広告の作成と編集の後処理

v4.0より前では、広告の購入が、システムのタイムアウト、メモリー不足、遅延を引き起こす場合がありました。システムを拡張するために、膨大な計算が必要となって一時的なエラーを引き起こすロジックを、後処理と呼ばれる別個のワークフローに分離しました。それにより、広告の作成や編集時の一時的なエラーに対する回復力が高まりました。このプロセスは次のようなものです。

リクエストを受信した後の後処理フェーズを表すために、広告実行ステータスIN-PROCESSをv4.0で導入しました。この新しいステータスは以下に適用されます。

  • {campaign_ID}
  • {ad_set_ID}
  • {ad_ID}
  • {ad_creative_ID}

キャンペーン、広告セット、広告に次のような影響があります。

フィールド v4.0以降 v4.0より前

effective_status (enum {ACTIVE, PAUSED, DELETED, PENDING_REVIEW, DISAPPROVED, PREAPPROVED, PENDING_BILLING_INFO, CAMPAIGN_PAUSED, ARCHIVED, ADSET_PAUSED, WITH_ISSUES, IN_PROCESS})

IN_PROCESS

キャンペーンまたは広告セットの場合: configured_statusまたはstatus。広告の場合: pending_review

configured_status enum {ACTIVE, PAUSED, DELETED, ARCHIVED}

変更なし

変更なし

status (enum {ACTIVE, PAUSED, DELETED, ARCHIVED})

変更なし

変更なし

後処理フェーズは、キャンペーン、広告セット、データの場合はeffective_statusに、広告クリエイティブの場合はstatusフィールドに表示されます。例えば、オブジェクトのステータスは/creative_id?fields=statusで照会できます。後処理フェーズ中であれば、次のようになります。

{
 "status": "IN-PROCESS", 
 "id": "<creative_id>"
}   

広告クリエイティブの後処理が問題なく終わると、次のようになります。

{ 
"status": "ACTIVE", 
"id": "<creative_id>"
}  

後処理に失敗した場合、オブジェクトがWITH_ISSUESに設定され、issues_infoにエラーが示されます。例えば、creative_ID?fields=status, issues_infoで、次のようになります。

{ 
"status": "WITH_ISSUES", 
"issues_info": [ 
{ 
"level": "CREATIVE", 
"error_code": 1815869, 
"error_summary": "Ad post is not available", 
"error_message": "The Facebook post associated with your ad is not available. It may have been removed, or you may not have permission to view it." } 
], 
"id": "<creative_id>"
}

広告オブジェクトがIN_PROCESSであれば、そのオブジェクトとその子に通常のアップデートを行うことができます。