複数のコンバージョンデータソースを単一のオブジェクトにマッピングして、測定、分析、ターゲット設定、最適化に使うことができます。

APIの使用

curl \
  -F 'name=name of your event group' \
  -F 'event_sources=["<PIXEL_ID>", "<APP_ID>"]' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/<BUSINESS_ID>/event_source_groups

UIの使用

  1. [ビジネスマネージャ][ビジネス設定]に移動します。
  2. 左側の区画で[データソース][イベントソースグループ]を選択します。
  3. [追加]をクリックして、新しいイベントソースグループを作成します。

自動車オファーのオーディエンスを作成する

curl \
  -F 'name=Viewed in Last 30 days' \
  -F 'subtype=CLAIM' \
  -F 'claim_objective=VEHICLE_OFFER' \
  -F 'content_type=vehicle_offer' \
  -F 'event_source_group=<EVENT_SOURCE_GROUP_ID>' \
  -F 'inclusions=[
  {        
      "event": "ViewContent",
      "retention": {"min_seconds":0,"max_seconds":2592000}
  },
  {
      "event": "Search",
      "retention": {"min_seconds":0,"max_seconds":2592000}
  },
  {
      "event": "AddToWishlist",
      "retention": {"min_seconds":0,"max_seconds":2592000}
  }
  ]' \
  -F 'exclusions=[{
      "event":"Lead",
      "retention": {"min_seconds":0,"max_seconds":2592000}
  }]' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/act_<AD_ACCOUNT_ID>/customaudiences

— 特定の自動車セットに属する自動車ページにアクセスしたオーディエンスをキャプチャする

curl \
  -F 'name=Viewed vechicles in vehicle set in Last 30 days' \
  -F 'subtype=CLAIM' \
  -F 'claim_objective=VEHICLE_OFFER' \
  -F 'content_type=vehicle_offer' \
  -F 'event_source_group=<EVENT_SOURCE_GROUP_ID>' \
  -F 'rule={"vehicle_set_id":{"eq":"<VEHICLE_SET_ID>"}}' \
  -F 'inclusions=[
  {        
      "event": "ViewContent",
      "retention": {"min_seconds":0,"max_seconds":2592000}
  },
  {
      "event": "Search",
      "retention": {"min_seconds":0,"max_seconds":2592000}
  },
  {
      "event": "AddToWishlist",
      "retention": {"min_seconds":0,"max_seconds":2592000}
  }
  ]' \
  -F 'exclusions=[{
      "event":"Lead",
      "retention": {"min_seconds":0,"max_seconds":2592000}
  }]' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/act_<AD_ACCOUNT_ID>/customaudiences

ステップ6: 自動車フィードをデバッグする(任意)

商品フィードデバッグツールを使うと、商品フィードに貼り付けて、フィードのエラーや警告を検証できます。

自動車用フィードをデバッグするには、カタログ選択のドロップダウンメニューで、[自動車]を選択します。

これは、自動車広告を統合する初期の段階で、現在の既存のフィードをMetaでサポートされているかどうかを確認するのに役立ちます。