マーケティングAPIの生成AI機能の利用を始める

生成AI機能のAPIサポート

広告主は、広告を公開する前に、AIが生成したクリエイティブを使った広告クリエイティブのプレビューを行う責任を負います。プレビュー設定の手順を参照してください。

Metaは、提案された生成テキスト、生成された背景、拡大された画像の完全性、信頼性、正確性に関する保証は行いません。マーケティングAPIを使用して下記に概要が示されているMetaの生成AI機能にアクセスする場合、Metaプラットフォーム利用規約に加えて広告クリエイティブ生成AI利用規約が適用されます。

このドキュメントでは、テキスト生成画像拡大背景生成の生成AI機能を広告に使用する方法を示します。

はじめに

Meta生成AI機能を使用した広告キャンペーンを設定するには、以下の手順に従う必要があります。

  1. キャンペーンを作成する
  2. 広告セットを作成する
  3. 広告クリエイティブまたはスタンドアローンクリエイティブを作成する
  4. クリエイティブをプレビューする
  5. 広告を有効化する

テキスト生成

テキストバリエーションは、オリジナルのメインテキスト、以前の広告、ビジネスページのコンテンツを基にしてAIで生成され、より関連性の高い提案を行うことができます。広告にテキストオプションをさらに追加すると、クリエイティブをカスタマイズし、広告疲れを軽減し、パフォーマンスを向上させるのに役立ちます。この機能についての詳しい説明をご覧ください

ステップ1: テキスト生成を使用した広告作成をオプトインする

/adsエンドポイントで広告を作成するか、/adcreativesエンドポイントでスタンドアローンのクリエイティブを作成できます。機能のオプトインは、現在のリクエストで作成される広告またはクリエイティブにのみ適用されます。どちらのアプローチでも、次のようにしてテキスト生成機能使用をオプトインします。

  1. object_story_specmessageフィールドにメインテキストを指定します
  2. text_generationの使用をオプトインします

以下のリクエストの例をご覧ください。

/adcreativesエンドポイントによるオプトイン

curl -X POST \
  -F 'name=Text Gen Creative' \
  -F 'object_story_spec={
      "link_data": {
         "image_hash": "<IMAGE_HASH>", 
         "link": "<URL>", 
         "message": "<PRIMARY_TEXT_HERE>",  <--- Primary Text Here
      },
      "page_id": "<PAGE_ID>"
  }' \
  -F 'degrees_of_freedom_spec={
    "creative_features_spec": {
      "text_generation": {
        "enroll_status": "OPT_IN"
      }
    }
  }' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v21.0/act_<AD_ACCOUNT_ID>/adcreatives

または、act_<AD_ACCOUNT_ID>/adsエンドポイントを使って広告オブジェクトを作成できます。

/adsエンドポイントによるオプトイン

curl \
  -F 'adset_id=<ADSET_ID>' \
  -F 'creative={
    "name": "Text Gen Adgroup",
    "object_story_spec": {
      "link_data": {
         "image_hash": "<IMAGE_HASH>", 
         "link": "<URL>", 
         "message": "<PRIMARY_TEXT_HERE>",  <--- Primary Text Here
      },
      "page_id": "<PAGE_ID>"
    },
    "degrees_of_freedom_spec": {
      "creative_features_spec": {
        "text_generation": {
          "enroll_status": "OPT_IN"
        }
      }
    }
  }' \
https://graph.facebook.com/v21.0/act_<AD_ACCOUNT_ID>/ads

ステップ2: テキスト生成をプレビューする

text_generationの使用をオプトインして広告を作成すると、この機能は現在の広告にのみ適用され、生成されたメインテキストがクリエイティブ仕様に挿入されます。/adsエンドポイントでこの機能をオプトインすると、広告グループのstatusフィールドはデフォルトでPAUSEDに設定されます(ドキュメントをご覧ください)。生成された提案を確認してから、広告のステータスを手動でACTIVEに設定して配信できます。

生成された提案を含むクリエイティブ仕様は、クリエイティブIDまたは広告IDでasset_feed_specを読み取ってプレビューできます。以下のリクエストと応答の例を参照してください。

まずは、ステップ1で作成したスタンドアローン広告クリエイティブのasset_feed_specをクエリします。

リクエスト

// request from creative
curl -X GET -G \
  -d 'fields=asset_feed_spec' \
  -d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v21.0/<CREATIVE_ID>
  
// request from ad
curl -X GET -G \
  -d 'fields=creative{asset_feed_spec,status}' \
  -d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v21.0/<AD_ID>

応答

{
  "asset_feed_spec": {
    "bodies": [
      {
        "text": "Buy some cool LED TV at cheap price"
      },
      {
        "text": "Get your dream LED TV at an unbeatable price! Buy now and save big!"
      },
      {
        "text": "Get the best LED TV deals! 📺 Save money and upgrade your entertainment."
      },
      {
        "text": "Get an LED TV at a low cost! Cheap, high-quality options are available."
      },
      {
        "text": "Get LED TVs at affordable prices  ✨  !"
      }
    ],
    "optimization_type": "DEGREES_OF_FREEDOM"
  },
  "id": "<CREATIVE_ID>"
}

提案をレビューし、公開することにした場合は、ステップ3に進んで広告をACTIVEに設定してください。生成された提案のいずれかを却下する場合は、テキスト生成をオプトインせずに新しい広告またはクリエイティブを作成してください。

テキスト生成をオプトインしないでクリエイティブを作成する

curl -X POST \
  -F 'name=Text Gen Creative' \
  -F 'object_story_spec={
      "link_data": {
         "image_hash": "<IMAGE_HASH>", 
         "link": "<URL>", 
         "message": "<PRIMARY_TEXT_HERE>",
      },
      "page_id": "<PAGE_ID>"
  }' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v21.0/act_<AD_ACCOUNT_ID>/adcreatives

ステップ3: 広告グループステータスをACTIVEに設定する

生成されたテキストの提案を確認した後、広告のstatusACTIVEに設定できます。このステップは次のどちらの場合でも行う必要があります。

  1. /adsエンドポイントを使って、広告でこの機能をオプトインしている場合
  2. テキスト生成にオプトインして既存のクリエイティブを使用する最初の広告である場合

リクエスト

curl \
  -F 'status=ACTIVE' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v21.0/<AD_ID>

画像拡大

より多くの配置に合うように自動的に画像を拡大します。

2024年9月16日より、画像拡大機能が標準エンハンスの一部として含まれるようになります。したがって、画像拡大をオプトインした広告または広告クリエイティブを作成する場合は、creative_features_spec内のフィールドとしてstandard_enhancementsを設定する方法について、Advantage+クリエイティブの標準エンハンスの情報を参照してください。

ステップ1: 画像拡大をオプトインする広告またはクリエイティブを作成する

/adsエンドポイントで広告を作成するか、/adcreativesエンドポイントでスタンドアローンのクリエイティブを作成できます。どちらのアプローチでも、クリエイティブ仕様での画像拡大機能の使用をオプトインします(以下の例を参照)。

リクエスト

// creative example
curl -X POST \
  -F 'name=Image Expansion Creative' \
  -F 'degrees_of_freedom_spec={
    "creative_features_spec": {
      "image_uncrop": {
        "enroll_status": "OPT_IN"
      }
    }
  }' \
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v21.0/act_<AD_ACCOUNT_ID>/adcreatives
  
// ad example
curl \
  -F 'adset_id=<ADSET_ID>' \
  -F 'creative={
    "name": "Image Expansion Adgroup",
    "object_story_spec": {
      "link_data": {
         "image_hash": "<IMAGE_HASH>", 
         "link": "<URL>", 
         "message": "You got this.",
      },
      "page_id": "<PAGE_ID>"
    },
    "degrees_of_freedom_spec": {
      "creative_features_spec": {
        "image_uncrop": {
          "enroll_status": "OPT_IN"
        }
      }
    }
  }' \
https://graph.facebook.com/v21.0/act_<AD_ACCOUNT_ID>/ads

ステップ2: 画像拡大をプレビューする

この機能は、INSTAGRAM_STANDARDFACEBOOK_REELS_MOBILEINSTAGRAM_REELSMOBILE_FEED_STANDARDINSTGRAM_STORY配置でサポートされます。これらの配置のプレビューを見るには、/<AD_ID>/previewsエンドポイントにGETリクエストを行ってください。

生成された画像のいずれかを却下する場合は、画像拡大をオプトインせずに広告またはクリエイティブを再作成してください。

  • creative_featureimage_uncropとして設定します。
  • statuspendingの場合は、プレビューを再リクエストしてください。

注意:transformation_specノードが表示されない場合、クリエイティブは画像拡大の対象外であるということです。

リクエスト

INSTAGRAM_STANDARD

curl -X GET -G \
  -d 'ad_format=INSTAGRAM_STANDARD' \
  -d 'creative_feature=image_uncrop' \
  -d 'access_token=/<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v19.0/<AD_ID>/previews

FACEBOOK_REELS_MOBILE

curl -X GET -G \
  -d 'ad_format=FACEBOOK_REELS_MOBILE' \
  -d 'creative_feature=image_uncrop' \
  -d 'access_token=/<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v19.0/<AD_ID>/previews

応答

{
  "data": [
    {
      "body": "<iframe src='<PREVIEW_URL>'></iframe>",
      "transformation_spec": {
        "image_uncrop": [
          {
            "body": "<iframe src='<PREVIEW_URL>'></iframe>",
            "status": "eligible"
          }
        ]
      }
    }
  ]
}

(任意)広告作成なしのダイレクトプレビュー

実際に広告を作成することなく、act_<AD_ACCOUNT_ID>/generatepreviewsエンドポイントを使ってプレビューをリクエストすることもできます。

リクエスト

FACEBOOK_REELS_MOBILE

curl -X GET -G \
  -d 'ad_format=FACEBOOK_REELS_MOBILE' \
  -d 'creative_feature=image_uncrop' \
  -d 'creative={
       "object_story_spec": {
         "page_id": "<PAGE_ID>",
          "link_data": {
            "image_hash": "<IMAGE_HASH>",
            "link": "<WEBSITE_LINK>"
          }
        }
     }'
  -d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>'
  https://graph.facebook.com/v19.0/act_<AD_ACCOUNT_ID>/generatepreviews

背景の生成

対象となる商品画像のさまざまな背景を作成し、オーディエンスの反応が最も得られそうなバージョンを配信します。これらの背景は、オリジナルのアセットを基に生成されます。

ステップ1: 背景生成をオプトインする広告またはクリエイティブを作成する

背景生成は現在、モバイルフィードのダイナミック製品広告またはAdvantage+カタログ広告のみで利用できます。

/adsエンドポイントで広告を作成するか、/adcreativesエンドポイントでスタンドアローンのクリエイティブを作成できます。どちらのアプローチでも、クリエイティブ仕様での背景生成機能の使用をオプトインします(以下の例を参照)。

リクエスト

// creative example
  curl -X POST \
  -F 'name=Background Gen Creative' \
  -F 'degrees_of_freedom_spec={
    "creative_features_spec": {
      "image_background_gen": {
        "enroll_status": "OPT_IN"
      }
    }
  }' \
  -F 'product_set_id=<PRODUCT_SET_ID>'
  -F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v21.0/act_<AD_ACCOUNT_ID>/adcreatives

// ad example
curl \
  -F 'adset_id=<ADSET_ID>' \
  -F 'creative={
    "name": "Background Gen Adgroup",
    "object_story_spec": {
      "page_id": "<PAGE_ID>",
      "template_data": {
        "description": "Description {{product.description}} ",
        "link": "https://www.example.com/",
        "message": "Test {{product.name | titleize}} ",
        "name": "Headline {{product.price}}"
      }
    },
    "product_set_id": "<PRODUCT_SET_ID>",
    "degrees_of_freedom_spec": {
      "creative_features_spec": {
        "image_background_gen": {
          "enroll_status": "OPT_IN"
        }
      }
    }
  }' \
https://graph.facebook.com/v21.0/act_<AD_ACCOUNT_ID>/ads

ステップ2: 背景生成をプレビューする

この機能をオプトインすると、対象となる商品画像のさまざまな背景が作成され、オーディエンスからの反応が最も得られそうなバージョンを配信できます。機能のオプトインは、現在のリクエストで作成される広告にのみ適用されます。背景はオリジナルのアセットに基づいて作成され、対象となる商品画像のさまざまな色やパターンを利用します。カタログの利用要件に応じて、生成された背景の静的またはライブプレビューが表示されます。

生成された背景のいずれかを却下する場合は、背景生成をオプトインせずに広告またはクリエイティブを再作成してください。

  • 現在、プレビューはMOBILE_FEED_STANDARD配置でしかサポートされていません
  • creative_featureimage_background_genとして設定します
  • カタログ商品のライブプレビューの準備ができていない場合は、statusPENDINGに設定されて、在庫商品プレビューが表示されます

リクエスト

MOBILE_FEED_STANDARD

curl -X GET -G \
  -d 'ad_format=MOBILE_FEED_STANDARD' \
  -d 'creative_feature=image_background_gen' \
  -d 'access_token=/<ACCESS_TOKEN>' \
  https://graph.facebook.com/v19.0/<AD_ID>/previews

応答

{
  "data": [
    {
      "body": "<iframe src='<PREVIEW_URL>'></iframe>",
      "transformation_spec": {
        "image_background_gen": [
          {
            "body": "<iframe src='<PREVIEW_URL>'></iframe>",
            "status": "eligible" // or one of "pending", "ineligible"
          }
        ]
      }
    }
  ]
}

(任意)広告作成なしのダイレクトプレビュー

実際に広告を作成することなく、/<AD_CREATIVE_ID>/previewsエンドポイントを使ってクリエイティブのプレビューをリクエストすることもできます。

リクエスト

MOBILE_FEED_STANDARD

curl -X GET -G \
  -d 'ad_format=MOBILE_FEED_STANDARD' \
  -d 'creative_feature=image_background_gen' \
  -d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>'
  https://graph.facebook.com/v19.0/<AD_CREATIVE_ID>/generatepreviews

応答

{
  "data": [
    {
      "body": "<iframe src='<PREVIEW_URL>'></iframe>",
      "transformation_spec": {
        "image_background_gen": [
          {
            "body": "<iframe src='<PREVIEW_URL>'></iframe>",
            "status": "eligible" // or one of "pending", "ineligible"
          }
        ]
      }
    }
  ]
}

AIの透明性について

Metaのマーケティングツールで提供されている特定のMeta生成AIクリエイティブ機能を使用して作成または大幅に編集された広告画像には、広告の3点ドットのメニュー内にAI情報が含まれる場合や、スポンサーラベルの横にAI情報ラベルが表示される場合があります。広告に使用される生成AIの透明性について、詳しくはこちらをご覧ください。