オーディエンスルールは、特定の人をカスタムオーディエンスに追加するかどうかを決めるためのものです。それらのルールは、参照URLか、特定のイベントとデータに適用されます。
ルールは、次のようなJSONエンコード文字列として指定します。
オーディエンスルールは、ウェブサイトカスタムオーディエンス、モバイルアプリカスタムオーディエンス、オフラインカスタムオーディエンスといった、さまざまなタイプのカスタムオーディエンスに使われます。エンゲージメントオーディエンスルールについては、エンゲージメントカスタムオーディエンスをご覧ください。
inclusions
やexclusions
のrules
の数もこれに含められます。各ルールセットは、次の構造に従います。
{ "operator" : <BOOLEAN_OPERATOR>, "rules" : <JSON_RULE>, }
名前 | 説明 |
---|---|
型: 文字列 | 必須。
|
型: 文字列 | 必須。 ルールのJSON文字列(ルールの配列)。包含ルールと除外のルールの構文を参照。 |
包含ルールと除外ルールは、それぞれは以下の構造に従います。
{ "event_sources" : <EVENT_SOURCE_DEFINITION>, "retention_seconds" : <SECONDS>, "filter" : <FILTER>, "aggregation" : <AGGREGATION>, }
aggregation
とretention_seconds
が編集可能なフィールドです。ただし、aggregation
やretention_seconds
を編集してもオーディエンスはフラッシュされません。つまり、古いルールや集計のみに一致した利用者は、有効期限が切れるまで引き続きオーディエンスと見なされます。
フィルターの基本形式は次のとおりです。
"filter" : { "operator": <BOOLEAN_OPERATOR>, "filters": <FILTER_SET>, }
名前 | 説明 |
---|---|
型: 文字列 | 必須。
|
型: 文字列 | 必須。 フィルタールールのJSONオブジェクトの配列。フィルタールールの構文を参照。 |
{ "field": <FIELD>, "operator": <COMPARISON_OPERATOR>, "value": <VALUE>, }
名前 | 説明 |
---|---|
型: 文字列 | 必須。
|
型: 文字列 | 必須。
|
型: 文字列 | 必須。
|
行動の頻度や強度に基づいてカスタムオーディエンスを作成するには、オーディエンスルールフィールドでaggregation
を使います。その上で、次の例のようにして集計関数を定義します。
"aggregation" : { "type":"count", "operator":">", "value":1 }
名前 | 説明 |
---|---|
型: 文字列 | 必須。 集計関数のタイプ。
|
| 特定のタイプの集計関数で必須。 |
型: 文字列 | 任意。
|
型: 文字列 | 必須。typeが 集計関数が適用されるパラメーター。 |
型: 文字列 | 必須。
|
型: 文字列 | 必須。 パラメーターに指定可能な値。 |
例:
"aggregation" : { "type":"count", "operator":">", "value":1 }
演算子 | 説明 |
---|---|
| イベントのパラメーター値が指定値より大きい場合、true。 |
| イベントのパラメーター値が指定値以上の場合、true。 |
| イベントのパラメーター値が指定値より小さい場合、true。 |
| イベントのパラメーター値が指定値以下の場合、true。 |
| イベントのパラメーター値が指定値に等しい場合、true。注: これは、演算子を一切指定しない場合、つまり、"'x' : { 'eq' : 'y' }"は"'x' : 'y' }と同じです。 |
| イベントのパラメーター値が指定値に等しくない場合、true。 |
| イベントのパラメーター値(string)が指定文字列を含む場合、true。指定された値が「shoe」である場合、値「shoe12345」は「contains」を満たします。 |
| イベントのパラメーター値(string)が指定文字列を含まない場合、true。指定された値が「purse」である場合、値「shoe12345」は「not_contains」を満たします。 |
| 大文字/小文字を区別しないcontains(含む) |
| 大文字/小文字を区別しないnot contains(含まない) |
| イベントのパラメーター値が、指定された配列に含まれる文字列のどれかに一致する場合、true。 |
| イベントのパラメーター値が、指定された配列に含まれるどの文字列にも一致しない場合、true。 |
| 大文字/小文字を区別しない「is_any」。 |
| 大文字/小文字を区別しない「is_not_any」 |
| イベントのパラメーター値が指定文字列で始まる場合、true |
| 大文字/小文字を区別しない「starts_with」 |
| 「\"example\.com.*purchase$\"」のような正規表現とのマッチング検索。PCREの文法を完全にサポート |
過去30日間について、文字列shoesを含むすべての参照元URLとのマッチング検索を実行します。
{ "inclusions": { "operator": "or", "rules": [ { "event_sources": [ { "type": "pixel", "id": "<PIXEL_ID>", } ], "retention_seconds": 2592000, "filter": { "operator": "and", "filters": [ { "field": "url", "operator": "i_contains", "value": "shoes" } ] }, } ] } }
過去30日間について、商品価格が100米ドル以上のViewContent
イベントとのマッチング検索を実行します。次のようなイベントの場合、このルールを使うことを検討してください。
_fbq.push([ 'track', 'ViewContent', { productId: 1234, category: 'Men > Shoes', price: 199 } ]);
{ "inclusions": { "operator": "or", "rules": [ { "event_sources": [ { "type": "pixel", "id": "<PIXEL_ID>" } ], "retention_seconds": 2592000, "filter": { "operator": "and", "filters": [ { "field": "event", "operator": "eq", "value": "ViewContent" }, { "operator": "or", "filters": [ { "field": "price", "operator": ">=", "value": "100" } ] } ] } } ] } }
ルールで使われる演算子とデータまたはイベントは、次のとおりです。
演算子 | フィルターのタイプ |
---|---|
| 部分文字列を含む(大文字/小文字の区別なし) |
| 部分文字列を含まない(大文字/小文字の区別なし) |
| 部分文字列を含む(大文字/小文字の区別あり) |
| 部分文字列を含まない(大文字/小文字の区別あり) |
| 等しい(大文字/小文字の区別あり) |
| 等しくない(大文字/小文字の区別あり) |
| より小さい(数値フィールドのみ) |
| 以下(数値フィールドのみ) |
| より大きい(数値フィールドのみ) |
| 以上(数値フィールドのみ) |
|
|
データ | フィルター処理するデータ |
---|---|
| 訪問したサイトのURL (完全にエスケープしたもの) |
| 訪問したサイトのドメイン |
| 訪問したサイトのパス(ドメインは含まない) |
| ピクセル |
| サイトにアクセスしたデバイス:
|
任意の |
|
各ルールは、JSONエンコード文字列として指定します。