実際の環境にプッシュする前に、Meta Audience Network SDKの実装をテストして、エクスペリエンスを検証します。
サーバー側のテストでは、収益化マネージャ(MoMa)を構成します。この作業では、アプリ内にコードを記述する必要はありません。デバイスのテストでは、テスト広告と実際の広告の両方を表示できます。テストユーザーのテストでは、利用者層データに基づいてターゲット設定した実際の広告を表示できます。
広告の配置のテストでは、Facebookはリクエストの約20%に対して意図的に広告を掲載しません。これは、広告が掲載されないケースをアプリがどのように処理するかをテストできるようにするためです。
統合をテストする最も簡単な方法は、デバイスでテストすることです。このテストでは、テスト広告と実際の広告の両方を確認できます。実際の広告は利用者層データに基づいてターゲット設定されないことにご注意ください。ターゲット設定をテストするには、テストユーザーを使用します。
収益化マネージャで、左側のナビゲーションバーにカーソルを合わせて[統合] -> [テスト]を選択します。管理者としてビジネスマネージャにログインする必要があります。
[実際の広告主のコンテンツを使用]チェックボックスをオンにします。このオプションを選択すると、テストデバイスに実際のAudience Network広告を表示できます。Facebookの広告システムにより、クリエイティブタイプ(動画、画像、カルーセル)が異なる広告やロケールが異なる広告のリストがサンプリングされるので、統合で実際の広告がどのように表示されるかを確認できます。これらの広告のインプレッションやクリックから収益が生成されることはありません。
テストデバイスを追加するでは、デバイスIDを手動で入力するか、CSVとしてアップロードします。Androidデバイスの場合はGoogle広告ID (AAID)、iOSデバイスの場合は広告の識別情報(IDFA)を入力して、各デバイスに名前を付けます。
デバイスを追加したら、デバイスに表示する広告タイプを選択できます。
[テスト]リンクをクリックして、特定のメディアタイプをデバイスに表示します。メディアタイプは、選択後5分間デバイスに表示されます。一度にテストできるメディアタイプは1つだけです。
利用者層データに基づいてターゲット設定された実際の広告をテストするには、利用者をプロパティに追加します。
ビジネスマネージャの[設定]にアクセスし、左側のナビゲーションバーで[ユーザー] > [利用者]に移動して、[追加]ボタンをクリックします。
アプリに追加する利用者のメールアドレスを入力して、[次へ]をクリックします。デフォルトでは、すべての招待で利用者に社員アクセス権が付与されます。
[アクセスの割り当て]ダイアログボックスが表示されたら、左側のメニューから次のいずれかを選択します。
メディエーションレイヤーを使用する場合は、メディエーションレイヤーからAudience Networkにリクエストが送信されることを確認してください。メディエーションレイヤーでのテストを有効にしている場合、Facebookのサーバーにリクエストが送信されない可能性があります。
Testflightを利用してアプリの配信やテストを行う場合、これらのテストビルドでは実際の広告を確認することはできません。通常、Identifier for Advertisers(IDFA)は、ユーザーが手動でリセットしない限りデバイスで一定になります。しかし、Testfligh配信アプリがIDFAを要求すると、その度に異なるIDFAが割り当てられます。
この問題は、テストモードをオンにして、テスト広告が表示されるようにすることで解決できます。
iOS 14以降では、setAdvertiserTrackingEnabled
フラグを実装する必要があります。これは、テストモードをオンにしている場合も同様です。
クライアント側でコードを挿入してテストするアプリにコードを一時的に挿入して、クライアント側でAudience Networkの実装をテストする方法について説明します。 | SSLプロキシで広告リクエストを検証するプロキシアプリを使用して、アプリとAudience Network広告サーバー間のすべてのSSL/HTTPSトラフィックを確認する方法について説明します。 |
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