コンバージョンAPI

スタートガイド

このページでは、コンバージョンAPIの実装方法や、実装の前提条件について説明します。広告主のためのコンバージョンAPI機能を提供するサードパーティパートナーの場合には、これとは異なる前提条件になります

ビジネスでアウトバウンドリクエスト用のファイアウォールを設定している場合は、クローラーのIPおよびユーザーエージェントを参照してFacebookのIPアドレスを取得します。アドレスのリストは頻繁に変更されるのでご注意ください。

コンバージョンAPIを使用して共有されるウェブ、アプリ、実店舗イベントには特定のパラメーターが必要です。必須パラメーターのリストはこちらをご覧ください。

プロセスの概要

コンバージョンAPI統合を設定する処理は、大まかに次の手順で構成されます。

  1. 適切な統合方式を選ぶ。
  2. その実装方式に必要な前提条件を満たす。
  3. その統合方式を使って実装する。
  4. 設定を検証し、広告パフォーマンスの向上につながるベストプラクティスに従う。

統合方式

コンバージョンAPIと統合する方式はいくつかあり、それぞれ必要な手間、コスト、利用可能になる機能が異なります。コンバージョンAPIの設定オプションの概要については、こちらの記事をご覧ください。

この開発者向けドキュメントでは主に、直接統合の構築について説明します

要件

ピクセルID

コンバージョンAPIを使うには、ピクセルIDを取得する必要があります。ウェブサイトのピクセルが設定済みの場合は、ブラウザーイベントとサーバーイベントに同じピクセルIDを使うことをおすすめします。

ビジネスマネージャ

このAPIを使用するには、ビジネスマネージャも必要です。ビジネスマネージャにより、広告主はビジネス全体のFacebookマーケティング活動を統合し、外部パートナーと連携してマーケティングを実施できます。ビジネスマネージャをまだお持ちでない場合は、ヘルプセンター記事でビジネスマネージャを作成する方法をご確認ください。

アクセストークン

コンバージョンAPIを使用するには、アクセストークンが必要です。アクセストークンを取得する方法は、次の2とおりです。

  • イベントマネージャを使用する方法(推奨)
  • 自分のアプリを使用する方法

イベントマネージャを使用する方法(推奨)

コンバージョンAPIを使用するには、アクセストークンを生成する必要があります。アクセストークンは、各API呼び出しでパラメーターとして渡されます。イベントマネージャ内で、次の手順を実行します。

ステップ1 - 実装するピクセルを選択します。

ステップ2 - [設定]タブを選びます。


ステップ3 - コンバージョンAPIセクションを見つけて、[手動で設定]の下の[アクセストークンを生成]リンクをクリックし、ポップアップされる手順に従います。

注: [アクセストークンを生成]リンクは、ビジネスの開発者権限を付与されたユーザーにのみ表示されます。他のユーザーには非表示になります。


トークンを取得したら、イベントマネージャの[概要]タブにある[統合を管理]ボタンをクリックします。ポップアップ画面で、コンバージョンAPIの横にある[管理]ボタンをクリックします。そうすると、自分用のコンバージョンAPIアプリとコンバージョンAPIシステムユーザーが自動的に作成されます。アプリレビューを受ける必要もアクセス許可をリクエストする必要もありません。



自分のアプリを使用する方法

自分自身のアプリと自分自身のシステムユーザーがすでにある場合は、ビジネスマネージャ内で自分用のトークンを生成できます。手順は次のとおりです。

ステップ1 - ビジネスの[設定]に移動します。

ステップ2 - システムユーザーにピクセルを割り当てます(この段階で新しいシステムユーザーを作成することもできます)。

ステップ3 - 割り当てられたシステムユーザーを選択して、[トークンを生成]をクリックします。

アプリレビューを受ける必要はありません。アプリのアクセス許可をリクエストする必要もありません。

イベントマネージャの[コンバージョンAPI設定]タブで生成されたアクセストークンはトークン生成時に利用可能だった最新のグラフAPIバージョンでしか使用できないという制限が撤廃されました。v12.0以降、新たに作成されたアクセストークンは、利用可能なすべてのグラフAPIバージョンで使用できます。

リソース