ワンタイム通知(ベータ版)

概要

Messengerプラットフォームのワンタイム通知API(ベータ版)を使うと、24時間のメッセージング時間枠が経過した後でも、ページで1通のフォローアップメッセージの送信をユーザーにリクエストできます。ユーザーは、今後通知を受け取るか尋ねられます。ユーザーが通知を依頼すると、ページは、単一メッセージをユーザーに送信するアクセス許可と同等のトークンを受け取ります。このトークンは1回だけ使用でき、作成後1年間有効です。




アクセス許可

ページでこのAPIを使う場合は、ページ設定の「高度なメッセージ」セクション内の「ワンタイム通知」アクセス許可を申請する必要があります。このページはベータ規約に同意する必要があり、ページがMetaの条件を満たしていればアクセス許可が付与されます。




使用方法

ワンタイム通知リクエストの送信

送信APIを使うことにより、ページで通知リクエストメッセージをテンプレートとして送信できます。テンプレートのタイプはone_time_notif_reqでなければなりません。すべてのテンプレートタイプで、リクエストの本文は標準のフォーマットに従い、タイプと、各テンプレートタイプに固有のコンテンツ詳細を含むmessage.attachment.payloadプロパティを指定します。リクエストのタイトルとペイロードのみカスタマイズ可能です。titleフィールドは65文字に制限されています。

{
  "recipient": {
    "id":"

ワンタイム通知リクエストテンプレートがレンダリングされ、ユーザーが[通知してください]ボタンをクリックすると、message_optins Webhookがバックエンドに送信されます。one_time_notif_tokenを使えば、24時間が経過した後でも、ワンタイムフォローアップメッセージをユーザーに送信できます。

フォローアップメッセージの送信

フォローアップメッセージを送るには、POSTリクエストを送信APIに送信します。その際、Webhook経由で取得したone_time_notif_tokenmessage.textをリクエスト本文に設定します。

curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d '{
  "recipient": {
    "one_time_notif_token":"<ONE_TIME_TOKEN>"
  },
  "message": {
    "text":"<MESSAGE_CONTENT>"
  }
}' "https://graph.facebook.com/v21.0/me/messages?access_token=<PAGE_ACCESS_TOKEN>"

リッチテキストのメッセージを送信するには、テキストをリッチコンテンツに置き換えます。サポートされているメッセージタイプの完全なリストについては、送信APIリファレンスを参照してください。one_time_notif_tokenは1回だけ使うことができ、メッセージの送信に成功すると無効になります。

Webhookイベント

ユーザーが特定のアップデートの通知に同意すると、ページの作成者はpayloadone_time_notif_tokenが設定されたWebhookイベントを受け取ります。情報が利用可能になった時点でフォローアップメッセージを送信するには、ペイロードとトークンの両方を保管しておく必要があります。one_time_notif_tokenのリストをクエリするための個別のAPIは存在しません。そのため、Webhook情報の受信時に処理して保管しておくことが重要です。各トークンは1回だけ使うことができ、作成後1年間有効です。

{
   "sender": {
     "id":"<PSID>"
   },
   "recipient": {
     "id":"<PAGE_ID>"
   },
   "timestamp":1458692752478,
   "optin": {
     "type": "one_time_notif_req",
     "payload": "<USER_DEFINED_PAYLOAD>",
     "one_time_notif_token":"<ONE_TIME_TOKEN>",
   }
}

制限事項

  • ペイロードフィールドを使ってパスワード、ユーザー認証情報、ユーザー個人を特定する情報(名前やメールアドレスなど、それ自体で連絡や個人の特定が可能な情報)、その他の機密情報(医療、財務、支払い、カード保有者データ、その他該当する法律で機密情報と定義されている情報)を送信しないようにしてください。
  • ワンタイム通知リクエストの数には、ユーザーエクスペリエンスを損なわないよう速度制限が適用されます。

よくある質問

詳しくはよくある質問ページをご覧ください。

開発者サポート