最新バージョン: 0.1.5
WADebugは、WhatsApp Business APIのセットアップに関する潜在的な問題を検出し、より効率的にWhatsAppサポートからのヘルプをリクエストするのに役立つコマンドラインツールです。
このドキュメントの内容は以下のとおりです:
WADebugは、Pythonで記述されたコマンドラインツールです。pipを使って次のようにインストールします。
pip3 install wadebug
アップグレードするには、次のコマンドを実行します。
pip3 install wadebug --upgrade
アンインストールするには、次のコマンドを実行します。
pip3 uninstall wadebug
インストールしたwadebugを検証するには、次のコマンドを実行します。
wadebug --help
WADebugには、WhatsApp Business APIのセットアップを検証するためのアクションのセットがあります。デフォルトでは、使用可能なすべてのアクションを実行します。problem
またはwarning
のいずれかのステータスが返された場合、説明、詳細、可能な対策が表示されるので、セットアップのトラブルシューティングに役立ちます。ヘルプが必要な場合にログをFacebookにアップロードする方法もリマインドされます。
このツールを使用するには、WhatsApp Business API Dockerコンテナをホストするマシンから次のコマンドを実行します。
wadebug
アクションの結果がwadebug_error
になった場合は、ツール自体に問題があることを示しています。この問題が発生した場合は、ダイレクトサポートで不具合を報告してください
WADebugでチェックの全機能を実行するには、現在のディレクトリに構成ファイル(wadebug.conf.yml
)が必要です。
構成ファイルなしでwadebug
を実行すると、構成値を指定するためのスケルトンファイルの作成を促すプロンプトが表示されます。構成ファイルが見つからない場合、または設定されている構成値がない場合、情報不足のために一部のアクションはスキップされます。
構成ファイルの例:
# configurations related to the MySQL database db: # hostname of the MySQL database host: # for example, "0.0.0.0" # host port that the MySQL database uses # to connect to database container created by docker-compose scripts, use 33060 port: # for example, 33060 # username to connect to the MySQL database user: # for example, "root" # password of the username that is used to connect to the MySQL database password: # for example, "your_database_password" # configurations related to WhatsApp Business API webapp: # url accessible from the host running wadebug baseUrl: # https://localhost:9090 # WhatsApp Business API user account credentials to call Support API user: # for example, "wadebug" # WhatsApp Business API user account credentials to call Support API password: # for example, "secretdebugger"
使用可能なアクションを確認するには、次のコマンドを実行します。
wadebug ls
使用可能なアクションのサブセットのみを実行するには、次のコマンドを入力します。
wadebug partial check_software_version check_mysql_version
wadebug
には、インタラクティブモードとJSONモードの2つのモードがあります。
インタラクティブモードはデフォルトのモードで、このモードを使用すると、結果の視覚化された表、注意事項、構成ファイルの作成を促すプロンプトなどが表示されます。
JSONモードは、wadebug
を自動化パイプラインに統合して、WhatsApp Business APIセットアップを定期的に検証する場合や、WhatsApp Business APIバージョンをアップグレードするたびに検証する場合などに役立ちます。
JSONモードでwadebug
を実行するには、次のように、任意の使用可能なwadebug
コマンドに--json
フラグを指定します。
wadebug --json
次のような有効なJSON応答が返されます。
{ "containers_status":{ "class":"CheckContainersAreUp", "user_facing_name":"containers_status", "result":"OK" }, "check_mysql_connection":{ "class":"CheckMySQLConnection", "user_facing_name":"check_mysql_connection", "result":"OK" }, "check_software_version":{ "class":"CheckSoftwareVersion", "user_facing_name":"check_software_version", "result":"OK" }, "check_mysql_version":{ "class":"CheckMySQLVersion", "user_facing_name":"check_mysql_version", "result":"OK" }, "check_network":{ "class":"CheckNetworkAction", "user_facing_name":"check_network", "result":"OK" }, "check_mysql_permissions":{ "class":"CheckMySQLPermissions", "user_facing_name":"check_mysql_permissions", "result":"OK" }, "check_mysql_password":{ "class":"CheckMySQLPassword", "user_facing_name":"check_mysql_password", "result":"OK" }, "check_db_settings_exist":{ "class":"CheckDbSettingsExist", "user_facing_name":"check_db_settings_exist", "result":"OK" }, "check_webapp_port":{ "class":"CheckWebappPortAction", "user_facing_name":"check_webapp_port", "result":"OK" } }
wadebug
を実行するたびに、使用状況データ(実行されたアクションと返された結果を含む)がFacebookに送信され、ツールの改善とダイレクトサポートでのWhatsAppサポートプロセス時間の短縮のために使用されます。
ツールを実行する際に、使用状況データをFacebookとシェアすることを望まない場合は、wadebug
コマンドにフラグ--do-not-send-usage
を指定します。
wadebug partial check_network --do-not-send-usage
トラブルシューティングの結果をローカルで確認している間は、サポートとのやり取りのエクスペリエンスが低下するので、ご注意ください。
wadebug
には、コンテナログをすべて取得し、オプションとしてそれをFacebookに送信してサポートチームによる調査に役立てることができる便利な手段が用意されています。
最新のログを取得して、現在のディレクトリのwadebug_logs/の下に保存するには、次のコマンドを実行します。
wadebug logs
重要な変更:
wadebug logs
コマンドは、各コンテナからログの最後の10,000行を取得しますwadebug logs
コマンドは、各コンテナから最新の3時間のログを取得します[v0.1.5以降の新機能] 特定の日時(GMTタイムゾーン)以降の3時間のログを取得するには、--since
オプションを使用します。例: 次のコマンドは、2020-01-07 3:00:02 GMTから2020-01-07 6:00:02 GMTまでのログを取得します。
wadebug logs --since='2020-01-07 3:00:02'
Facebookにログを送信するには、--send
フラグを追加する必要があります。応答の一部としてrun_id
が返されます。より迅速に調査を行うために、ダイレクトサポートでこれを参照できます。
wadebug logs --send
wadebug logs --since='2020-01-07 3:00:02' --send
コンテナが1つまたは複数のホストにインストールされるハイアベイラビリティ/マルチコネクトモードの場合は、個々のホストにログインし、WADebugをインストールして、上記のwadebug logs
コマンドを実行する必要があります。
WhatsApp Business APIセットアップのトラブルシューティングでヘルプが必要な場合は、wadebug
の実行後に返されたrun_id
を使用して、ダイレクトサポートチケットをオープンします。これにより、Facebookは、実行されたアクションとそれに対応する結果のレポートを確認できます。
A report of this run has been uploaded to Facebook. You can reference run_id (A5jedVKsdI_ZojRwL1_-MOd) in Direct Support (https://business.facebook.com/direct-support) tickets
コンテナログはトラブルシューティングに大変役立ちます。コンテナログを収集してFacebookに送信するには、--send
フラグを指定してwadebug logs
を実行します。
wadebug logs --send
そして、返されたrun_id
をFacebookに提供します。
Container logs have been uploaded to Facebook. You can reference run_id (AcClyxkRJk3w1dEr8OAmsTn) in Direct Support (https://business.facebook.com/direct-support) tickets
2020年1月15日(0.1.5)
wadebug logs
は、最後の10,000行のログではなく、最新の3時間のログを取得するようになりました--since
オプションをwadebug logs
に追加しました2019年9月3日(v0.1.4)
2019年4月26日 (v0.1.3)
2018年12月28日(v0.1.2)
2018年10月23日(v0.1.1)