プラットフォームについて

WhatsAppは数億もの人々が家族や友人、大切に思っている人たちとつながり、情報をシェアするのに役立っています。現在、WhatsAppは次の製品を提供しています。

ビジネスプラットフォームは、消費者アプリやスモールビジネスアプリとは異なり、アプリではありません。大勢の人とつながれるようにするためのプログラミング言語インターフェースです。今ご覧になっているドキュメントが対象としている製品は、WhatsApp Businessプラットフォームです。

概要

中規模ビジネスと大規模ビジネスは、WhatsApp Businessプラットフォームを使用して多数のカスタマーとコミュニケーションを取れます。ビジネスはWhatsAppのAPIを使用して、何千というエージェントやボットと接続し、プログラムまたは手動でカスタマーとやり取りできます。さらに、APIは多くのバックエンドシステム(CRMなど)やマーケティングプラットフォームと統合できます。

WhatsApp Businessプラットフォームは、次のAPIで構成されています。

WhatsApp BusinessプラットフォームのクラウドAPI

クラウドAPIを利用すれば、クラウドベースのMeta所有サーバーを使って顧客とメッセージをやり取りすることができます。APIは当社でホスティングされているため、独自サーバーをホスティングするコストを節約でき、ビジネスのメッセージ処理のスケールを容易に調整することができます。

WhatsApp BusinessプラットフォームのオンプレミスAPI

オンプレミスAPIを利用すれば、独自のサーバーを使って顧客とメッセージをやり取りすることができます。

WhatsApp Business管理API

WhatsApp Business管理APIを利用すると、WhatsApp Businessアカウント設定とアセットを管理し、クオリティステータスの更新を取得することができます。

ビジネスアセット

WhatsApp Businessプラットフォームを使ってメッセージを送信するには、カスタマー側のWhatsAppメッセージに表示される名前、ビジネスアカウントに関連付けられた電話番号、WhatsApp Businessアカウント、Metaビジネスマネージャが必要です。

Metaのソリューションパートナーのいずれかと共同作業をしている場合、これはパートナーによってなされます。

表示名

表示名はWhatsAppでカスタマーに対して表示されるビジネスの名前です。設定方法フォーマット設定ガイドライン更新などについては、当社のビジネスヘルプセンターをご覧ください。

Metaビジネスマネージャ

Metaビジネスマネージャを使用すると、メッセージテンプレートの作成や、ビジネスアセットの編成および管理を行えます。詳しくはこちらをご覧ください。

ビジネスは、マーケティング、ユーティリティ、認証の会話のスケーリングや、電話番号の追加、公式ビジネスアカウント取得のリクエストを行う準備が整ったときに、ビジネス認証を開始する必要があります。

電話番号

WhatsApp Businessプラットフォームのすべてのアカウントには、有効な電話番号が必要です。詳しくはこちら。

WhatsApp Businessアカウント

WhatsApp Businessアカウントを開設したビジネスは、WhatsApp Businessプラットフォームを使用してカスタマーと直接コミュニケーションを取れるようになります。WhatsApp Businessアカウントには、デフォルトと公式の2種類のビジネスアカウントがあります。公式のビジネスアカウントの場合、ビジネスのプロフィールおよびチャットスレッドのヘッダーに緑のチェックマークバッジが表示されます。アカウントの作成について、詳細をご確認ください。WhatsAppソリューションパートナーを利用したアカウント作成について、詳細をご確認ください。

メッセージ

自由形式メッセージとテンプレートメッセージの2種類がサポートされています。テンプレートメッセージは、ビジネスからのメッセージ送信の許可をオプトインしたユーザーにしか送信できません。テンプレートメッセージを使用する場合はテンプレートが必要で、メッセージをカスタマーに送信する前に、Metaの審査チームがテンプレートを承認している必要があります。詳しくはこちら

ユーザーのオプトイン

WhatsAppユーザーにテンプレートメッセージを送信するにはまず、今後WhatsAppであなたからのメッセージの受信を希望していることを示すオプトインアクセス許可を、相手から受け取る必要があります。オプトインでは、(a)ユーザーがあなたからのWhatsAppメッセージを受信する選択をすることと、(b)あなたのビジネス名が明記されていることが必要です。開発者は、オプトインの方法(使用するコミュニケーションに該当する法律に準拠した方法でオプトインを取得するか、該当する法律の下で必要とされる注意事項を表示してアクセス許可を取得するか)の決定に全責任を負います。詳しくはこちら。

価格設定と支払いの方法

ビジネスにはメッセージごとではなく会話ごとに料金が請求され、ビジネスが24時間以内に開始できる会話の数は最初は制限されています。ビジネスが会話を開始するには、支払い方法を登録しているか、クレジットライン(ソリューションパートナーのみ)を確立している必要があります。

利用規約とポリシー

ビジネスがFacebookのプラットフォームでアクティブな状態を維持するにはFacebookの利用規約とポリシーに準拠する必要があるので、時間を取って注意深く利用規約とポリシーを読んでください。詳しくはこちら。

ビジネスがプラットフォームの利用を開始するには、一連の要件(以下を含むがこれらに限定されない)を満たす必要があります。

正規のWhatsApp Businessプラットフォームまたは正規のWhatsAppツール以外の製品を使用すると、Facebookポリシーに対する違反となり、WhatsAppの利用が制限または停止されることがあります。WhatsAppでのコミュニケーションに、WhatsAppが認証していないサードパーティツールを使用しないでください。詳しくは、WhatsAppでの自動化メッセージまたは一括メッセージの承認されていない使用をご覧ください。

Webhooks

Webhooksを使用して、カスタマーからメッセージを受け取ったとき、カスタマーの電話番号が変更されたとき、WhatsApp Businessアカウントのクオリティとアカウントステータスが更新されたときなどに通知を受け取ることができます。詳しくはこちら。

概要ダッシュボード

WhatsAppマネージャの概要ダッシュボードは、パートナーやエンドクライアントに向上した透明性と行動につながるフィードバックを提供することで、WhatsAppビジネスアカウントのあらゆる管理を一か所でより適切に行えるようにします。このダッシュボードは、アカウント関連の問題をより迅速かつ効率的に解決するための通知やアラートが備わっており、アカウントのステータスをモニターするための大まかな指標を提供し、パートナーとクライアント双方の教育用ハブとして機能します。

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次のステップ

  • スタートガイド - ビジネスに適したAPIを決定します。
  • 表示名 - WhatsAppメッセージに表示される事業者名を設定します。
  • 電話番号 - 電話番号をWhatsApp Businessアカウントに関連付けます。
  • 価格設定 - 価格設定と支払いの設定方法について理解します。
  • Webhooks - カスタマーがビジネスにメッセージを送信したり電話番号を更新したりするなどのアクションを実行した場合に通知を受け取るためのWebhooksを設定します。