セットアッププロセスの詳細を説明する目的で、開発者マシンにWhatsApp Business APIクライアントを設定する方法を示します。この方法は本番環境では使用しないでください。本番セットアップを行う前に、以下の開発者セットアッププロセスのいずれかを試しておくことを強くおすすめします。
本番環境でWhatsApp Business APIクライアントを設定する方法について説明し、ベストプラクティスを示します。このドキュメントはあくまで参考として使用し、実際のビジネスニーズに合わせて必要な変更を加えてください。
WhatsApp Business APIクライアントの既存のセットアップがあり、同じ電話番号とアプリ設定を使用して新しいセットアップに移行する場合、どんな変更を加えるべきか、またそのためにどのような処理が必要かをマイグレーションガイドで説明します。
WhatsApp BusinessオンプレミスAPIクライアントの場合、ビジネスとカスタマー間で送信されたメッセージを復号するためのキーを保管するデータベースが必要になります。WhatsAppのすべてのメッセージは、送信者と受信者のキーで暗号化されています。カスタマーのキーはカスタマーのモバイルデバイスに保存され、ビジネスのキーはそのビジネスのデータベースに保存されます。詳しくは、WhatsAppのセキュリティをご覧ください。
Metaがビジネスのデータベースをホストしてる場合、WhatsApp BusinessクラウドAPIを代替として使用できます。クラウドAPIを使用すれば、自社サーバーをホストする経費をかけずにWhatsApp Business APIを実装できます。詳しくはこちら。
要件は、データ通信量や状況に応じて異なります。このソリューションは、インターネットに接続されていてDockerが実行されているものであれば、どのようなマシンでも実行できます。たとえば、ノートパソコンで簡単なテストを実行できます。
シングルインスタンスの本番用サーバー設定では、少なくとも250 GB SSD、16 GB RAM、4コアのCPUをおすすめします。HDDは、負荷がかかった場合に入出力速度がボトルネックになるのでおすすめしません。
マルチコネクトの本番用サーバー設定では、Coreapp/Master/Webappそれぞれのコンテナに対して少なくとも50 GB SSD、4 GB RAM、2コアのCPUをおすすめします。
多くの場合、データベースは、コアコンテナやWebコンテナとは別の物理サーバーで実行する必要があります。データベースサーバーとコンピュートマシンの間の遅延は、数ミリ秒以内である必要があります。
この設定では、毎秒20件のメッセージ送信がサポートされます。
いいえ。インスタンスで使用できるアカウントは1つのみです。2つ目のテストアカウントが必要な場合、2つ目のインスタンスには必ず別の番号を使用してください。
テスト用には、2つ目の電話番号を登録して、2つ目のCloudFormationスタックまたはDockerインスタンスを作成してください。同じ電話番号を使用するアクティブなWhatsApp Business APIクライアントが2つあると、暗号キーが競合することにより、サーバーから追い出される可能性があります。2つ目の環境を作成し、それを使用して本番ではないインスタンスをテストしてから、本番用クライアントに移行する、という方法をおすすめします。