テンプレートカテゴリ

テンプレートカテゴリのガイドライン

Metaのテンプレートカテゴリのガイドラインは、Metaのプラットフォームのメッセージテンプレートのカテゴリの定義の仕方を示しています。詳しくは、テンプレートカテゴリのガイドラインに関する最新情報のPDFをご覧ください。

カテゴリごとに、メッセージの目的、ビジネスゴール、サンプルテンプレートを概説します。

マーケティングテンプレート

マーケティングテンプレートは、柔軟性の高いテンプレートです。認知度の向上から販売促進に至るまで、ビジネスがさまざまな目標を達成できるようにします。

メッセージの目的ビジネスゴールサンプルテンプレート

認知

WhatsAppであなたのビジネスからのメッセージの受信をサブスクリプション登録している顧客の間で、あなたのビジネス、製品、サービスについての認知度を高める。

  • 「ご存知でしたか?より良いネットワークエクスペリエンスを楽しんでいただけるよう、あなたのお住まいの地域に新しい基地局塔を設置しました。詳しくは、当社のサイト{{1}}をご覧ください。」
  • 「いよいよDiwaliの登場です!10月24日に開催される{{1}}に、友人やご家族と一緒にご参加ください。このイベントについて詳しくは、{{2}}をクリックしてください。」
  • 「この秋の旅行先はお決まりですか?{{1}}に当社の新しいリゾート施設がオープンしました。リラックスしてくつろぐのに理想的な場所となっています。詳しくは、こちら: {{2}}」

セール

セールイベント、クーポン、その他販売促進のためのコンテンツに関連する一般的なプロモーションオファーを顧客に送信する。

  • 「今回のご購入への感謝として、次回ご注文分は15%オフになります。チェックアウト時にコード「LOYAL15」をご使用ください。当社のサイト{{1}}をご覧ください。」
  • 「ご紹介を承りました!お二人とも、次回のご注文時にコード「FRIEND」を使用すると、$10値引きいたします。」
  • 「プレミアムキャビンにアップグレードすると、足元に余裕のある座席や優先搭乗など、さらに多くの特典をお楽しみいただけます。アップグレードするには{{1}}をクリックするか、アプリにログインしてください。」
  • 「お客様は当社クレジットカードの事前承認を受けています!入会特典として{{1}}をご利用いただけます。こちらのパーソナライズされたリンクからお申し込みください: {{2}}。」
  • 「どうぞお忘れなく!本日限り、お買い上げ時のポイントが2倍になります。最寄りの店舗で、チェックアウト時に電話番号をお伝えください。」

リターゲティング

あなたのウェブサイトにアクセスした顧客、あなたのアプリを使用した顧客、あなたの商品やサービスへのエンゲージメントのあった顧客に対して、関連性の高いオファーやほかのCTAを宣伝する。

  • 「あなたのお気に入りのショーをお見逃しなく!今すぐサブスクリプション登録し直してください: {{1}}」
  • 「カートに商品が残っています!心配することはありません。それらは保存されています。こちらをクリックすればレジに進めます: {{1}}。」
  • 「当社のサイトにアクセスしてくださり、ありがとうございます。数回クリックするだけで、健康保険を確保できます。こちらからどうぞ: {{1}}。」
  • 「お申し込みは完了していません!ここで自分のプロフィールにログインして、前回終了時点から再開してください: {{1}}。」
  • 「お久しぶりです!午後や晩の時間を家族と共に楽しく過ごせるプランをご用意しています。こちらからクリックすると、特別料金で予約ができます: {{1}}。」

アプリの宣伝

アプリをインストールしたり、アプリ内で特定のアクションを実行したりするよう顧客を促す。

  • 「ご存知でしたか?アプリでチェックアウトできるようになりました。こちら{{1}}からダウンロードして、快適なエクスペリエンスを体験してください。」
  • 「当社のアプリをご利用いただき、ありがとうございます。最新の機能{{1}}をまだご利用になっておられないようですね。こちら{{2}}をクリックして、便利さを味わってください!」
  • 「アプリ内のみ: 今週は20%オフ!コード「SUMMER20」を使うと、厳選されたスタイルをお得な価格で購入できます。こちらからアプリをダウンロードしてください: {{1}}。」
  • 「{{1}}さん、こんにちは。先ほど、お友達の{{2}}さんが当社のコミュニティに参加しました。歓迎のメッセージを送りましょう: {{1}}」

顧客との関係を築く

パーソナライズされたメッセージを送ったり新しい会話を促すしたりして、顧客との関係を強化する。

  • 「{{1}}さん、いかがお過ごしでしょうか。お誕生日おめでとうございます!この1年のご多幸をお祈りしています。」
  • 「年の暮れも近づいてきました。当店では、お客様のことを一番に考えております。いつもご利用いただきありがとうございます。次回のご利用をお待ちしております」
  • 「こんにちは、私は新人のバーチャルアシスタントです。お客様が商品を見つけたりサポートを受けたりできるようお手伝いをいたします。どうぞお気軽にお申し付けください!」

次のものも、マーケティングテンプレートと見なされます。

  • 混合コンテンツ(例えば、プロモーションやオファーの情報を伴う注文の最新情報など、ユーティリティとマーケティングの両方)を含むテンプレート。
  • 内容が不明確なテンプレート(例: 「{{1}}」や「おめでとうございます!」だけを内容とするもの)。

注: 上記はサンプルに過ぎません。似たような内容のテンプレートや、この例のテキストを含むテンプレートでも、実際の内容によっては別のカテゴリになる場合があります。

ユーティリティテンプレート

ユーティリティテンプレートは、通常、ユーザーのアクションやリクエストによってトリガーされます。アクティブな取引や進行中の取引、アカウント、関係するサブスクリプションやインタラクションについての具体的な情報を含める必要があります。例えば、注文確認には注文番号を含める必要があります。

メッセージの目的ビジネスゴールサンプルテンプレート

WhatsAppでの管理をオプトインする

ほかのチャネル(ウェブサイトやメールなど)で取得したオプトインのフォローアップとして、WhatsAppでメッセージを受信するためのオプトインを確定する。オプトアウトも確定する。

  • 「オプトインを確定していただき、ありがとうございます!登録されました。以後WhatsAppにお知らせが届くようになりました。」
  • 「オプトアウトの設定を確定していただき、ありがとうございます。今後WhatsAppで当社からメッセージを受け取ることはなくなります。」

注文管理

特定の注文または取引の詳細をメッセージ本文に含めて、顧客の注文や取引の確定、更新、またはキャンセルを扱う。

  • 「ありがとうございます!ご注文{{1}}が確定しました。出荷次第ご連絡します。」
  • 「お待たせしました!ご注文{{1}}が出荷しました。トラッキング番号は{{2}}、配達予定日は{{3}}です。」
  • 「残念ながら、ご注文{{1}}のうち1つの商品が在庫切れとなっています。出荷予定日が決まりましたら、追ってご連絡します。キャンセルして払い戻しを受けたい場合は、こちらをクリックしてください: {{2}}」
  • 「ご注文{{1}}の返品を受け取りました。{{2}}の返金が処理されました。ありがとうございました。」

アカウントのアラートまたは最新情報

時間に応じたアラート、安全に関する情報、支払いリマインダー、購入済みまたはサブスクリプション登録済みの商品やサービスに関連するその他の情報など、アカウントに関連する重要な最新情報を送信する。

このメッセージで、新しい商品やサービスのアップセルやクロスセルを意図しないこと。

  • 「末尾が{{1}}の口座の日次最新情報: 残高は{{2}}です。」
  • 「リマインダー: {{1}}のサブスクリプション登録の月次支払いが、登録されているカードに対して、{{2}}に請求されます。」
  • 「プロフィールの設定を完了するには、写真をアップロードする必要があります。アップロードするには、こちらをクリックしてください: {{1}}。」
  • 「{{2}}に注文した商品{{1}}がリコールされました。詳しくは、こちら{{3}}をクリックしてください。」
  • 「あなたの地域に竜巻警報が出ています。今日は{{1}}時まで外出を控えるよう、おすすめします。」

フィードバックアンケート

顧客の以前の注文、インタラクション、進行中の関係についてのフィードバックを収集する。

これらのメッセージで、アップセルやクロスセルの可能性に関するフィードバックをリクエストしないこと。

  • 「ご注文{{1}}が発送されました!何か問題がありましたらご連絡ください: {{2}}。」
  • 「お客様のフィードバックは、当社のサービス向上に役立ちます。こちら{{1}}をクリックして、{{2}}のストアに最近ご来店してくださったときの感想をお聞かせください。よろしくお願いします!」
  • 「最近の注文{{1}}についてオンラインチャットでお問い合わせいただきました。その際の体験についてご意見ご感想をお聞かせください。こちらをクリックして簡単なアンケートにお答えください: {{2}}。」

WhatsAppで会話を続ける

別のチャネルで始まったやり取りをWhatsAppで開始するためのメッセージを送信する。

このようなメッセージは、ユーザーが会話をWhatsAppに移行するようリクエストしたのでない限り開始しないこと。

  • 「こんにちは!オンラインチャットからサポートのリクエストを承りました。私はWhatsAppのバーチャルアシスタントです。何かお困りですか?」
  • 「{{1}}さん、こんにちは。{{2}}にカスタマーサービスにいただいたお電話のフォーローアップです。お問い合わせの件は、次のステップに進みました。続行するには、ご自分のアカウントにログインしてください: {{3}}。」

注: 上記はサンプルに過ぎません。似たような内容のテンプレートや、この例のテキストを含むテンプレートでも、実際の内容によっては別のカテゴリになる場合があります。

認証テンプレート

認証テンプレートでは、ビジネスがワンタイムパスコード(通常4~8桁の英数字コード)を使ってユーザーを認証できます。ログインプロセスが複数のステップ(アカウント認証、アカウントリカバリー、整合性チェックなど)になる場合があります。

認証テンプレートは、最も制限の多いテンプレートです。認証テンプレートとして分類されるには、ビジネスは次のことを行う必要があります。

  • WhatsAppの事前設定された認証メッセージテンプレートを使う。このテンプレートには、セキュリティ免責事項や有効期限に関する警告など、オプションのアドオンが含まれます。
  • ワンタイムパスワードボタンを設定する(コピーコードまたはワンタップ)
  • コンテンツの制限に従う: URL、メディア、絵文字は、認証テンプレートのコンテンツやパラメーターには使用できません。パラメーターには15文字の長さ制限が適用されます。
定義

認証コード

  • 「認証コードは{{1}}です」
  • 「認証コードは{{1}}です。セキュリティのため、このコードは共有しないでください」
  • 「認証コードは{{1}}です。このコードは15分で期限切れになります。」

テンプレートにカテゴリを割り当てる方法

ここでは、すべての新しいテンプレートのためのテンプレートカテゴリ承認処理について説明します。

メッセージテンプレートを作成する際には、上記のテンプレートカテゴリガイドラインに基づいて、適用されると思われるカテゴリを選択します。その上で、テンプレートの内容と同ガイドラインに基づいて、テンプレートのカテゴリが決定されます。指定されたカテゴリが承認された場合、テンプレートのステータスがPENDINGに設定されます。その後、Metaのポリシーへのコンプライアンスを検証するためのテンプレートレビューが実施されます。承認されなかった場合は、REJECTEDに設定されます。

このしくみを、APIを使う場合とWhatsAppマネージャを使う場合に分けて以下で概説します。

APIを使う場合

テンプレート作成時に、そのカテゴリとしてMARKETINGUTILITYAUTHENTICATIONのいずれかを指定する必要があります。次にMetaでカテゴリガイドラインを使ってこのカテゴリが検証され、その検証結果に基づいてテンプレートのステータスが設定されます。

選択されたカテゴリが承認された場合、テンプレートのステータスはPENDINGに設定されます。その後、テンプレートに対してテンプレートレビューが実施されます。APIの応答には、テンプレートID、ステータス、カテゴリが含まれます。例:

{
    "id": "678513060995850",
    "status": "PENDING",
    "category": "MARKETING"
}

その後、テンプレートに対してテンプレートレビューが実施されます。このレビューに基づき、ステータスがAPPROVEDまたはREJECTEDに設定され、対応するメッセージテンプレートステータス更新Webhookがトリガーされます。

カテゴリの指定が承認されなかった場合、テンプレートステータスはREJECTEDに設定され、APIの応答にはテンプレートID、ステータス、カテゴリか含められます。例:

{
    "id": "678513060995850",
    "status": "REJECTED",
    "category": "UTILITY"
}

さらに、対応するメッセージテンプレートステータス更新Webhookが、reasonINCORRECT_CATEGORYに設定してトリガーされます。

注: テンプレート作成時に、allow_category_changeプロパティをtrueに設定してテンプレート作成リクエストに含めることで、テンプレートカテゴリの割り当てをMetaに委ねることができます。これにより、テンプレートがカテゴリ違いのために却下されることを防ぐことができ、テンプレートレビューが確実に継続されます。

{
  "name": "<NAME>",
  "category": "<CATEGORY>",
  "allow_category_change": true, // Set to true to have us assign a category
  "language": "<LANGUAGE>",
  "components": [<COMPONENTS>]
}

これを指定できるのはテンプレート作成時だけです。カテゴリはテンプレートの内容とMetaのガイドラインに基づいて割り当てられ、ステータスはPENDINGに設定されます。その後、テンプレートレビューが実施されます。

WhatsAppマネージャを使う場合

WhatsAppマネージャで新しいテンプレートを作成する際に、そのテンプレートのカテゴリを選択します。次にカテゴリガイドラインを使ってこのカテゴリが検証され、その検証結果に基づいてテンプレートのステータスが設定されます。

選択されたカテゴリが承認された場合、テンプレートのステータスは[保留]に設定されます。その後、テンプレートレビューが実施されます。このレビューに合格すると、ステータスは[アクティブ - 品質の承認待ち]に設定されます。このレビューに合格しないと、ステータスは[却下]に設定されます。

選択されたカテゴリが承認されない場合、Metaからおすすめのカテゴリが提示されます。それを使えば、テンプレートのステータスがすぐに[却下]に設定されるのを回避できます。

おすすめのカテゴリを選んだ場合、テンプレートのステータスは[保留]に設定されます。その後、テンプレートに対してテンプレートレビューが実施されます。

  • このレビューに合格すると、ステータスは[アクティブ - 品質の承認待ち]に設定されます。
  • このレビューに合格しないと、ステータスは[却下]に設定されます。

自分の選んだカテゴリ選択(前述の例ではユーティリティ)のままにしていると、テンプレートステータスは[却下]に設定されます。

テンプレートのカテゴリの変更

テンプレートが別のカテゴリに該当すると思われる場合、テンプレートのステータスに応じていくつかの選択肢があります。

テンプレートのステータスがAPPROVEDの場合

テンプレートの承認後はカテゴリを変更できません。新しいテンプレートを(APIまたはWhatsAppマネージャを使って)作成し、上記のガイドラインに従ってカテゴリを選択してください。

テンプレートのステータスがREJECTEDの場合

APIまたはWhatsAppマネージャを使って、テンプレートの内容やそのカテゴリを更新できます。

APIを使う場合


テンプレート提出直後に、APIからテンプレートステータスREJECTEDで応答があった場合は、以下を実行できます。

  • テンプレートがカテゴリのガイドラインに沿ったものになるようにコンポーネントを編集して、カテゴリ選択を変えずにテンプレートの承認を再度申請する。
  • テンプレートのカテゴリだけを編集し、テンプレートの承認を再度申請する。コンポーネントまたはカテゴリ選択が更新されると、テンプレートに対してカテゴリ検証とテンプレートレビューが再度実施されます。結果を通知するテンプレートステータスWebhook更新を受け取ります。
  • 新しいテンプレートを作成し、Metaのテンプレートカテゴリガイドラインに従ってカテゴリを選択する。

WhatsAppマネージャを使う場合


  • テンプレートがカテゴリのガイドラインに沿ったものになるように内容を編集して、カテゴリ選択を変えずにテンプレートの承認を再度申請する。
  • テンプレートのカテゴリだけを編集し、テンプレートの承認を再度申請する。決定されたカテゴリを確認するには、却下されたテンプレートを選択してテンプレートエディターに読み込んでください。テンプレートを提出します。上記の「カテゴリが一致しない」の警告が表示されますが、これはその時点でのテンプレートのカテゴリとMetaにより決定されたカテゴリ([おすすめ])を反映したものです。確認したらモーダルを閉じ、カテゴリを推奨カテゴリに変更し、再提出することができます。
  • 新しいテンプレートを作成し、Metaのテンプレートカテゴリガイドラインに従ってカテゴリを選択する。

レビューのリクエスト

Metaによって決定されたカテゴリが、Metaのテンプレートカテゴリガイドラインに沿ったものではないと思われる場合は、ビジネスサポートを通じてテンプレートのレビューをリクエストすることができます(APIの場合は不可能)。レビューをリクエストするには、次のようにします。

WhatsAppマネージャで、却下されたテンプレートを選択してテンプレートエディターに読み込みます。[このテンプレートは却下されました]というバナーで、[ビジネスサポートに移動]をクリックします。

[却下されたメッセージテンプレート]を選択し、却下されたテンプレートを選択し、[審査をリクエスト]ボタンをクリックしてレビュー処理を開始します。

理由として、「正しいカテゴリが却下された」を選択してください。

提出すると、テンプレートのステータスが[レビュー中]に更新されます。

カテゴリレビューが承認されなかった場合、テンプレートステータスはREJECTEDのままになり、WhatsAppマネージャでは[却下]として表示されます。カテゴリレビューが承認された場合、テンプレートステータスはPENDINGに設定され、その後、テンプレートレビューが実施されます。テンプレートレビューに合格すると、テンプレートのステータスはAPPROVEDに更新され、WhatsAppマネージャには[アクティブ - 品質保留]と表示されます。

テンプレートカテゴリの変更の連絡方法

テンプレートのカテゴリに変更があった場合、次の方法で通知されます。

  • メール — テンプレートごとに1通のメールを、各ビジネス管理者メールアドレスに送信します。
  • Webhooks — template_category_updateフィールドをサブスクリプション登録して、テンプレートのカテゴリが変更された時点で確実にWebhookを受け取るようにしてください。WhatsAppメッセージテンプレートエンドポイントにクエリを掛けて、categoryprevious_categoryのフィールドをリクエストすることもできます。
  • WhatsAppマネージャ — カテゴリが変更になったテンプレートが[アラート]バナーに表示されます。