コンバージョンAPIゲートウェイは、イベントマネージャでセルフサービスで設定するオプションです。コンバージョンAPIゲートウェイを使用すると、事業者は、専用の開発者リソースなしに、以下のベストプラクティスガイダンスを統合して、Metaピクセルや冗長設定のコンバージョンAPIによりイベントを送信できます。そのため、サードパーティパートナーやコーディングが不要になります。
また、コンバージョンAPIゲートウェイにより、次の点で効率が向上します。
コンバージョンAPIゲートウェイはクラウドベースの製品であり、クラウドホスティングソリューションを設定する必要があります。設定の際に、自分のクラウドアカウントを使うか、パートナーサービスによってアカウントをホスティングするかを選ぶことができます。アカウントを自分でホスティングする場合、Amazon Web Services App Runnerを利用してクラウド設定を行うと、毎月定額のリーズナブルなプランでコストを抑えることができます。以下の手順に従って約15分で実装できます。
毎月24億件を超えるイベントを受け取るアカウントの場合は、設定フローでElastic Kubernetes ServiceベースのコンバージョンAPIゲートウェイの設定を使うことを検討してください。
コンバージョンAPIゲートウェイは、クラウド環境でサーバーインスタンスをセルフプロビジョニングすることにより構成されます。このサーバーインスタンスは、信頼できるサーバーを通じてウェブイベントをFacebookへのサーバー接続に送信するために使用されます。
コンバージョンAPIゲートウェイに関係する主要なコンポーネントの概要図を次に示します。
この図で、コンポーネントは次のように機能します。
event_id
重複除外キーは自動的に生成および伝播され、両方のチャネル間での重複除外に役立ちます。コンバージョンAPIゲートウェイでは、事業者が開発者やコスト予測の必要なしに、基盤となるインフラストラクチャを自動的にデプロイできるようにするために、Meta以外のサードパーティが管理するクラウドプロバイダー(例えば、AWS)アカウントが必要です。
Metaピクセル
Metaピクセルは、広告主のウェブサイトに読み込まれる標準のJavaScriptライブラリであり、事業者が顧客アクションに関するデータを共有できるようにします。これらのデータは、ビジネスツールの用語ではビジネスツールデータと呼ばれます。コンバージョンAPIゲートウェイを有効にしているビジネスでは、このJavaScriptタグは、Metaピクセルがブラウザーから発行されるたびに、安全な接続(HTTPS)を介して、MetaとコンバージョンAPIゲートウェイの両方にイベントを送信します。
コンバージョンAPIゲートウェイ
コンバージョンAPIゲートウェイは、クラウドプロバイダーのApp RunnerインスタンスでホスティングされるスタンドアローンのMeta製品です。事業者が所有しているクラウドプロバイダーのアカウント内にプロビジョニングされます。コンバージョンAPIゲートウェイは、次の2つの主要なモジュールで構成されます。
コンバージョンAPIゲートウェイは、製品にユーザーインターフェイスを提供します。このUIには、「https://<Conversions API Gateway Endpoint>/hub/capig」(つまり、DNSで構成したコンバージョンAPIゲートウェイエンドポイント)からアクセスできます。
このUIから、以下を表示することができます。