オフラインコンバージョンAPI

オフラインコンバージョンAPIは2025年5月に廃止されます。当初は、2024年の第3四半期で廃止されるはずでした。グラフAPI v17.0以降、オフラインコンバージョンAPIはオフラインイベントをサポートしなくなります。グラフAPI v16.0がオフラインイベントをサポートする最後のバージョンです。オフラインコンバージョンAPIは2025年5月にv16.0が期限切れになる時に廃止されます。今から2025年5月にかけて、マーケティングAPI v20.0の残りのオフラインコンバージョンAPIエンドポイントを廃止していきます。詳しくは、更新履歴をご覧ください

2023年2月、コンバージョンAPIがオフラインイベントに完全にサポートするようになったと発表されました。新たに統合を行う広告主はコンバージョンAPIを使用するようおすすめします。既存のオフラインコンバージョンAPI統合を使用している広告主は、2025年の5月までに統合をコンバージョンAPI統合に変換するようおすすめします。加えて、コンバージョンAPI統合に成功するまで、オフラインコンバージョンAPIをアップデートしないようにもおすすめします。コンバージョンAPIの詳細をご確認ください。


オフラインコンバージョンAPIは、オフラインコンバージョンイベントを送信したり、コンバージョンの前にMeta広告を表示またはクリックした顧客の数を確認したりするために使います。

開始する前に

このAPIを使用するには、以下が必要です。

1.Metaビジネスマネージャ

ない場合は、作成してください。

2.Meta App ID

マーケティングAPIへのアクセスに必要です。Metaアプリを作成するには以下のことを実行します。

  • [ビジネスマネージャ] > [ビジネス設定]にアクセスします。
  • [アプリ]を選択します。
  • [新しいアプリを追加]をクリックし、指示に従います。

3.アプリレビューとアクセス許可

アプリレビューとアクセス許可に関するルールは、APIの実装方法によって異なります。

実装のタイプアプリレビューとアクセス許可

直接実装

これは、広告主としてオフラインコンバージョンを直接使用するケースです。


この事例では

  • アプリは、アプリレビューを受ける必要はありません。
  • 何らかのアクセス許可をリクエストする必要はありません。

パートナーがプラットフォームとして実装する

これは、サードパーティのパートナーとして、あなたのサービスを使用する広告主にオフラインコンバージョンの機能を提供するケースです。


この事例では

  • アプリは、アプリレビューを受ける必要があります。
  • アプリレビューにおいてads_managementアクセス許可をリクエストする必要があります。

4.ビジネスマネージャのシステムユーザーとトークン

システムユーザーのアクセス権があれば、アプリはAPI経由でMetaにデータを送信できます。これを作成するには、次の手順に従います。

  • [ビジネスマネージャ] > [ビジネス設定]にアクセスします。
  • [システムユーザー]を選択します。
  • [新しいシステムユーザーを追加]をクリックします。
  • システムユーザーの役割として[管理者システムユーザー]を選択します。

Metaのデータにアクセスするには、アクセストークンが必要です。システムユーザーのアクセストークンを作成するには、次の手順に従います。

  • [ビジネスマネージャ] > [ビジネス設定]にアクセスします。
  • [システムユーザー]を選択します。
  • システムユーザーを選択し、[新しいトークンを生成]をクリックします。
  • アプリを選択し、[適用範囲]としてads_managementを選択します。

5.広告アカウント

Metaで広告キャンペーンを実施するには、広告アカウントが必要です。作成方法については、マーケティングAPIまたはビジネスヘルプセンターの「Metaビジネスマネージャのビジネス設定について」をご覧ください。

6.システムユーザーに広告アカウントへのアクセスを許可する

システムユーザーに広告アカウントへのアクセスを許可します。

  • [ビジネスマネージャ] > [ビジネス設定]にアクセスします。
  • [システムユーザー]を選択します。
  • システムユーザーを選択し、[アセットを割り当てる]をクリックします。
  • 広告アカウントを選択します。

7.オフラインイベントセット

これは、オフラインコンバージョンデータとともにアップロードされたファイルです。広告セットを作成する際に、イベントを正しくアトリビューションするために、tracking_specオフラインイベントセットIDに設定します。これにより、イベントセットの作成、インポート時の統計情報の表示、ビジネスマネージャでの当該データの削除や変更ができるようになります。

以前の実装では、ビジネスマネージャレベルでオフラインイベントセットのCRUD操作を実行して、イベントセットをほかのオブジェクトおよびエンティティと共有することができました。

イベントデータのアップロード

オフラインイベントセットを作成し、イベントセットのデータをアップロードまたは表示するには、特定のアクセス権が必要です。このアクセス権は、これらのアクセス許可を広告アカウントに割り当てる場合にも必要です。次のいずれかであることが必要です。

  • ビジネスマネージャ管理者
  • オフラインイベントセットを作成した管理者システムユーザー
  • オフラインイベントセットに関連付けられているad_accountの管理者

オフラインコンバージョンイベントセット、リファレンスをご覧ください。

1.オフラインイベントセットを作成する

curl 
  -F 'access_token=<SYSTEM_USER_ACCESS_TOKEN>' 
  -F 'name=offline_event_set',
  -F 'description=conversion data used for superbowl campaign',
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/<BUSINESS_MANAGER_ID>/offline_conversion_data_sets

HTTP POSTを実行します。

POST /<BUSINESS_MANAGER_ID>/offline_conversion_data_sets HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X POST \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<BUSINESS_MANAGER_ID>/offline_conversion_data_sets

応答にはイベントセットidが含まれます。

{
  "id": <OFFLINE_EVENT_SET_ID>
}

パラメーター


パラメーター 説明

name

型: 文字列

イベントセットの名前。

例: In store purchasesLead registrations

description

型: 文字列

イベントセットの説明。

例: In store purchases for the Superbowl campaign

2.広告アカウントにアクセス許可を割り当てる

広告アカウントにトラッキングおよび読み取りアクセス許可を割り当てるには

POST /<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/adaccounts HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X POST \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/adaccounts

パラメーター


パラメーター 説明

business

型: 整数

このビジネスIDに広告アカウントを割り当てます。

account_id

型: 整数

オフライントラッキングが有効になっている広告アカウントのID。

3.広告のトラッキングを設定する

tracking_specを更新すると、上書きされます。最初にGETを実行し、オフラインイベントセットの関連するStringを既存のtracking_specの末尾に付加します。広告管理を参照するか、広告マネージャを使用してください。例えば、次のように適切なトラッキングスペックを指定します。

curl \
  -F 'tracking_spec=[{action.type:"offline_conversion", dataset:["123"]}]' \
  -F 'access_token=<SYSTEM_USER_ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/<AD_ID>

広告のトラッキングスペックを更新するには、次のようにします。

POST /<AD_ID>/?tracking_specs=[{"action.type":"offline_conversion","dataset": <OFFLINE_EVENT_SET_ID>}] HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X POST \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<AD_ID>/?tracking_specs=[{"action.type":"offline_conversion","dataset": <OFFLINE_EVENT_SET_ID>}]

パラメーター


パラメーター 説明

action.type

型: 文字列

広告グループのこのアクションをトラッキングします。

例: offline_conversion

dataset

型: list<id>

オフラインイベントセットのID。

例: 11111111111

4.オフラインイベントをアップロードする

コンバージョン後62日以内に取引をアップロードする必要があります。次のようにコンバージョンデータをアップロードします。

curl \
  -F 'access_token=SYSTEM_USER_ACCESS_TOKEN' \
  -F 'upload_tag=store_data' \
  -F 'data=[ \
    { 
      match_keys: {"phone": ["HASH1","HASH2"], "email": ["HASH3","HASH4"]}, 
      currency: "USD", 
      value: 16,
      event_name: "Purchase",
      event_time: 1456870902,
      contents: [
        {id: "A", quantity: 1},
        {id: "B", quantity: 2},
        {id: "C", quantity: 1}
      ]
      custom_data: {             
      },
    }, 
    { 
      match_keys: {"lead_id": "12345"}, 
      event_name: "Lead",
      event_time: 1446336000,
      contents: [
        {id: "A", quantity: 1},
        {id: "B", quantity: 2},
        {id: "C", quantity: 1}
      ]
      custom_data: {
        event_source: "email",
        action_type: "sent_open_click",
        email_type: "email_type_code", 
        email_provider: "gmail_yahoo_hotmail",
      }
    }, 
  ]'
  https://graph.facebook.com/VERSION/OFFLINE_EVENT_SET_ID/events

コンバージョンを送信するには、HTTP POSTを実行します。

POST /<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/events HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X POST \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/events

パラメーター


パラメーター 説明

upload_tag

型: 文字列

必須

イベントのアップロードをトラッキングします。

例: monthly, in-store uploads

data

型: json array

必須

アップロードされるイベント数を含めます。各アカウントセンターアカウントについて、API呼び出しごとに最大2,000件のコンバージョンイベントをアップロードします。

例: 前述の例を参照

namespace_id

型: 整数

任意

extern_idまたはtpidの解決に使用される適用範囲。別のデータセットまたはデータパートナーIDを指定できます。

例: 12345

同じバッチ内のすべてのイベントアップロードAPI呼び出しに同じupload_tagを使用して、それらをグループ化します。こうすると、イベントのアップロードをデバッグするのに役立ちます。複数のAPI呼び出しで行われるイベントアップロードにご利用ください。

data内にあるパラメーターは次のとおりです。

パラメーター 説明

match_keys

型: JSONディクショナリー

必須

Metaで利用者をマッチングするために使う識別情報。

例: {"phone": ["{HASH}","{HASH}"], "email": ["{HASH}","{HASH}"], "fn": "{HASH}",}.

event_time

型: 整数

必須

コンバージョンイベントのUNIXタイムスタンプ。

例: 1456870055

event_name

型: 文字列

必須

イベントのタイプ。

例: ViewContentSearchAddToCartAddToWishlistInitiateCheckoutAddPaymentInfoPurchaseLeadOther

currency

型: 文字列

必須

このコンバージョンイベントの3文字のISO通貨コードPurchaseイベントでは必須。

例: USD

value

型: 倍精度浮動小数点

必須

コンバージョンイベントの値。Purchaseイベントでは必須。

例: 16.00

content_type

型: 文字列

任意

有効なAdvantage+ カタログ広告content_type

例: product

contents

型: JSON配列

任意カタログに広告が組み込まれている場合は必須。

必須: idquantity


推奨: pricecategorybrand

必須: [ {id: "A", quantity: 1}, {id: "B", quantity: 2}, {id: "C", quantity: 1}]


推奨: [ {id: "A", quantity: 1, brand: "Brand_A", category: "", price: 10.0}]

custom_data

型: JSONディクショナリー

任意

このコンバージョンイベントに関する情報。

例: {category: 'ICECREAM'}

order_id

型: 文字列

任意

オフラインイベントセット内の取引または注文を区別するためのユニーク識別情報。例えば、小売りの場合は領収書IDを指定できます。

例: ATN10001123456

item_number

型: 文字列

任意

同じ注文や取引内のイベントを区別するユニークな識別情報。

例: 1a

例えば、dataフィールドで次のように情報をアップロードできます。

{
  match_keys: MATCH_KEYS,
  event_time: EVENT_TIME,
  event_name: "Purchase",
  value: 400,
  currency: "USD",
  contents: [
    {
        id: "A",
        quantity: 1,
        brand: "brand_of_A",
        category: "Apparel & Accessories | Clothing",
        price: 100,
    },
    {
        id: "B",
        quantity: 2,
        brand: "brand_of_B",
        category: "Apparel & Accessories | Shoes",
        price: 50,
    },
    {
        id: "C",
        quantity: 1,
        brand: "brand_of_C",
        category: "Apparel & Accessories | Jewelry | Watches",
        price: 200,
    }
  ],
}

同じバッチ内のすべてのイベントアップロードAPI呼び出しに同じupload_tagを使用して、それらをグループ化します。こうすると、イベントのアップロードをデバッグするのに役立ちます。複数のAPI呼び出しで行われるイベントアップロードにご利用ください。

一致キー

match_keysは、利用者とアトリビューションをマッチングするための識別情報のセットです。データの正規化とハッシュ化については、CRMデータにからのカスタムオーディエンスをご覧ください。SHA256のみがサポートされており、ハッシュ化されていないデータは受け入れられません。

こちらのCSVファイルをダウンロード

して、

以下のパラメーターで適切に正規化およびハッシュ化されたデータの例をご覧ください。



ダウンロード(右クリック > [名前を付けてリンクを保存])
パラメーター名 パラメーター ハッシュ化が必須かどうか

メールアドレス(1つまたは複数)

email

必須

電話番号(1つまたは複数)

phone

必須

ジェンダー

gen

必須

生年月日

db

必須

ln

必須

fn

必須

都市

ct

必須

米国の州

st

必須

郵便番号

zip

必須

country

必須

Appleの広告ID

madid

必須

Androidの広告ID

madid

必須

サードパーティのユーザーID

external_id

強く推奨される

リード獲得広告からのリードID

lead_id

ハッシュ化しない

応答:

名前 説明

num_processed_entries

整数

処理されたエントリ数

エラーが発生すると、無効なエントリとその理由を含む例外が表示されます。エラーを修正するか、エラーのあるデータ行をスキップしてAPI呼び出しを再試行してください。

アップロードの統計情報を表示する

ビジネスマネージャの管理者、またはオフラインイベントセットを作成したシステムユーザーは、アップロードの統計情報を取得できます。オフラインイベントセットに関連付けられているad_accountの管理者も、このデータを読み取ることができます。

有効なエントリや一致するエントリなどのオフラインイベントセットに関する統計情報を表示するには

GET /<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/uploads HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X GET -G \
  -d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/uploads

ビジネスマネージャのOffline Events Managerには、オフラインイベントの1日の内訳が表示されます。より正確な内訳を表示するには、次の呼び出しを行います。

GET /<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/stats HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X GET -G \
  -d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/stats

パラメーター


パラメーター 説明

start

型: 整数

任意

UNIXタイムスタンプ。この時点からイベントのクエリを開始します。

例: 1456870055

end

型: 整数

任意

UNIXタイムスタンプ。この時点以降に発生するイベントを除外します。

例: 1456870056

fields

型: string[]

任意

文字列のリスト。このエンドポイントは、v3.0まではすべてのフィールドを提供します。それより後のバージョンでは、デフォルトでcounteventtimeを提供します。追加のフィールドは、matched_countattributed_countusd_amountmatched_usd_amountattributed_usd_amountduplicate_countです。

summary

型: ブーリアン

任意

集計時間がupload_timeに設定され、このフィールドがtrueに設定されている場合、平均アップロード遅延時間(秒単位)を返します。

aggr_time

型: 文字列

任意

この設定時間に基づいて結果を集計します。オプションは、upload_timeevent_timeです。デフォルトはevent_timeです。

オフラインカスタムコンバージョンの作成

現在、オフラインカスタムコンバージョンはバックフィルを行いません。カスタムコンバージョンを作成する前に行われたイベントのアップロードからのデータは、アトリビューションされません。オフラインカスタムコンバージョンデータを広告配信の最適化に使用することはできません。カスタムコンバージョンリファレンスをご覧ください。

オフラインイベントを使用してカスタムコンバージョンを作成するには、POSTを実行します。

POST /act_<ACCOUNT_ID>/customconversions HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X POST \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/act_<ACCOUNT_ID>/customconversions

パラメーター:

パラメーター 説明

name

型: 文字列

新しいカスタムコンバージョン名。

例: Offline purchases over 100 dollars

event_source_id

型: 整数

トラッキングするオフラインイベントセットID。

例: 11111111111

custom_event_type

型: 文字列

Metaピクセルの9つの標準イベントのうち1つ。

例: "ViewContent""Search""AddToCart""AddToWishlist""InitiateCheckout""AddPaymentInfo""Purchase""Lead""CompleteRegistration""Other"

rule

型: JSONエンコード文字列

コンバージョンルールの演算子とデータ。カスタムコンバージョンリファレンスをご覧ください。例えば、100 USDを超える購入を指定します。

例: {"and":[{"event_name":{"eq": "Purchase"}},{"value":{"gt":100}}]}

成功すると、次の応答が返されます。

{
  "id": <CUSTOM_CONVERSION_ID>
}

カスタムデータによる測定

custom_dataフィールドを使用して、コンバージョンをカウントするかどうかを後で判断するルールを作成できます。これはオフラインカスタムオーディエンスに似ています。広告アカウントあたりのカスタムコンバージョンの最大数は40です。

例えば、custom_dataを使用してアップロードに製品カテゴリを含めるには、次のようにします。

data=[
  {
    match_keys: {"phone": ["<HASH>","<HASH>"], "email": ["<HASH>","<HASH>"]}, 
    currency: "USD", 
    value: 16,
    event_name: "Purchase",
    event_time: 1456870902,
    custom_data: {
      product_category: "ICECREAM",
    },
  },
]

次に、custom_data.{YOUR_CUSTOM_PARAM}を使用して、カスタムコンバージョンルールを作成します。

curl \
  -F 'name=Ice Cream Purchasers' \
  -F 'custom_event_type=Purchase' \
  -F 'event_source_id=<OFFLINE_EVENT_SET_ID>' \
  -F 'rule={"and": [{"event_name":{"eq":"Purchase"}},{"custom_data.product_category":{"i_contains":"ICECREAM"}}]}' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \

"https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/act_<ACCOUNT_ID>/customconversions"

パートナーのオフラインコンバージョン

オフラインコンバージョンイベントをクライアントの広告にアトリビューションするには、次の手順に従います。これらの手順のほとんどにおけるAPI呼び出しは、自分のオフラインイベントセットとキャンペーンを管理する場合と同じです。

  1. パートナー - オフラインイベントセットを作成する
  2. パートナー - イベントセットをクライアントのビジネスマネージャと共有する
  3. クライアント - 広告アカウントにオフライントラッキングアクセス許可を割り当てる
  4. クライアント - 広告にオフライントラッキングを設定する
  5. パートナー - オフラインイベントをアップロードし、統計情報を表示する
  6. パートナー - クライアントの広告インサイトを表示する

これらの手順は、クライアントの広告アカウントでパートナーまたはエージェンシーの権限をどのように設定するかによって異なります。

  • クライアントのすべての広告アカウント、イベントセット、その他のアセットを所有している場合。
  • クライアントのアセットに対して特定のアクションを実行する権限がある場合。

これらの権限を設定するには、ビジネスマネージャのアセットをご覧ください。

パートナー - イベントセットを共有する

イベントセットをクライアントのビジネスマネージャと共有します。クライアントは広告トラッキングにイベントセットを使用できるようになります。

GET /<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/agencies HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X GET -G \
  -d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/agencies

パラメーター


パラメーター 説明

business

型: 整数

クライアントのビジネスマネージャのID

クライアント - 広告アカウントにオフライントラッキングアクセス許可を割り当てる

パートナーが作成したオフラインイベントセットをクライアントと共有します。広告と広告アカウントのトラッキングを有効にするには、ビジネスマネージャの管理者、またはオフラインイベントセットを作成した管理者システムユーザーである必要があります。オフラインイベントセットに関連付けられている広告アカウントの管理者である場合も、これを行うことができます。このAPI呼び出しを行うには、呼び出し内のビジネスがオフラインイベントセットにアクセスできる必要があります。

この呼び出しにより、オフラインイベントのトラッキングと表示のアクセス許可を広告アカウントに割り当てることができます。

POST /<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/adaccounts HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X POST \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/<OFFLINE_EVENT_SET_ID>/adaccounts

パラメーター

パラメーター 説明

business

型: 整数

このビジネスIDに広告アカウントを割り当てます。

account_id

型: 整数

オフライントラッキングが有効になっている広告アカウントID

外部IDを提供する

顧客を表す独自の外部IDを提供し、それを特定の利用者とマッチングするケースがあるかもしれません。これを行うには、以下のガイドラインに従ってextern_idを使用してください。

マッチング処理を行ったデータパートナーは、パートナーIDをネームスペースIDとして使用し、extern_idtpidとして使用できます。

match_keysのみを指定する

Metaでは、match_keysを使って、シェアされたコンバージョンデータをMetaユーザーとマッチングできるかどうかの判定を試みます。match_keysを指定する場合、同時にnamespace_idパラメーターも指定することはできません。

match_keysextern_idの両方を指定する

Metaでは、match_keysを使ってMetaの利用者を検索し、{dataset_id, extern_id}から{facebook_user_id}へのマッピングの転送を試みます。match_keysextern_idを指定する場合、同時にnamespace_idパラメーターも指定することはできません。

extern_idのみを指定する

すでにmatch_keysextern_idが含まれるデータを送信した場合、Metaは{dataset_id, extern_id}を使って{facebook_user_id}を取得します。

namespace_idを指定する

namespace_idパラメーターは、API呼び出し全体に適用されます。これを使用して、ビジネスまたはパートナーのプロフィールIDによってアクセスできる(または所有されている)別のオフラインイベントセットを参照できます。すでにmatch_keysextern_idが含まれるデータを送信した場合、Metaは{namespace_id, extern_id}を使って{facebook_user_id}を取得します。データの1行につき1つのextern_idのみを指定してください。

インサイトとアトリビューション

利用者が表示またはクリックした広告にアトリビューションするオフラインイベントを表示します。オフラインコンバージョンは1日以上経過してからアトリビューションされます。つまり、アトリビューションウィンドウを28d_viewまたはaction_attribution_windows=['28d_view']'に設定する必要があります。そうしないと、レポートにコンバージョンが表示されません。インサイトAPIインサイトガイドをご覧ください。

GET /act_<ADACCOUNT_ID>/insights HTTP/1.1
Host: graph.facebook.com
curl -X GET -G \
  -d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/act_<ADACCOUNT_ID>/insights

パラメーター

パラメーター 説明

action_breakdowns

型: 文字列[]

インプレッション、クリック、コンバージョンデータの内訳。アクションのタイプ別(オフライン、オンラインなど)にグループ分けされます。

例: ["action_type", "placement", "age", "gender", "country", "region"]

fields

型: 文字列[]

基本的な広告の指標

例: ["impressions", "clicks", "actions",]

level

型: 文字列

レポート結果でこのレベルのデータを集計または重複排除します。

例: adまたはadsetまたはcampaign

date_preset

型: 文字列

クエリ指標に対する相対的な時間枠。

例: last_n_days (n = 7、14、28)またはyesterdayまたはtodayまたはlast_monthまたはlifetime

結果は次のようになります。

{
  "data": [
    {
      "date_start": "2015-12-01",
      "date_stop": "2015-12-01",
      "actions": [
        {
          "action_type": "offline_conversion.purchase",
          "value": 1
        },
        {
          "action_type": "offsite_conversion.lead",
          "value": 3
        },
      ],
      ...
    }
  ]
}

例: 次のようにして、アトリビューションを表示します。

curl -G \
  -d 'access_token=<SYSTEM_USER_ACCESS_TOKEN>' \
  -d 'fields=unique_actions,action_values' \
  https://graph.facebook.com/<API_VERSION>/act_<AD_ACCOUNT_ID>/insights

結果は次のようになります。

{
  "data": [
    {
      "unique_actions": [
        {
          "action_type": "link_click",
          "value": 94
        },
        {
          "action_type": "offline_conversion",
          "value": 1
        },
        {
          "action_type": "offline_conversion.purchase",
          "value": 1
        },
        {
....
          "value": 1
        }
      ],
      "action_values": [
        {
          "action_type": "offline_conversion.purchase",
          "value": 27.5
        },
        {
          "action_type": "offline_conversion",
          "value": 27.5
        }
      ],
      "date_start": "2016-06-06",
      "date_stop": "2016-06-07"
    }
  ],
  "paging": {
    "cursors": {
      "before": "MAZDZD",
      "after": "MAZDZD"
    }
  }
}

米国のユーザーに適用されるデータ処理オプション

これらの2つのAPIでは、イベントのデータパラメーター内で各イベント内にdata_processing_optionsdata_processing_options_countrydata_processing_options_stateを追加することにより、データ処理オプションを実装します。

注: アプリイベントとオフラインコンバージョンAPIの新規連携は推奨されなくなりました。その代わりに、ウェブ、アプリ、オフラインイベントに対応しているコンバージョンAPIを使用することを推奨します。詳しくは、アプリイベント用コンバージョンAPIオフラインイベント用コンバージョンAPIをご覧ください。

限定データ使用 (LDU)を明示的に有効にしない場合は、各イベントに空の配列を指定するか、単にペイロードのフィールドを削除してください。

{
    "data": [
        {
            "event_name": "Purchase",
            "event_time": <EVENT_TIME>,
            "user_data": {
                "em": "<EMAIL>"
            },
            "custom_data": {
                "currency": "<CURRENCY>",
                "value": "<VALUE>"
            },
            "data_processing_options": []
        }
    ]
}

LDUを有効にしてMetaに地理的位置情報を使用させるには、次のコードを使用します。

{
    "data": [
        {
            "event_name": "Purchase",
            "event_time": <EVENT_TIME>,
            "user_data": {
                "em": "<EMAIL>",
                "client_ip_address": "256.256.256.256"
            },
            "custom_data": {
                "currency": "<CURRENCY>",
                "value": "<VALUE>"
            },
            "data_processing_options": ["LDU"],
            "data_processing_options_country": 0,
            "data_processing_options_state": 0
        }
    ]
}

LDUを有効にしてカリフォルニア州など位置情報を手動で特定するには、次のコードを使用します。

{
    "data": [
        {
            "event_name": "Purchase",
            "event_time": <EVENT_TIME>,
            "user_data": {
                "em": "<EMAIL>"
            },
            "custom_data": {
                "currency": "<CURRENCY>",
                "value": "<VALUE>"
            },
            "data_processing_options": ["LDU"],
            "data_processing_options_country": 1,
            "data_processing_options_state": 1000
        }
    ]
}

手動アップロードUI

オフラインコンバージョンAPIは、.csvファイルからイベントを手動でアップロードするオプションを提供します。その場合は、データ処理オプション、データ処理国、データ処理州をファイル内に列として追加します。詳細については、アップロードのユーザーインターフェイスをご覧ください。


詳しくは、データ処理オプションをご覧ください。