マーケティングAPIのピクセル

Metaピクセルは、ウェブサイトのイベントをトラッキングするのに使用できる主要なツールです。Metaピクセルから得たデータをマーケティングAPIで使用して、次のことを行えます。

  • ウェブサイトでのアクティビティに基づいてカスタムオーディエンスを作成する
  • コンバージョンアクティビティを測定し、購入などの結果につながる広告を判別する

要件

  • イベントをトラッキングするすべてのウェブページに、Metaピクセルのベースコードを事前にインストールしておく必要があります。

iOS 14.5のアップデート

iOS 14.5の変更に伴い、iOS 14.5の広告キャンペーンでウェブイベントをトラッキングする新しいツールを導入しました。

合算イベント測定

Metaの合算イベント測定は、iOS 14.5以降のデバイスの利用者によるウェブイベントとアプリイベントの測定を可能にするプロトコルです。データが欠落している場合や、部分的なデータしかない場合は、統計モデリングで、結果のより完全なビューを確認することができます。

現在、合算イベント測定では、ドメインおよびモバイルアプリで、合算イベント測定のレポートが行われるように設定・優先順位付けできるコンバージョンイベントの数が8件に制限されています。

Facebookのドメイン認証ガイドを参照して、合算イベント測定を行うドメインの所有権を認証してください。

詳しくは、ビジネスヘルプセンターの記事をご覧ください。

その他の参照可能な変更について詳しくは、Facebookの更新履歴をご覧ください。

標準イベント

次に、トラッキングできる標準イベントの例を示します。

Lead

ウェブサイトの次のLead標準イベントをトラッキングします。

fbq(
  'track', 'Lead', {
    value: 40.00,
    currency: 'USD'
  }
);

ViewContent

ウェブサイトの次のViewContent標準イベントをトラッキングします。

fbq(
  'track', 'ViewContent', { 
    content_type: 'product',
    content_ids: ['1234'],
    value: 0.50,
    currency: 'USD'
  }
);

Search

ウェブサイトの次のSearch標準イベントをトラッキングします。

fbq(
  'track', 'Search', { 
    search_string: 'leather sandals',
    content_ids: ['1234', '2424', '1318', '6832'],
    value: 0.50,
    currency: 'USD'
  }
);

Purchase

ウェブサイトの支払い確認ページの次のPurchase標準イベントをトラッキングします。

fbq(
  'track', 'Purchase', { 
    content_type: 'product',
    contents: [
      { 'id': '1234', 'quantity': 2, },
      { 'id': '4642', 'quantity': 1, }
    ],
    value: 25.00,
    currency: 'USD'
  }
);

カスタムイベント

ウェブサイト固有のカスタムイベントをトラッキングします。CUSTOM-EVENT-NAMEを自分のカスタムイベント名に置き換え、custom_parameterを自分のカスタムパラメーター名に置き換えます。

fbq(
  'trackCustom', 'CUSTOM-EVENT-NAME', {
    custom_parameter: 'ABC',
    value: 10.00,
    currency: 'USD'
  }
);

ページ内イベント

標準イベントまたはカスタムイベントをボタンなどのHTML要素に結び付けて、ページ内アクションをトラッキングします。

<button onClick="fbq('track', 'Purchase');">Button Text</button>

複数のHTML要素がある場合は、関数を作成します。

<script>
function onClick() {
fbq('track', 'Purchase');
};
</script>

この関数を呼び出して、複数のHTML要素のPurchaseイベントをトラッキングします。

<button onClick="onClick()">Buy Now</button>

<button onClick="onClick()">Buy as a Gift</button>

注: ピクセルヘルパーは、同じページの複数のピクセルイベントを表示する場合があります。ピクセルヘルパーは、読み込みイベントでのみトラッキングすることを想定していますが、ボタンなどの要素にイベントを結び付けることによって、他のイベントタイプもトラッキングできるようになります。

特定のピクセルをトラッキングする

特定のMetaピクセルから派生した単一のカスタムイベントをトラッキングします。PIXEL-IDをトラッキングするMetaピクセルIDに置き換えます。

<script>
  function onClick() {
    fbq(
      'trackSingleCustom', 'PIXEL-ID', 'PageView'
    );
  };
</script>

注: trackSingleCustomメソッドは、カスタムデータを検証しません。

ピクセルを抑制する

pushStateまたはreplaceStateを使ってMetaピクセルを抑制します。

fbq.disablePushState = true;

ピクセルを使って広告配信を最適化する

/act_AD-ACCOUNT/adsetsエンドポイントに対してpromoted_objectフィールドを使用して、Metaピクセルでトラッキングされた標準イベントに基づいて広告配信を最適化します。

次の例では、Purchaseイベントをトラッキングするピクセルを使い、広告配信をPurchase値に基づいて最適化します。

読みやすくするためにフォーマットしています
curl -i -X POST "https://graph.facebook.com/v2.10/act_AD-ACCOUNT-ID/adsets
    ?name=Ad Set for Value Optimization
    &campaign_id=CAMPAIGN-ID
    &optimization_goal=VALUE
    &promoted_object={"pixel_id":"PIXEL-ID","custom_event_type":"PURCHASE"}
    &billing_event=IMPRESSIONS
    &daily_budget=1000
    &attribution_spec=[{'event_type': 'CLICK_THROUGH', 'window_days':'1'}]
    &access_token=ACCESS-TOKEN"

注: 目的とpromoted_objectに基づいて、conversion_specsの値が自動的に推定されます。conversion_specsを手動で設定することはできません。

画像専用ピクセルコード

MetaピクセルにはJavaScriptコードを使用することを強くおすすめします。ただし場合によっては、HTMLや画像のMetaピクセルを使用し、その後でウェブサイトから別のサードパーティタグを追加することもできます。

標準イベント

<img src="https://www.facebook.com/tr?id=PIXEL-ID&amp;ev=ViewContent&amp;cd[content_type]=product&amp;cd[content_ids]=1234&amp;cd[value]=0.50&amp;cd[currency]=USD&amp;noscript=1" height="1" width="1" style="display:none"/>

カスタムイベント

<img src="https://www.facebook.com/tr?id=PIXEL-ID&amp;ev=CustomEventName&amp;cd[custom_param1]=ABC&amp;cd[custom_param2]=123&amp;cd[value]=10.00&amp;cd[currency]=USD&amp;noscript=1" height="1" width="1" style="display:none"/>

参考情報