広告キャンペーン、広告セット、広告のステータスのタイプは通常、次のいずれかになります。
詳しくは、広告開発者向けのブログ「Deleted versus Archived (削除とアーカイブの対比)」をご覧ください。
ライブ広告オブジェクトには次のステータスがあります。
ACTIVE
PAUSED
PENDING_REVIEW
CREDIT_CARD_NEEDED
PREAPPROVED
DISABLED
PENDING_PROCESS
WITH_ISSUES
広告オブジェクトのステータスをARCHIVED
に設定するには、status
フィールドをARCHIVED
に設定します。オブジェクトのステータスをARCHIVED
に設定しておくと、引き続きオブジェクトIDに基づいて詳細や統計情報をクエリできます。ただし、アーカイブできるオブジェクトの数には上限があります。この上限を超えないようにするため、不要になったオブジェクトのステータスをDELETED
に変更してください。
ARCHIVED
オブジェクトで変更できるフィールドはname
とstatus
の2つだけです。status
はDELETED
にのみ変更できます。
広告オブジェクトのステータスをDELETED
に設定するには、status
フィールドをDELETED
に設定するか、HTTP DELETE
を該当するオブジェクトに送信します。一度オブジェクトのステータスをDELETED
に設定すると、ARCHIVED
に戻すことはできません。
削除されたオブジェクトのIDを残しておけば、そのオブジェクトIDをクエリすることによって、引き続き統計情報やオブジェクトの詳細を取得できます。ただし、削除オブジェクトを削除されていないノードやオブジェクトから接続オブジェクトとして取得することはできません。例えば、削除オブジェクトに<API_VERSION>/<AD_ID>/insights
を使用することはできますが、<API_VERSION>/act_<AD_ACCOUNT_ID>/insights?level=ad
を使用しても削除オブジェクトの統計情報は返されません。
広告を削除しても、最後の配信日から28日間はインプレッション数、クリック数、アクション数などがトラッキングされる場合があります。DELETED
オブジェクトのインサイトは、ad.effective_status
フィルターを使ってクエリできます。
2つの広告を持つ広告セットがあり、1つの広告を削除した場合は、次の2つのクエリから返される結果が異なります。
https://graph.facebook.com/v21.0
/<AD_SET_ID>/insights https://graph.facebook.com/v21.0
/<AD_ID>/insights
この広告セットからは、削除された広告と削除されていない広告の両方の統計情報が返されます。しかし、広告セット内の広告をクエリすると、1つの広告しか表示されません。
https://graph.facebook.com/v21.0
/<AD_SET_ID>/ads
このような状況を回避するには、統計情報が変更されることがないように、広告の最後の配信日から28日経過後に広告を削除することをおすすめします。また、広告を削除する前に、これらのオブジェクトの統計情報やIDを自分のシステムに保存しておいてください。以下の場合は、この推奨事項は任意となります。
DELETED
オブジェクトの場合、name
フィールド以外のフィールドを変更することはできません。
以下は、オブジェクトステータスを管理する一般的な方法です。
deleted
状態に移動します。広告オブジェクトのステータスは、広告オブジェクトの階層に対して次のように機能します。
with_issues
、paused
、archived
、deleted
のいずれかに設定すると、下位のオブジェクトすべてが自動的にそのステータスを継承します。 deleted
に設定すると、IDを明示的に指定しなければ、そのキャンペーンの下位の広告セットや広告は取得できません。with_issues
、paused
、archived
、deleted
のいずれかに設定した場合、その広告が含まれる広告セットや広告キャンペーンの元のステータスは保持されるため、広告セットや広告キャンペーンは取得できます。特定の広告アカウントのARCHIVED
オブジェクトには次の制限が適用されます。
archived
エッジはデフォルトでは返されないため、この状態のエッジを読み取る場合は、アーカイブオブジェクトを明確にフィルター処理する必要があります。広告オブジェクトの統計情報を読み取ると、すべての子オブジェクトの統計情報が(active
、archived
、deleted
のいずれであるかを問わず)含められます。そのため、子オブジェクトのインサイトを得るためにフィルター処理する必要はありません。
ステータスがACTIVE
やPAUSED
などのオブジェクトは、ステータスがARCHIVED
やDELETED
であるオブジェクトとは異なります。主な違いは次のとおりです。
クエリ | ライブ | ARCHIVED | DELETED |
---|---|---|---|
データベース内の既存の項目 | はい | はい | はい |
広告アカウントあたりの上限 | 100,000 | 上限なし | |
エッジとしてクエリ(フィルターなし) | はい | いいえ | いいえ |
エッジとしてクエリ(ステータスフィルターあり) | はい(ステータスがフィルターに含まれるオブジェクトの場合) | はい(ステータスフィルターに | いいえ(ステータスフィルターに |
個別のIDによるクエリ | はい | はい | はい |
| はい | はい | はい |
| はい | いいえ | いいえ |
delivery_infoフィルターで | はい(ステータスがフィルターに含まれるオブジェクトの場合) | はい(ステータスがフィルターに含まれるオブジェクトの場合) | いいえ |
| はい | はい | はい |
変更可能なステータス | 有効なステータスすべて |
| 変更不可 |
広告をアーカイブ済みに設定するには
use FacebookAds\Object\Ad;
$ad = new Ad(<AD_ID>);
$ad->archive();
from facebookads.adobjects.ad import Ad
ad = Ad(ad_id)
ad.remote_archive()
new Ad(<AD_ID>, context).update()
.setStatus(Ad.EnumStatus.VALUE_ARCHIVED)
.execute();
curl \
-F 'status=ARCHIVED' \
-F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
https://graph.facebook.com/v2.11/<AD_ID>
広告を削除するには
use FacebookAds\Object\Ad;
$ad = new Ad(<AD_ID>);
$ad->deleteSelf();
from facebookads.adobjects.ad import Ad
ad = Ad(<AD_ID>)
ad.remote_delete()
new Ad(<AD_ID>, context).update()
.setStatus(Ad.EnumStatus.VALUE_DELETED)
.execute();
curl -X DELETE \
-d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
https://graph.facebook.com/v2.11/<AD_ID>/
ライブオブジェクトのライブのサブオブジェクトを取得するには(例: 広告キャンペーンのすべてのライブ広告のうちARCHIVED
やDELETED
の広告を含まないもの)
curl -X GET \
-d 'fields="name"' \
-d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
https://graph.facebook.com/v21.0/<AD_CAMPAIGN_ID>/ads
ライブオブジェクトのARCHIVED
サブオブジェクトを取得するには(例: 広告セットのすべてのARCHIVED
広告で、ステータスフィルターを必要とするもの)
curl -X GET \
-d 'effective_status=[
"ARCHIVED"
]' \
-d 'fields="name"' \
-d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
https://graph.facebook.com/v21.0/<AD_CAMPAIGN_ID>/ads