開発者向けニュースに戻る

Advantage+ クリエイティブ標準エンハンスがマーケティングAPIで利用可能に

2023年4月14日作成者:Karen Chui

Advantage+ クリエイティブ標準エンハンスがマーケティングAPIで利用可能になりました。Advantage+ クリエイティブ標準エンハンスは、キャンペーンパフォーマンスが改善すると判断されるときには、自動的に画像、テキスト、動画を変換し、オーディエンスの各メンバーにさらにパーソナライズされたバージョンの広告を表示します。現時点で互換性があるのは、単一の画像または動画広告フォーマットを使い、「トラフィック」、「エンゲージメント」、「リード」、「アプリの宣伝」、「売上」のいずれかを目的としているキャンペーンです。

広告主を対象とした大規模調査から、標準エンハンスを使用した広告では、リンククリック、ランディングページビュー、オフサイトコンバージョンに最適化したキャンペーンで結果の単価が4%減少したことが分かりました*。

イタリアのファッション小売業のMiriadeは、標準エンハンスを使用して、購入の単価を56%削減し、カートへの追加の単価を36%削減しました。その方法については、こちらの成功事例をご覧ください。

標準エンハンスのしくみ

広告主が提供した単一画像または動画のアセットおよびテキストについて、広告のパフォーマンスが向上するとMetaの広告システムが判断した場合、標準エンハンスは次のタイプのエンハンスを適用することがあります。

  • メディアエンハンス: 提供された画像または動画の質と利用者への訴求力を向上させる目的で、標準エンハンスによって画像の明るさとコントラストの調整、アスペクト比の変更、テンプレートの追加を行ってクリエイティブを最適化し、フィード配置に適した画像にする場合があります
  • 広告レベルの構成上の変更: 広告を見るが何に最も反応しそうかを考慮して、広告内または広告周辺の表示とコンポーネントの組み合わせを調整する場合があります。エンハンスには、関連するFacebookコメントを表示したり、提供されたテキストをメインテキスト、見出し、説明として表示したりすることが含まれます。

Advantage+ クリエイティブ標準エンハンスをマーケティングAPIに実装する方法

Advantage+ クリエイティブ標準エンハンスをマーケティングAPIに実装する方法は次の2つです。

  1. ユーザーインターフェイスを使用する: 開発者は、広告プレビュー機能があるユーザーインターフェイスを作成できます。そのユーザーインターフェイスを使って広告主は、手動でAdvantage+ クリエイティブ標準エンハンスをオンにし、作成した各キャンペーンの広告をプレビューできます。
  2. ユーザーインターフェイスを使用しない: 開発者は、ユーザーインターフェイスまたはプレビュー機能をビルドせずにAdvantage+ クリエイティブ標準エンハンスを実装することを選択できます。この場合、どの広告主のどのキャンペーンがこの機能を使用すべきかをMetaが判断し、自動的にこの機能をオンにします。

詳しくは、こちらのヘルプセンターの記事またはこちらおよびこちらの開発者ドキュメントをご覧ください。

*分析結果は、154,000件の広告アカウントに対して1か月間(2022年5月2日~2022年5月30日)行われた実験データに基づく。配置別にカスタマイズした広告で、リンククリック、ランディングページビュー、オフサイトコンバージョンのいずれかのコンバージョンタイプがあった広告セットを対象に分析。結果では、統計的に有意な改善が確認された。