Advertiser Tracking Enabled

本ガイドでは、広告トラッキングの有効/無効を切り替える方法について説明します。iOSのバージョンに応じてAdvertiser Tracking Enabledを設定する方法については、以下のガイダンスをご利用ください。

iOS 14.5から16.3.1バージョン用のFacebook SDK、アプリイベント用コンバージョンAPI、およびアプリイベントAPIでのATEパラメーターの設定に関するガイダンス

iOS 14.5以降でイベントのトラッキングがオプトインされていることを示すAdvertiser Tracking Enabledパラメーターを設定しなければ、このイベントの使用が制限される場合があります。自身の法的義務、プラットフォームの規約、ユーザーに対するコミットメントを確認したうえで、トラッキングがオプトインされていることを示すAdvertiser Tracking Enabledパラメーターを使ってどのイベントを送信するかを決めてください。

コンバージョンAPIのベストプラクティスと、こちらの必須パラメーターや推奨パラメーターの設定方法に従ってください。

iOS用FB SDK 17.0.0以降のバージョンに関するガイダンス

iOS 17.0以降のデバイスの場合、iOS用Facebook SDK 17.0.0以降のバージョンのAdvertiser Tracking Enabledパラメーターを設定する必要がなくなりました。現在、iOS用Facebook SDK 17.0.0以降のバージョンから送信されるアプリイベントでは、AppleのApp Tracking Transparency (ATT)システムAPIを利用して、ATTアクセス許可ステータスを確認しています。

制限

• AdvertiserTrackingEnabledはiOS 14から17.0までのバージョンのみで利用可能です。
• Limit Ad Trackingは、Limit Ad TrackingがサポートされているiOS 14.5以前のバージョンで使用できます。

デバイスのアクセス許可を取得する

アクセス許可が付与されたら、FBSDKSettingsクラスのsetAdvertiserTrackingEnabledメソッドを呼び出して、Objective-Cの場合はYES、Swiftの場合はtrueに設定します。デバイスからトラッキングが許可されなかったら、setAdvertiserTrackingEnabledを、Objective-Cの場合はNO、Swiftの場合はfalseに設定します。このメソッドでは、メソッドが正常に設定されたかどうかを示すブーリアン値が返されます。

// Set isAdvertiserTrackingEnabled to true if a device provides permission
Settings.shared.isAdvertiserTrackingEnabled = true

// Set isAdvertiserTrackingEnabled to false if a device does not provide permission
Settings.shared.isAdvertiserTrackingEnabled = false

広告主のトラッキングに関してユーザーから同意を得て、イベントを有効にしたら、必ずSDKを初期化してからイベントを送信してください。

FB iOS SDK 17.0.0以降のバージョンでATEフラグを設定する

Settings.shared.isAdvertiserTrackingEnabled = true