このドキュメントでは、ビジネスが送受信したメッセージの指標を、プログラムを通して取得する方法について説明します。メッセージインサイトAPIはページインサイトAPIの拡張機能であり、Facebookページの[ページインサイト]タブに表示されるものと同じ情報を提供します。
このガイドは、Messengerプラットフォームの概要を読み、メッセージと通知の送受信に必要なコンポーネントを実装した人を対象にしています。
所有しているFacebookページやANALYZE
タスクを実行できるFacebookページの指標を確認するには、アプリに次のものが必要です。
pages_messaging
pages_read_engagement
pages_show_list
read_insights
所有していないFacebookページや、ANALYZE
タスクを実行することができないFacebookページの指標を確認するには、アプリに次のものが必要です。
ANALYZE
タスクを実行できるユーザーがリクエストしたページアクセストークンpages_messaging
pages_read_engagement
pages_show_list
read_insights
1つ以上の指標の情報を読み取るには、確認する指標のコンマ区切りのリストに設定したmetric
パラメーターを使用し、GET
リクエストを/PAGE-ID/insights
エンドポイントに送信します。
curl -X GET "https://graph.facebook.com/LATEST-API-VERSION/PAGE-ID/insights ?metric=page_messages_new_conversations_unique,page_messages_blocked_conversations_unique &access_token=PAGE-ACCESS-TOKEN"
成功すると、アプリは次のJSON応答を受け取ります。
{ "data": [ { "name": "page_messages_new_conversations_unique", "period": "day", "values": [ { "value": "42", "end_time": "1665175977" }, ] }, { "name": "page_messages_blocked_conversations_unique", "period": "day", "values": [ { "value": "0", "end_time": "1665175977" }, ] } ], }
次の例は、API呼び出しにtotal_over_range
に設定したperiod
パラメーターとsince
およびuntil
パラメーターによって定義した時間範囲を含めることで、特定の期間における一意の新規スレッドの合計数を特定します。
curl -i -X GET "https://graph.facebook.com/LATEST-API-VERSION/PAGE-ID/insights/ ?metric=page_messages_new_conversations_unique &since=UNIX-TIMESTAMP-START &until=UNIX-TIMESTAMP-STOP &period=total_over_range &access_token=PAGE-ACCESS-TOKEN"
成功すると、一意の新規スレッドの数と時間範囲の終了を含む、次のJSON応答がアプリに届きます。
{ "data": [ { "name": "page_messages_new_conversations_unique", "period": "total_over_range", "values": [ { "value": 27 "end_time": "1665175977" } ], } ] }
次の例は、特定の期間における定期的なお知らせトークンを、トピックおよび頻度でグループ化したものの合計数を特定します。
curl -i -X GET "https://graph.facebook.com/LATEST-API-VERSION/PAGE-ID/insights/ ?metric=recurring_notifications_tokens &since=UNIX-TIMESTAMP-START &until=UNIX-TIMESTAMP-STOP &period=total_over_range &breakdown=recurring_notifications_topic,recurring_notifications_frequency &access_token=PAGE-ACCESS-TOKEN"
成功すると、アプリに次のJSON応答が届きます。この応答では、トークンがトピック(「newproducts」および「10percentsale」)および各トピックで利用可能な頻度(「newproducts」では「daily」、「weekly」、および「monthly」、また「10percentsale」では「daily」および「weekly」)に基づきグループ化されています。
{ "data": [ { "name": "recurring_notifications_tokens", "period": "total_over_range", "values": [ { "value": 3, "end_time": "1665175977", "recurring_notifications_topic": "newproducts", "recurring_notifications_frequency": "daily" }, { "value": 15, "end_time": "1665175977", "recurring_notifications_topic": "newproducts", "recurring_notifications_frequency": "weekly" }, { "value": 8, "end_time": "1665175977", "recurring_notifications_topic": "newproducts", "recurring_notifications_frequency": "monthly" }, { "value": 17, "end_time": "1665175977", "recurring_notifications_topic": "10percentsale", "recurring_notifications_frequency": "daily" }, { "value": 14, "end_time": "1665175977", "recurring_notifications_topic": "10percentsale", "recurring_notifications_frequency": "weekly" }, ] } ] }
パラメーター | 説明 | ||||||||||||||||
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| 応答がグループ化されるディメンション。次のいずれか1つまたは複数。
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| 必須。返される指標のコンマ区切りリスト | ||||||||||||||||
| since/untilまたはdate_preset範囲内で提供された集計。 | ||||||||||||||||
| 表示したいデータの日付範囲の開始日。設定された日付(午前0時を起点とする)のデータを含みます。値の形式は | ||||||||||||||||
| 表示したいデータの日付範囲の終了日。設定された日付(午前0時を起点とする)のデータを除外します。値の形式は |
以下の指標は、メッセージングインサイトAPIで入手できます。
metric 名 | 説明 |
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| 当該ページとのスレッドのうちブロックされた数。 |
| 顧客がCTAボタンをタップして、ビジネスページから送られたマーケティングメッセージとやり取りした回数。 利用できる
この指標は現在開発中です。 |
| これまでビジネスにメッセージを送ったことがない人との間で始まった、Messengerでのメッセージスレッドの数。 |
| メッセージスレッドにおいて、またはメッセージスレッドを管理するサードパーティのアプリやウェブサイトにおいて注文を作成した回数。 この指標は現在開発中です。 |
| メッセージスレッドから、またはメッセージスレッドの管理に使用されるサードパーティアプリやウェブサイトから作成された注文によって獲得した推定収益額。最終的な収益は、交換レートによって異なる場合があります。 この指標は現在開発中です。 |
| 読まれたマーケティングメッセージの数を、ページから送信されたマーケティングメッセージ数で割った数。 顧客が開封証明をオフにしている場合など、一部のメッセージ既読数は把握されていない可能性があります。 利用できる
この指標は現在開発中です。 |
| ページから発信されたスレッドのうち、スパムとして、または不適切なコンテンツを含むとして報告されたスレッドの数。 |
| ビジネスページから顧客に送信されたマーケティングメッセージの数。 利用できる
この指標は現在開発中です。 |
| 自分のビジネスでメッセージを送信できる人の数。 この指標は、これまでにMessengerでビジネスにメッセージを送信した人の数を表します(Messengerで該当ビジネスをブロックしたり何らかの報告を行ったりした人を除きます)。特定の時間帯に送信できるメッセージの数に制限があるなど、つながるためにメッセージを送信する能力に一定の制約がある場合があります。また、この指標は、データが入手可能になった2016年10月以降にできたつながりのみを含みます。 |
| 少なくとも1つの注文が作成されたメッセージのつながりの数。 この指標は現在開発中です。 |
| ビジネスからのマーケティングメッセージを受信するために1つのアカウントがサブスクリプション登録した回数。アカウントが複数のトピックをサブスクリプション登録している場合、トピックごとに再カウントされます。 算出方法: この指標は、アカウントが定期的なメッセージを受信することに同意した回数から、アカウントがサブスクリプション登録を解除した回数を引いて算出されます。 利用できる
この指標は現在開発中です。 |
開発中の指標について、詳しくはこちらをご覧ください。
インサイトAPIへの呼び出しでは、次の情報が返される可能性があります。
プロパティ | 説明 |
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| 指標オブジェクトのリスト |
name 文字列 | 指標の名前 |
period 文字列 | データが報告された期間 |
values オブジェクトの配列 | 指標のデータのリスト |
value 整数値 | 指定日付範囲内にリクエストされた指標の数 |
end_time unixタイムスタンプ | 指標の期間の終了時間のUTCタイムスタンプ |