最終更新日: 2023年8月7日
Metaは、常に規制上の要件を満たすよう取り組んでいます。ビジネスと利用者にとっての透明性を実現し、EUの規制に対応するための取り組みの一環として、今後Metaでは広告主に対し、EUや関連地域、またはグローバルをターゲットとするFacebookとInstagramの広告すべてについて、広告収益の受け取り手(受益者)および広告料の支払い手(スポンサー)を指定するよう求めます。
マーケティングAPIを使用してFacebookやInstagramの広告を作成し公開している開発者は、5月16日以降、FacebookやInstagramの広告のターゲット設定でEUや関連地域、またはグローバルを指定している広告について、受益者とスポンサーの情報を入力できるようになります(対象の地域については、こちらを参照してください)。8月16日以降、すべての広告作成サーフェスでこの情報の入力が必須になります。2023年8月17日より、2023年6月22日以降に作成されたすべてのアクティブな広告について、広告の詳細と追加情報を表示します。それには、EUまたは関連地域にインプレッションを配信する広告の、受益者とスポンサーの情報が含まれます(詳細はこちら)。
マーケティングAPIの変更点: EUや関連地域をターゲットとする広告の作成、コピー、編集を行うための、dsa_payorとdsa_beneficiaryという2つの新しいフィールドが加わります。
便宜を図るため、広告アカウントレベルで受益者とスポンサーの情報を保存する機能(「デフォルトの受益者とスポンサーの機能」)も提供しています。デフォルトの受益者とスポンサーを広告アカウントレベルで設定すると、受益者とスポンサーの情報にデフォルトの値が自動的に入力されるようになるため、広告セットごとに受益者とスポンサーの情報を入力する必要はありません。広告主はいつでも、広告セットレベルでリクエストによってこの値を上書きでき、広告アカウントレベルでデフォルト値を変更/解除することもできます。
さらに、広告アカウントの最近のアクティビティに基づいて受益者/スポンサーである可能性が高いと判断された文字列の一覧を出力する新しいAPIも提供しています。
DSA施行の影響を受けるエンドポイント:
POST /act_<ad_account_id>/adsets
POST /<ad_account_id>/ads
POST /<ad_id>
POST /<ad_set_id>
POST /{ad_id}/copies
POST /{campaign_id}/copies
POST /{ad_set_id}/copies
DSA保存機能の影響を受けるエンドポイント:
POST /act_<ad_account_id>
GET /act_<ad_account_id>
詳細情報とすべての変更点については、開発者ドキュメントを参照してください。
ターゲットとなるEU広告オブジェクトに関する注意:
マネージドパートナー広告(MPA) APIを利用するMarketplace:
MPA販売者作成APIの変更は、すでに2023年5月30日に適用されています。MPA開発者には、これに関連する別個の通知がすでに送られています。
MPA APIの変更点: EUや関連地域をターゲットとするMPAキャンペーンの作成、コピー、編集を行うための、dsa_payorとdsa_beneficiaryという2つの新しいフィールドも加わります。
影響を受けるエンドポイント:
POST /act_<accound_id>/managed_partner_ads
POST /act_<accound_id>/managed_partner_ads
詳細情報とすべての変更点については、マネージドパートナー広告APIの開発者ドキュメントを参照してください。