分析

このドキュメントは、ビジネス電話番号から送信されたメッセージの数、WhatsApp Businessアカウント(WABA)のコンバージョンの数とそのコスト、特定のテンプレートが読まれた回数など、メッセージ、コンバージョン、テンプレートの分析を取得する方法について説明しています。

リクエスト時にWABAに関連付けられているビジネス電話番号とテンプレートの指標のみが応答に含まれます。

データの取得

WhatsApp Businessアカウントのエンドポイントを使用して分析を取得します。

クエリ構文

GET /<WHATSAPP_BUSINESS_ACCOUNT_ID>
  ?fields=<FIELDS>.<FILTERING_PARAMETER>

クエリ文字列パラメーター

プレースホルダー説明値の例

<FIELDS>

必須。


指標。次のいずれかの値を使用できます。


analytics

<FILTERING_PARAMETERS>

必須。


指標フィルタリングパラメーター。ドットを使用してフィルタリングパラメーターを追加します。


使用できる値については、以下をご覧ください。


.start(1543543200).end(1544148000).granularity(DAY)

メッセージ分析

analyticsフィールドは、特定のWABAに関連付けられている電話番号によって送受信されたメッセージの数とタイプを提供します。スレッドの指標については、スレッド分析をご覧ください。/{whatsapp-business-account-ID}?fields=analytics.{filtering-parameters}を呼び出す際に、以下のパラメーターを追加できます。

分析パラメーター

名前説明 (指定できるオプションについては、左側の列の矢印をクリックしてください。)

start

型: UNIXタイムスタンプ

必須。

取得する分析の対象期間の開始日。

end

型: UNIXタイムスタンプ

必須。

取得する分析の日付範囲の最終日。

granularity

型: 文字列

必須。

取得する分析の粒度。

サポートされているオプション

  • HALF_HOUR
  • DAY
  • MONTH

phone_numbers

型: 配列

任意。

分析取得の対象となる電話番号の配列。指定しない場合、当該WABAに追加されているすべての電話番号が含められます。

product_types

型: 配列

任意。

通知を取得するメッセージのタイプ(通知メッセージやカスタマーサポートメッセージ)。配列を指定し、通知メッセージの場合は0、カスタマーサポートメッセージの場合は2を含めます。指定しない場合、すべてのメッセージについてまとめて分析が返されます。

country_codes

型: 配列

任意。

分析取得の対象となる国。含める国の2文字の国コードを要素とする配列を指定します。指定しない場合、通信したことのあるすべての国について分析が返されます。

シナリオ: WABAに関連付けられているすべての電話番号で送受信されたメッセージの数を取得する必要があるとします。

ソリューションの提案: 呼び出すURLを作成し、フィルタリングパラメーターとしてstartendgranularityを含めます。次に、そのURLに対してGETリクエストを発行します。

curl -i -X GET \ 
"https://graph.facebook.com/v19.0/{whatsapp-business-account-ID}
      ?fields=analytics
      .start(1543543200)
      .end(1544148000)
      .granularity(DAY)
      &access_token={access-token}"

成功すると、応答としてリクエストしたデータが含まれるanalyticsオブジェクトが返されます。

{
  "analytics": {
    "phone_numbers": [
      "16505550111",
      "16505550112",
      "16505550113"
    ],
    "country_codes": [
      "US",
      "BR"
    ],
    "granularity": "DAY",
    "data_points": [
      {
        "start": 1543543200,
        "end": 1543629600,
        "sent": 196093,
        "delivered": 179715
      },
      {
        "start": 1543629600,
        "end": 1543716000,
        "sent": 147649,
        "delivered": 139032
      },
      {
        "start": 1543716000,
        "end": 1543802400,
        "sent": 61988,
        "delivered": 58830
      },
      {
        "start": 1543802400,
        "end": 1543888800,
        "sent": 132465,
        "delivered": 124392
      }
      # more data points
    ]
  },
  "id": "102290129340398"
}

スレッド分析

conversation_analyticsフィールドは、特定のWABAのコストとスレッドの情報を提供します。/{whatsapp-business-account-ID}?fields=conversation_analytics.{filtering-parameters}を呼び出す際に、以下のパラメーターを追加できます。

スレッド分析パラメーター

名前説明 (指定できるオプションについては、左側の列の矢印をクリックしてください。)

start

型: UNIXタイムスタンプ

必須。

取得する分析の対象期間の開始日。

end

型: UNIXタイムスタンプ

必須。

取得する分析の日付範囲の最終日。

granularity

型: 文字列

必須。

取得する分析の粒度。

サポートされているオプション

  • HALF_HOUR
  • DAILY
  • MONTHLY

phone_numbers

型: 配列

任意。

分析取得の対象となる電話番号の配列。指定しない場合、当該WABAに追加されているすべての電話番号が含められます。

metric_types

任意。

取り出す指標のリスト。空のリストを送信すると、すべてのタイプの指標についての結果が返されます。

指定できるオプション{#supported}

  • COST: 該当期間の料金の概算が含まれます(WABAの通貨による)。
  • CONVERSATION: 該当期間のスレッドの数が含まれます。

2023年7月1日以降、ソリューションパートナーを通して請求を行うビジネスにはCOSTが表示されなくなりました。料金を確認するには、パートナーにお問い合わせください。パートナーを通して請求を行う場合、次のような動作になります。

  1. リクエストにmetric_typesが指定されていない場合、CONVERSATIONのみが返されます。
  2. CONVERSATIONのみが指定されている場合、CONVERSATIONのみが返されます。
  3. COSTのみが指定されている場合、以下の例外が返されます。
    • タイトル:「費用は利用できません」
    • メッセージ:「パートナー(BSPなど)を通して請求を行うビジネスには費用が表示されなくなりました。料金を把握するには、パートナーにお問い合わせください」

2023年7月1日以降の日付を含む期間(例: 2023年5月1日から2023年8月1日)について問い合わせた場合、回答には上記の例外が含まれます。

conversation_analyticsのエンドポイントに問い合わせする場合、パートナーに変更はありません。

conversation_categories

任意。

スレッドカテゴリのリスト。空のリストを送信すると、すべてのカテゴリのスレッドについての結果が返されます。

サポートされているオプション

  • AUTHENTICATION
  • MARKETING
  • SERVICE
  • UTILITY

conversation_types

任意。

スレッドタイプのリスト。空のリストを送信すると、すべてのタイプのスレッドについての結果が返されます。

サポートされているオプション

conversation_directions

任意。

スレッドの方向のリスト。空のリストを送信すると、スレッドのすべての方向についての結果が返されます。

サポートされているオプション

  • BUSINESS_INITIATED: ビジネスにより開始されたスレッド。
  • USER_INITIATED: エンドユーザー/カスタマーにより開始されたスレッド。

dimensions

任意。

指標に適用する内訳のリスト。空のリストを送信すると、内訳なしの結果が返されます。

サポートされているオプション

  • CONVERSATION_CATEGORY
  • CONVERSATION_DIRECTION
  • CONVERSATION_TYPE
  • COUNTRY
  • PHONE

分析データは、データ処理における細かな違いにより、請求書に記載される値とは異なる場合があります。

WABAに関連付けられている、特定の期間のスレッドとコストの情報を取得できます。必要なら、結果に対してフィルターと内訳を適用できます。例については、下記のコードサンプルをご覧ください。

すべての内訳を使って月ごとのデータを取得する

シナリオ: あるWABAに関連付けられているすべての電話番号の、特定の月のスレッドとコストの情報をすべて取り出します。

ソリューションの提案: 呼び出すURLを作成し、以下のフィルタリングパラメーターを含めます。

  • start: 期間の始め。この場合、指標を調べる対象月の始まり。
  • end: 期間の終わり。この場合、指標を調べる対象月の終わり。
  • granularity: 希望するデータポイント粒度。下記の例では、MONTHLYを使っているため、各データポイントは1か月分のデータを表すことになります。
  • phone_numbers: 空配列を送信します。該当WABAに関連する全電話番号の情報が返されます。
  • dimensions: 可能なすべての内訳("CONVERSATION_CATEGORY""CONVERSATION_TYPE""COUNTRY""PHONE")に設定します。

この場合、country_codesmetric_typesconversation_typesconversation_categoriesを指定する必要はありません。これらのフィールドのいずれも送信しない場合は、選択可能なすべてのオプションが返されます。URLを設定したら、GETリクエストを発行します。

curl -i -X GET
"https://graph.facebook.com/v19.0/{whatsapp-business-account-id}
  ?fields=conversation_analytics
  .start(1685602800).end(1688194800)
  .granularity(MONTHLY)
  .phone_numbers([])
  .dimensions(["CONVERSATION_CATEGORY","CONVERSATION_TYPE","COUNTRY","PHONE"])
  &access_token={access-token}"

成功すると、応答としてリクエストしたデータが含まれるconversation_analyticsオブジェクトが返されます。以下の例では、WABAに含まれる電話番号は1つだけです。

{
  "conversation_analytics": {
    "data": [
      {
        "data_points": [
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1688194800,
            "conversation": 1558,
            "phone_number": "15550458206",
            "country": "US",
            "conversation_type": "REGULAR",
            "conversation_direction": "UNKNOWN",
            "conversation_category": "AUTHENTICATION",
            "cost": 15.58
          },
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1688194800,
            "conversation": 2636,
            "phone_number": "15550458206",
            "country": "US",
            "conversation_type": "REGULAR",
            "conversation_category": "MARKETING",
            "cost": 26.36
          },
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1688194800,
            "conversation": 2238,
            "phone_number": "15550458206",
            "country": "US",
            "conversation_type": "REGULAR",
            "conversation_category": "SERVICE",
            "cost": 22.38
          },
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1688194800,
            "conversation": 1782,
            "phone_number": "15550458206",
            "country": "US",
            "conversation_type": "REGULAR",
            "conversation_category": "UTILITY",
            "cost": 17.82
          },
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1688194800,
            "conversation": 1568,
            "phone_number": "15550458206",
            "country": "US",
            "conversation_type": "FREE_TIER",
            "conversation_category": "AUTHENTICATION",
            "cost": 15.68
          },
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1688194800,
            "conversation": 2716,
            "phone_number": "15550458206",
            "country": "US",
            "conversation_type": "FREE_TIER",
            "conversation_category": "MARKETING",
            "cost": 27.16
          },
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1688194800,
            "conversation": 2180,
            "phone_number": "15550458206",
            "country": "US",
            "conversation_type": "FREE_TIER",
            "conversation_category": "SERVICE",
            "cost": 21.8
          },
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1688194800,
            "conversation": 1465,
            "phone_number": "15550458206",
            "country": "US",
            "conversation_type": "FREE_TIER",
            "conversation_category": "UTILITY",
            "cost": 14.65
          },
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1688194800,
            "conversation": 1433,
            "phone_number": "15550458206",
            "country": "US",
            "conversation_type": "FREE_ENTRY_POINT",
            "conversation_category": "SERVICE",
            "cost": 14.33
          }
        ]
      }
    ]
  },
  "id": "102290129340398",
}

すべての内訳および半時間の粒度を使って特定の電話番号のデータを取得する

シナリオ: あるWABAに関連付けられている特定の電話番号の、特定の期間におけるスレッドとコストの情報をすべて取り出します。結果には、利用できるすべての内訳を使うものとします。各データポイントで半時間分のデータを表すことが必要です。

ソリューションの提案: 呼び出すURLを作成し、以下のフィルタリングパラメーターを含めます。

  • start: 期間の始め。
  • end: 期間の終わり。
  • granularity: 希望するデータポイント粒度。下記の例では、HALF_HOURを使っているため、各データポイントは半時間分のデータを表すことになります。
  • phone_numbers: 必要な情報の対象となる電話番号。
  • dimensions: 可能なすべての内訳(CONVERSATION_CATEGORYCONVERSATION_TYPECOUNTRYPHONE)に設定します。

この場合、country_codesmetric_typesconversation_typesconversation_categoriesを指定する必要はありません。これらのフィールドのいずれも送信しない場合は、選択可能なすべてのオプションが返されます。URLを設定したら、GETリクエストを発行します。

curl -i -X GET \
"https://graph.facebook.com/v19.0/{whatsapp-business-account-id}
  ?fields=conversation_analytics
  .start(1685602800)
  .end(1685689200)
  .granularity(HALF_HOUR)
  .phone_numbers(["19195552584"])
  .dimensions(["CONVERSATION_CATEGORY","CONVERSATION_TYPE","COUNTRY,PHONE"])
  &access_token=your-access-token"

成功すると、リクエストしたデータが含まれるconversation_analyticsオブジェクトが応答として返されます。

{
  "conversation_analytics": {
    "data": [
      {
        "data_points": [
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1685604600,
            "conversation": 4,
            "phone_number": "19195552584",
            "country": "US",
            "conversation_type": "REGULAR",
            "conversation_direction": "UNKNOWN",
            "conversation_category": "SERVICE",
            "cost": 0.0232
          },
          {
            "start": 1685602800,
            "end": 1685604600,
            "conversation": 4,
            "phone_number": "19195552584",
            "country": "US",
            "conversation_type": "REGULAR",
            "conversation_direction": "UNKNOWN",
            "conversation_category": "MARKETING",
            "cost": 0.0232
          },
         # ... more data points
        ]
      }
    ]
  },
  "id": "102290129340398"
}

スレッドタイプの内訳を使って月ごとのデータを取得する

シナリオ: あるWABAに関連付けられているすべての電話番号の、特定の期間におけるスレッドとコストの情報をすべて取り出します。結果では、内訳をスレッドタイプ別に示します。

ソリューションの提案: 呼び出すURLを作成し、以下のフィルタリングパラメーターを含めます。

  • start: 期間の始め。
  • end: 期間の終わり。
  • granularity: 希望するデータポイント粒度。下記の例では、MONTHLYを使っているため、各データポイントは半月分のデータを表すことになります。
  • phone_numbers: 空配列を送信します。該当WABAに関連する電話番号の情報がすべて返されます。
  • dimensions: CONVERSATION_TYPEに設定します。

この場合、country_codesmetric_typesconversation_typesconversation_directionsconversation_categoriesを指定する必要はありません。これらのフィールドのいずれも送信しない場合は、選択可能なすべてのオプションが返されます。URLを設定したら、GETリクエストを発行します。

curl -i -X GET
"https://graph.facebook.com/v19.0/{whatsapp-buiness-account-id}
      ?fields=conversation_analytics
      .start(1643702400).end(1646121600)
      .granularity(MONTHLY)
      .phone_numbers([])
      .dimensions([CONVERSATION_TYPE])
      &access_token={access-token}"

成功すると、リクエストしたデータが含まれるconversation_analyticsオブジェクトが応答として返されます。

{
  "data": [
    {
      "data_points": [
        {
          "start": 1643702400,
          "end": 1646121600,
          "conversation": 8500,
          "conversation_type": "REGULAR",
          "cost": 88.1010
        },
        {
          "start": 1643702400,
          "end": 1646121600,
          "conversation”: 1000,
          "conversation_type": "FREE_TIER",
          "cost": 0.0000
        }
        {
          "start": 1643702400,
          "end": 1646121600,
          "conversation”: 250,
          "conversation_type": "FREE_ENTRY_POINT",
          "cost": 0.0000
        }
      ]
    }
  ]
}

スレッドカテゴリの内訳を示す半時間のデータを取得する


リクエスト:

curl -i -X GET \
 "https://graph.facebook.com/v19.0/{whatsapp-buiness-account-id}
  ?fields=conversation_analytics
  .start(1685527200)
  .end(1685613600)
  .granularity(HALF_HOUR)
  .conversation_categories(["MARKETING","AUTHENTICATION"])
  .dimensions(["CONVERSATION_CATEGORY"])
  &access_token={access-token}"  

応答:

{
  "conversation_analytics": {
    "data": [
      {
        "data_points": [
          {
            "start": 1685529000,
            "end": 1685530800,
            "conversation": 2,
            "conversation_category": "AUTHENTICATION",
            "cost": 0.0128
          },
          {
            "start": 1685527200,
            "end": 1685529000,
            "conversation": 3,
            "conversation_category": "MARKETING",
            "cost": 0.0432
          }
        ]
      }
    ]
  },
  "id": "102290129340398"
}

#### スレッドのタイプとカテゴリの内訳を示す半時間のデータを取得する


リクエスト:

curl -i -X GET \
 "https://graph.facebook.com/v19.0/{whatsapp-buiness-account-id}
  ?fields=conversation_analytics
  .start(1685527200)
  .end(1685613600)
  .granularity(HALF_HOUR)
  .conversation_categories(["MARKETING","AUTHENTICATION"])
  .dimensions(["CONVERSATION_CATEGORY","CONVERSATION_TYPE"])
  &access_token={access-token}"  

応答:

{
  "conversation_analytics": {
    "data": [
      {
        "data_points": [
          {
            "start": 1685527200,
            "end": 1685529000,
            "conversation": 3,
            "conversation_type": "REGULAR",
            "conversation_category": "MARKETING",
            "cost": 0.0432
          },
          {
            "start": 1685529000,
            "end": 1685530800,
            "conversation": 2,
            "conversation_type": "REGULAR",
            "conversation_category": "AUTHENTICATION",
            "cost": 0.0128
          }
        ]
      }
    ]
  },
  "id": "102290129340398"
}

テンプレート分析

テンプレート分析は、テンプレートの送信、配信、読み取りの回数と、テンプレートの[URL]ボタンまたは[クイック返信]ボタンがクリックされた回数を報告します。

データはUTCタイムゾーンの日次単位で返され、最大過去90日分遡ることができます。テンプレート分析は、[WhatsAppマネージャ] > [メッセージテンプレート] > [テンプレートの詳細] > [インサイト]パネルにもあります。

制限

  • テンプレート分析がオンプレミスAPIで利用できるのは、アカウントがクラウドAPIのテンプレート分析をオプトインしていない場合のみです。
  • オンプレミスAPIのテンプレート分析には、集計および匿名化に関するガイドラインが適用されます。このガイドラインでは、カウントがユーザーに表示されるまでには少なくとも1000件のイベントが必要とされます。
  • ボタンのクリック分析は、MARKETINGまたはUTILITYのカテゴリに分類されたテンプレートでのみ利用可能です。
  • 欧州連合(EU)、英国、日本のMetaビジネスアカウントが所有しているまたは共有を受けているWABA、またはこれらの国や地域の国番号のビジネス電話番号を持つWABAは、サポートされていません。

不具合の報告

テンプレート分析の不具合を報告するには、次の項目を選択してダイレクトサポートチケットを送信してください。

  • 質問トピック: WABiz: クラウドAPI
  • リクエストタイプ: 不具合または実装の問題

テンプレート分析の確認

テンプレート分析を取得する前に、お持ちのWhatsApp Businessアカウントでテンプレート分析を確認する必要があります。WhatsAppマネージャまたはAPIを使用してテンプレート分析を確認することができます。APIを使って実行するには、次のリクエストを送信してください。

POST /<WHATSAPP_BUSINESS_ACCOUNT_ID>?is_enabled_for_insights=true

確認すると、WhatsApp Businessアカウントのテンプレート分析のキャプチャが開始されます。一度確認したテンプレート分析を無効にすることはできません。

成功すると、APIはWhatsApp BusinessアカウントIDで応答します。以下はその例です。

{                          
  "id": 102290129340398
}

テンプレート分析パラメーター

名前説明値の例

start

UNIXタイムスタンプ

必須。


取得する分析の対象期間の開始タイムスタンプ。UTCタイムゾーンの日単位の粒度でテンプレート分析が提供されるため、0:00 UTC以外の開始タイムスタンプは前の0:00 UTCに修正されます。

1543536000

end

UNIXタイムスタンプ

必須。


取得する分析の日付範囲の最終日。UTCタイムゾーンの日単位の粒度でテンプレート分析が提供されるため、0:00 UTC以外の終了タイムスタンプは次の0:00 UTCに修正されます。

1543708800

granularity

列挙

必須。


取得する分析の粒度。サポートされている値:


  • DAILY

DAILY

template_ids

IDの配列

必須。


分析取得の対象となるテンプレートIDの配列。


最大10。

[1924084211297547,954638012257287,969725530748535]

metric_types

列挙の配列

任意。


取得の対象となる指標の種類。省略されていたり空の配列であったりする場合、すべての指標タイプの分析が返されます。


使用可能な値:


  • CLICKED
  • DELIVERED
  • READ
  • SENT

MARKETINGまたはUTILITYに分類されたテンプレートのURLボタンとクイック返信ボタンに関してのみ、クリックが返されます。

["SENT","DELIVERED","READ"]

すべてのテンプレート分析を取得する

シナリオ: WhatsApp Businessアカウントに関連付けられている1つのメッセージテンプレートの、特定の2日間のテンプレート分析をすべて取得します。

リクエストの例:

curl -g 'https://graph.facebook.com/v19.0/109259195336416/template_analytics?start=1689379200&end=1689552000&granularity=DAILY&metric_types=[%27SENT%27%2C%27DELIVERED%27%2C%27READ%27%2C%27CLICKED%27]&template_ids=[1924084211297547%2C954638012257287]' \
-H 'Authorization: Bearer EABN8...'

応答の例:

{
  "data": [
    {
      "granularity": "DAILY",
      "data_points": [
        {
          "template_id": "1924084211297547",
          "start": 1689379200,
          "end": 1689465600,
          "sent": 0,
          "delivered": 0,
          "read": 0,
          "clicked": [
            {
              "type": "quick_reply_button",
              "button_content": "Tell me more",
              "count": 3
            },
            {
              "type": "quick_reply_button",
              "button_content": "Get coupon",
              "count": 5
            }
          ]
        },
        {
          "template_id": "1924084211297547",
          "start": 1689465600,
          "end": 1689552000,
          "sent": 0,
          "delivered": 0,
          "read": 0,
          "clicked": [
            {
              "type": "quick_reply_button",
              "button_content": "Tell me more",
              "count": 73
            },
            {
              "type": "quick_reply_button",
              "button_content": "Get coupon",
              "count": 35
            }
          ]
        },
        {
          "template_id": "954638012257287",
          "start": 1689379200,
          "end": 1689465600,
          "sent": 0,
          "delivered": 0,
          "read": 0,
          "clicked": [
            {
              "type": "url_button",
              "button_content": "Visit Website",
              "count": 13
            }
          ]
        },
        {
          "template_id": "954638012257287",
          "start": 1689465600,
          "end": 1689552000,
          "sent": 0,
          "delivered": 0,
          "read": 0,
          "clicked": [
            {
              "type": "url_button",
              "button_content": "Visit Website",
              "count": 12
            }
          ]
        }
      ]
    }
  ],
  "paging": {
    "cursors": {
      "before": "MAZDZD",
      "after": "MjQZD"
    }
  }
}

ボタンのクリック分析の無効化

個々のテンプレートのボタンクリック数のトラッキングは、そのcta_url_link_tracking_opted_outフィールドをtrueに設定すれば無効化できます。無効化されると、APIはクリックされたプロパティをテンプレート分析で返さなくなり、テンプレートのインサイトを表示する際にボタンのエンゲージメント/クリック数がWhatsAppマネージャに表示されなくなります。

リクエストの構文

POST /<TEMPLATE_ID>
  ?cta_url_link_tracking_opted_out=<OPT_OUT>
  &category=<TEMPLATE_CATEGORY>

リクエストのパラメーター

プレースホルダー説明値の例

<WHATSAPP_TEMPLATE_ID>

テンプレートID

必須。


テンプレートID。

245435364965041

<OPT_OUT>

ブーリアン

必須。


テンプレートのボタンクリック数のトラッキングが無効化されているかどうかを示します。テンプレートでのボタンクリック数のトラッキングは、trueに設定すると無効に、falseに設定すると有効になります。


この値は、テンプレート作成時にはfalseに設定されています。

true

<TEMPLATE_CATEGORY>

文字列

必須。


テンプレートの現在のカテゴリ。


テンプレートのカテゴリを現在のカテゴリ以外の値に設定した場合、テンプレートのステータスはPENDINGに設定されます。その場合テンプレートはテンプレートレビューを受けて承認される必要があります。

marketing

リクエストの例

curl -X POST 'https://graph.facebook.com/v19.0/245435364965041?cta_url_link_tracking_opted_out=true&category=marketing' \
-H 'Authorization: Bearer EAAJB...'

応答の例

成功すると、APIは以下のように応答します。

{
    "success": true
}

リファレンス

各フィールドで指定可能なすべての値のリストについては、WhatsApp Businessアカウントの分析フィールドのグラフAPIリファレンスをご覧ください。