最新のFacebook SDKの新機能とは?

Facebook SDKを統合すると、特定のアプリイベントは、アプリイベントの自動記録を無効にしない限り、イベントマネージャのために自動的に記録、収集されます。これは、アプリコードで変更できます。また、アプリダッシュボードかイベントマネージャの[アプリイベント]の下のトグルで切り替えることもできます。AutoLogAppEventsEnabledのフラグとトグルとの間で値が競合している場合、「Facebook SDKの自動イベント記録」のトグル値が優先されることに注意してください。収集される情報やアプリイベントの自動記録を無効にする方法については、アプリイベントの自動記録をご覧ください。

  • コードレスアプリイベント - 利用者によるアプリの使用状況を把握し、広告キャンペーンをより効果的に実行します。コーディングは不要です。
  • Android向けアプリ内購入検証 - Google Playによるすべてのアプリ内購入をリアルタイムで検証します。
  • AndroidおよびiOS向けアプリ内購入 - Facebook SDK v4.39では、アプリ内購入イベントのログ記録が自動的に有効になります。AndroidアプリまたはiOSアプリのログ記録を無効にする方法については、Metaのドキュメントをご覧ください。

新しいプライバシー設定機能

  • AndroidまたはiOS用イベント自動ログ記録を延期 - 利用者の同意が得られるまで、アプリのインストールやアプリの起動などのアプリイベントのログ記録を中止します。
  • AndroidまたはiOS用のSDK初期化を延期 - 利用者の同意が得られるまで、ネットワークリクエストをすべてブロックします。
  • iOS 14用広告主トラッキングが有効 - iOS 14のポリシー義務を遵守するため、FB SDKを使用するにはユーザー同意フラグを設定する必要があります。

アップグレード方法

Android

  • アプリがMavenで動的バージョン管理を使ってFacebook SDKに統合されている場合は、プロジェクトを再ビルドするだけでアップグレードできます。SDKをアップグレードするには、アプリをクリーンに再構築する必要があります。Gradleによりすべての依存関係が解決され、アプリの最新のSDKがダウンロードされます。

  • アプリがMavenで動的バージョン管理を使用せずにFacebook SDKに統合されている場合には、次のコードによりbuild.gradleファイルを変更して直ちにアップグレードし、プロジェクトを再構築します。
    implementation 'com.facebook.android:facebook-android-sdk:[8,9)'
  • アプリが手動でSDKに統合されている場合には、スタートガイドの手順に従って、Mavenおよび動的バージョン管理に移行してください。

iOS

  • アプリがCocoaPodsを使用してFacebook SDKに統合されている場合には、Podfileに次のコードを追加します。
    pod 'FacebookSDK'
    pod 'FacebookSDK/LoginKit'
    pod 'FacebookSDK/ShareKit'
    pod 'FacebookSDK/PlacesKit'
    
    pod 'FBSDKMessengerShareKit'

    その後、pod updateを実行します。

  • アプリが手動でFacebook SDKに統合されている場合には、スタートガイドの手順に従い、CocoaPodsに移行してください。