WhatsApp for Businessプラットフォームのステータス

Metaは、WhatsApp Business APIステータスページで、WhatsApp Businessプラットフォームのリアルタイムのサービスステータスの最新情報を報告しています。詳細なクラウドAPIの可用性レイテンシの指標も含まれており、プラットフォームの現状をよりよく把握することができます。このページをモニタリングして、サービスで問題や障害が発生していないかチェックできます。ステータスページでは、既知の問題が生じていないことも報告されます。

プラットフォームで問題が発生した場合は、まずこのページを確認して、問題がMeta側で発生しているのか、ビジネス側の実装、ハードウェア、ネットワークで発生しているのかを見極めることが重要です。Metaがサービスに関する既知の問題として報告していない問題が発生している場合は、問題の特定と解決のためにダイレクトサポートに連絡してください。

プラットフォームのパフォーマンスについて常に最新情報を入手するために、WhatsApp Business API Statusページにある [RSS Feed] ボタンから、ステータスページをサブスクリプション登録することをおすすめします。詳しくは、RSS Feedをご覧ください。

ステータスページでは次の機能を利用できます。

  • WhatsApp for Businessプラットフォームのサービスの最新の詳細なステータスレポート
  • 過去に発生したサービスの問題と障害の履歴
  • クラウドAPI固有の利用可能状況とレイテンシの指標
  • リアルタイム通知に使用できるRSSフィードのリンク

各機能については、以下で詳しく説明します。

概要

WhatsApp Businessプラットフォームのステータスページの主な機能は、WhatsApp for Businessプラットフォームを動かしている重要なサービスのリアルタイムステータス情報を報告することです。サービスには以下のものが含まれます。

  1. Cloud API
  2. Cloud API - Localized Storage
  3. WhatsApp Business Account Management
  4. On-Premises Solution
  5. Embedded Signup

ステータスページでは次の機能を利用できます。

  • WhatsApp for Businessプラットフォームのサービスの最新の詳細なステータスレポート
  • 過去に発生したサービスの問題と障害の履歴
  • クラウドAPI固有の利用可能状況とレイテンシの指標
  • リアルタイム通知に使用できるRSSフィードのリンク

これらの機能について、以下で詳しく説明します。

ステータスインジケーター

WhatsApp Businessプラットフォームのステータスページは、各サービスのステータスインジケーターを提供します。これらのサービスは独立して実行されているので、あるサービスは正常に機能していても、別のサービスでメジャーまたはマイナーな問題が発生している場合があります。次の表に、サービスステータスに基づいて、それぞれに色分けされたインジケーターを示します。

ステータスインジケーターステータス画像説明

緑のチェックマーク

サービスが稼働しており、既知の問題が発生していないか直近の問題が解決済み。

黄色の三角形

サービスは問題からのリカバリー中か、サービスでなんらかの問題が発生中。

赤い停止記号

サービスが現在ダウンしているか、メジャーな問題が発生中。

下向き矢印を選択して、問題についてさらに詳しい情報を見ることができます。ステータスが緑のチェックマーク(解決済み)になっている場合、下向き矢印を選択すると、過去7日間以内で直近の問題の日付、時間、重大度が表示されます。サービスで過去7日間以内にマイナーまたはメジャーな問題が発生していない場合、メッセージにその旨が表示されます。

ページコントロール

Cloud API

[Cloud API]サービスのドロップダウン矢印を選択すると、前回サービスをチェックをしたときのタイムスタンプやステータスの詳細(ある場合)など、詳しい情報が表示されます。このサービスに関する情報には、メディアのアップロードやダウンロードに関連する問題、メッセージ料金などに関する情報が含まれます。

詳細なクラウドAPIの利用可能状況や遅延指標により、プラットフォームの状況を確認することもできます。処理の都合上、前月の利用可能状況の数値は翌月の10営業日目までに更新されます。この点は前月のセクションにのみ関係します。

Cloud API - Localized Storage

[Cloud API - Localized Storage]サービスのドロップダウン矢印を選択すると、前回サービスをチェックをしたときのタイムスタンプやステータスの詳細(ある場合)など、詳しい情報が表示されます。このサービスの情報には、国内のストレージデータベースからのメッセージの保存または取得に関する問題などが含められます。別のストレージインフラを使用した場合、ローカライズストレージを使用している電話番号はクラウドAPIの利用可能状況および遅延指標には含められません。その代わり、ローカライズされたストレージ数に影響を与えるプラットフォームターゲットのバリエーションに関するアラートが別に表示されます。

WhatsApp Business Account Management

[WhatsApp Business Account Management]サービスのドロップダウン矢印を選択すると、前回サービスをチェックをしたときのタイムスタンプやステータスの詳細(ある場合)など、詳しい情報が表示されます。

On-Premises API

[On-Premises API]サービスのドロップダウン矢印を選択すると、前回サービスをチェックをしたときのタイムスタンプやステータスの詳細(ある場合)など、詳しい情報が表示されます。

Embedded Signup

[Embedded Signup]サービスのドロップダウン矢印を選択すると、前回サービスをチェックをしたときのタイムスタンプやステータスの詳細(ある場合)など、詳しい情報が表示されます。このサービスに関する情報には、ビジネスマネージャアカウントやWhatsApp Businessアカウントの作成に関連する問題などが含まれます。

View History

このボタンをクリックすると、両方のサービスで過去7日間に発生した問題の履歴が表示されます。問題が発生しなかった場合、問題がないことがステータスとともに示されます。

RSS Feed

このボタンをクリックすると、WhatsApp BusinessプラットフォームのサービスのステータスのRSSフィードをサブスクリプション登録できます。RSSフィードをサブスクリプション登録するには、自分のブラウザーかサードパーティのアプリケーションを使用する必要があります。

可用性

Cloud APIは、10分間以上連続でメッセージを送受信できない場合以外は、利用可能と見なされます。

Availability =  100 * (A - B)/A

ここで、

  • A = 1か月(暦月)の合計時間(分)
  • B = その月にWhatsAppで検出された、WhatsApp Businessプラットフォームがメッセージを送受信できなかった合計時間(分)

レイテンシ

クラウドAPIは、インバウンドとアウトバウンドのメッセージのレイテンシを計算します。これは以下のように定義されています。

  • アウトバウンドの場合: Metaのサーバーがビジネスからメッセージの送信リクエストを受け取った時から、そのメッセージがMetaのサーバーからWhatsAppユーザーのデバイスに送信される準備が整うまでの時間。
  • インバウンドの場合: MetaがWhatsAppユーザーからメッセージを受け取った時から、Metaのシステムが対応するメッセージwebhookをWhatsApp BusinessアカウントのコールバックURLに初回送信試行するまでの時間。

次のメッセージとプロセスはレイテンシ計算から除外されます。

  • Metaサーバー上でホスティングされているアセット(画像、動画など)を取得するのに費やした時間(ビジネスのサーバーでホスティングされているアセットは計算から除外されます)。
  • 受信側が接続されていないときにキューに保持されるメッセージ。
  • スパムと詐欺チェックが終わるのを待っている間にキューに保持されるメッセージ。
  • メッセージステータスWebhooks(送信済み、配信済み、既読など)。
  • ローカルストレージを活用した、ビジネスが送受信するメッセージ。

Metaは、規約およびポリシーに違反していると思われるビジネスから送信されたメッセージを除外する権利を有します。

レイテンシのパーセンタイル

クラウドAPIはP90とP99のレイテンシパーセンタイルを公開します。例えば、P99レイテンシとは99パーセンタイルのレイテンシです。つまり、リクエストの99%が特定のレイテンシ数値よりも速く、リクエストのうち1%だけがそれよりも遅延するということです。

P90/P99の値はインバウンドとアウトバウンドのメッセージ全体で計算されます。