概要
ページAPIは、アプリでページの設定とコンテンツを作成して管理するために使用可能な、FacebookグラフAPIエンドポイントのセットです。
コンポーネント
アクセストークン
APIの認証は、アクセストークンによって処理されます。ほとんどのエンドポイントには、ページ、アプリユーザー、アプリのそれぞれに対してユニークで、有効期限のあるページアクセストークンが必要です。アプリユーザーからトークンを取得するには、そのアプリユーザーがページ上のタスクを所有しているか、そのページでタスクを実行可能である必要があります。
Facebookログインを実装すると、アプリユーザーからアクセストークンを入手できます。
新しいページエクスペリエンスに移行したページでは、使用可能なすべてのエンドポイントでページアクセストークンが必要になります。ただし、以下は例外です。
グラフAPI
グラフAPIにあまり詳しくない場合は、グラフAPIドキュメントをご覧になってからMetaソーシャルグラフについてお調べください。
Facebookログイン
Facebookログインを利用すると、アプリユーザーはアプリにログインすることができ、アプリはユーザーにデータへのアクセス許可を求めることができます。
ビジネス向けFacebookログイン
ビジネス向けFacebookログインは、ビジネスクライアントのアセットへのアクセスを必要とする技術提供者とビジネスアプリ開発者向けに推奨される、認証と承認ソリューションです
機能
一部のエンドポイントは、事前にアプリレビュープロセスで承認されなければアプリ公開時にアプリで使えるようにならない機能を必要とします。機能を使用すると、アクセス許可や、ページでタスクを行う権限がなくても、公開ページのデータにアクセスすることができます。必要なページ機能を確認するには、各エンドポイントのリファレンスをご覧ください。
メンション
@メンションを使うと、ページに投稿した、またはページ投稿にコメントした特定の人に対して、ページからコメントや返信内で公開返信することができます。
Page-Scoped User ID
ページとのやり取りを行うユーザーは、Page-Scoped User ID (PSID)で識別されます。PSIDは、ユーザーとページの組み合わせごとに固有のIDです。ページAPIとMessengerプラットフォームAPIのエンドポイントはPSIDに依存しています。PSIDを利用すると、ユーザーとページ間のやり取りや、そのページとの公開Messengerスレッドを特定できます。
アクセス許可
ほとんどのエンドポイントでは、アプリユーザーによってアプリに付与される1つ以上のアクセス許可が必要です。通常、Facebookログインを通して付与できますが、アプリがビジネスによって取得されている場合はビジネスマネージャを通しても行えます。
どのアクセス許可も、事前にアプリレビューで承認を受けていなければ、アプリ公開後にアプリユーザーがアプリに付与することはできません。アプリモードのないビジネスアプリの場合、アドバンスアクセスの承認を受けていなければ、アプリ自体で役割を持たないアプリユーザーやアプリを取得しているビジネスがアプリにアクセス許可を付与することはできません。
ページ検索
名前や所在地などFacebookページに関する情報を検索したり、@メンションするページやページ所在地を検索したり、ブランドコンテンツを表示するためにページにタグ付けしたりします。
レート制限
すぺてのページエンドポイントリクエストにレート制限が適用されます。アプリの呼び出しカウントの現在の使用状況はアプリダッシュボードで確認できます。
タスク
タスクは、ユーザーがページで特定のアクションを実行することを許可します。ユーザーがアプリを使ってページとのやり取りを行うと、試行されたアクションに応じて、まずそのタイプのアクションを許可するタスクがユーザーに承認されているかどうかがチェックされます。
以下のタスクについて個々のユーザーを承認できます。
| タスク | 許可されたアクション |
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UIでページへの管理者権限が与えられている人は、そのページに対してすべてのタスクを実行することができます。
Messengerプラットフォーム
顧客やあなたのFacebookページに関心を示した人とのMessengerスレッドを作成できます。
ページのMeta Webhooks
ユーザーがページ投稿にコメントやリアクションをした場合に、リアルタイム通知を受け取ることができます。
アプリレビュー
ページ関連のアクセス許可と機能はすべて、事前にアプリレビュープロセスで承認を受けなければ、アプリ公開時にアプリで使えるようになりません。
開発モードのアプリは、アプリで権限を持つすべてのアプリユーザーからのアクセス許可をリクエストできます。
処理の概要
一般的なページAPIへのアクセスは、以下のように行われます。
- Facebookログインによって、アプリユーザーからユーザーアクセストークンを取得します。
/me/accountsエンドポイントを照会し、アプリユーザーがアプリにアクセスを許可したページのIDとページアクセストークンを取得します。- 返されたページIDとページアクセストークンをキャプチャします。
- そのIDとトークンを使用してページノードを照会します。
アプリユーザーが複数のページに対するアクセスをアプリに許可する場合は、各ページIDと対応するトークンをキャプチャし、アプリユーザーがそれらの各ページにターゲットを設定できるようにしなければなりません。
次のステップ
ページAPIを使ってページ投稿を公開する方法について詳しくは、スタートガイドをご覧ください。