バージョン2.11

グラフAPI | マーケティングAPI

更新履歴のエントリーは、以下の方法で分類されています。

  • 新機能 — 新しいノード、エッジ、フィールドなどを含む、新しい製品やサービス。
  • 変更 — 既存の製品やサービスへの変更点(廃止されたものを除く)。
  • 廃止 — 既存の製品やサービスのうち削除されたもの。
  • 90日後の重要な変更点 — バージョンのリリース日から90日後に変更、廃止される内容。

新機能変更廃止は、このバージョンにのみ適用されます。90日後の重要な変更点は、すべてのバージョンに影響します。

重要な変更点は、特定のリリースに適用される内容ではないため、ここには含まれていません。


グラフAPI

2017年11月7日リリース | 2020年1月28日まで利用可能 | ブログ投稿


新機能

ページ

  • @メンション — ページで投稿とやり取りしたユーザーを、POST /comment_id/comments?message=hello @[userid]を使って公開で@メンションできます。ページで@メンションの対象にできるユーザーは、投稿者か投稿にコメントしたユーザーだけです。
  • /page/feed — 投稿ページが所有するリンクについて、次のlinkサブフィールドを使用できるようになりました。リンクの所有権を確認するには、urlノードのownership_permissions{can_customize_link_posts}フィールドを使用してください。このアクションには有効なページアクセストークンが必要です。captionは完全に廃止されたままです。

    • description
    • name
    • picture
    • thumbnail

変更

イベント

  • /event/videos — このエッジは削除されました。

一般

  • HTTPSincludeSubdomains HSTSディレクティブをfacebook.comで使用できるようになりました。このディレクティブは、ウェブブラウザーがfacebook.comまたはそのサブドメインにリクエストを行うときにHTTPSを使用するよう強制します。いずれかのアプリが行うグラフAPIリクエストに悪影響を与えることはありません。

ページ

  • /page — 次のエッジでは、特定の操作にページアクセストークンが必要になりました。

    • GET /page/agencies
    • GET /page/canvases
    • GET /page/instagram_accounts
    • GET /page/leadgen_forms
    • GET /page/page_backed_instagram_accounts
    • GET /page/promotable_posts
    • GET /page/userpermissions

    • POST /page/agencies
    • POST /page/page_backed_instagram_accounts
    • POST /page/userpermissions

Webhooks

  • ページトピックsender_namesender_idが、feedサブスクリプションの単一のfromプロパティに置き換えられました。

廃止

ページ

  • スレッドAPIthread_keyフィールドとthread_idフィールドは、/page/conversationsエッジのGET操作とWebhooksページトピックのmessagesフィールドで廃止されました。

Webhooks

  • ユーザートピック — 次のフィールドが廃止されました。代わりに、_httpsの相当するものを使用してください。

    • pic
    • pic_big
    • pic_small
    • pic_square
    • picture

90日後の重要な変更点

  • モバイルホストAPI/app/app_link_hostsエッジのPOST操作が廃止され、ウェブベースのApp Linksツールが削除されます。既存のApp LinksでのGET操作は、引き続き正常に動作します。

グループ

  • /group/videos — このエッジでは、動画情報を返すために、user_managed_groupsまたはuser_groupsアクセス許可のあるユーザーアクセストークンが必要になりました。

Messengerプラットフォーム

  • ビルトインNLP — ビルトインNLPを有効にし、APIを使用してアプリにページをサブスクリプション登録している場合、新たにサブスクリプション登録したページについて、/page/nlp_configsエッジを使用して手動でNLPを有効にする必要があります。

ページ

  • /page/* — リクエストがページアクセストークンを指定して行われない限り、ページが所有するオブジェクトについて、GET応答にユーザー情報は含まれなくなります。これは、ページが所有するオブジェクトのデータを返すすべてのノードとエッジに影響します。

  • /page/insights — このエッジは、該当するページのすべての指標について、ページアクセストークンを必要とします。

  • /page/tabsPOST操作でカスタムタブを作成できるのは、2,000人以上のファンがいるページか、許可リストにあるアプリが管理しているページだけに限定されます。既存のカスタムタブに影響はありません。
  • /page/tagged — このエッジでページアクセストークンが必要になります。

マーケティングAPI

2017年11月7日リリース | ブログ投稿


新機能

ビジネスマネージャAPIのデザインを一新

クライアントとエージェンシーを表すリレーションシップが新しくなりました。以前はuserもありませんでした。ビジネスやアセットへのすべてのアクセスと招待をbid/userpermissions経由で処理していたため、パフォーマンスの問題が生じていました。新しいAPIの特徴:

  • Business-scoped Users - 新しい利用者は特定のビジネスに紐づけられ、そのビジネスを対象としたアクセス許可が与えられます。利用者は、そのビジネスに関連付けられたプロフィール、アクセス許可、アセットへのアクセスを管理できます。
  • 招待 - 新しいエンドポイント経由でビジネスにアクセスするよう利用者を招待します。これらのエンドポイントで利用者への招待のステータスを確認し、アップデートします。
  • アセットのカテゴリ - 異なる種類のアセットを分類し、カテゴリごとのエンドポイントを設けました。これにより、アセットの読み取り時に結果のページネーションが簡単になります。ビジネスで数千のアセットを管理している場合は、パフォーマンスの問題も緩和されます。今回、複数の新しいエンドポイントが追加されました。

ビジネスで利用者にアクセスするには:

  • BUSINESS_ID/business_users
  • BUSINESS_ID/system_users
  • BUSINESS_ID/pending_users

利用者に割り当てられたアセットにアクセスするには:

  • BUSINESS_USER_ID/assigned_pages
  • BUSINESS_USER_ID/assigned_ad_accounts
  • BUSINESS_USER_ID/assigned_product_catalogs
  • SYSTEM_USER_ID/assigned_pages
  • SYSTEM_USER_ID/assigned_ad_accounts
  • SYSTEM_USER_ID/assigned_product_catalogs
  • PENDING_USER_ID/assigned_pages
  • PENDING_USER_ID/assigned_ad_accounts
  • PENDING_USER_ID/assigned_product_catalogs

ビジネスのページにアクセスするには:

  • BUSINESS_ID/owned_pages - ビジネスが所有するページのリストを取得します
  • BUSINESS_ID/client_pages - ビジネスのクライアントのページのリストを取得します
  • BUSINESS_ID/pending_owned_pages - ビジネスが所有する、審査中のページのリストを取得します
  • BUSINESS_ID/pending_client_pages - ビジネスのクライアントが所有する、審査中のページのリストを取得します。

ビジネスの広告アカウントにアクセスするには:

  • BUSINESS_ID/owned_ad_accounts - ビジネスが所有する広告アカウントのリストを取得します
  • BUSINESS_ID/client_ad_accounts - ビジネスのクライアントの広告アカウントのリストを取得します
  • BUSINESS_ID/pending_owned_ad_accounts - ビジネスが所有する、審査中の広告アカウントのリストを取得します
  • BUSINESS_ID/pending_client_ad_accounts - ビジネスのクライアントが所有する、審査中の広告アカウントのリストを取得します

ビジネスの製品カタログにアクセスするには:

  • BUSINESS_ID/owned_product_catalogs - ビジネスが所有する製品カタログのリストを取得します
  • BUSINESS_ID/client_product_catalogs - ビジネスのクライアントが所有する製品カタログのリストを取得します

ビジネスのアプリにアクセスするには:

  • BUSINESS_ID/owned_apps - ビジネスが所有するアプリのリストを取得します
  • BUSINESS_ID/client_apps - ビジネスのクライアントが所有するアプリのリストを取得します
  • BUSINESS_ID/pending_client_apps - ビジネスのクライアントが所有する、審査中のアプリのリストを取得します

詳しくは、ビジネスマネージャ、APIビジネスマネージャ、システムユーザービジネスアセット管理APIビジネスマネージャAPI、ベストプラクティスのページをご覧ください。

リアルタイム位置情報を示す添付ファイルを使って、カルーセル広告を作成できるようになりました。AD_CREATIVE_ID/object_story_specplace_dataに、type=REALTIMElocation_source_id = PAGE_IDのオプションが追加されました。 これは、以下のobject_story_specフィールドで利用できます。

  • POST /AD_ACCOUNT_ID/adcreatives
  • GET CREATIVE_ID

来店数、地域のターゲット設定

店舗所在地の周辺範囲を超えて、地域をターゲットにできるようになりました。来店数の増加を目的とした広告セットを作成する際の、targeting_specsフィールドにgeo_locationsパラメーターが追加されました。利用制限があるため、詳しくはFacebook担当者までお問い合わせください。 詳しくは、「来店数を増やすの目的」をご覧ください。

  • POST AD_ACCOUNT_ID/adsetsに新しいオプションが追加されました。
  • ターゲット設定の仕様、配置で、すべての地域がサポートされるようになりました。ただし、country_groupsと、travel_inの位置情報タイプを使用したターゲット設定は除きます。
  • STORE_VISITSを目的とした広告の作成には、利用制限があります。詳しくは、来店数に関するページをご覧ください。

広告セット、リンク先タイプ

広告のリンク先のタイプ、つまり広告や広告内のコールトゥアクションをクリックしたときに誘導される場所を反映します。これにより、広告セット内のすべての広告のリンク先タイプが統一され、広告に含まれるのは異なるタイプの広告素材のみになります。詳しくは、広告セット、リンク先タイプに関するページをご覧ください。

  • 広告セットにdestination_typeが追加されました。
  • /ADSET_IDで利用できます

重要業績評価指標(KPI)

キャンペーンやキャンペーンの広告オブジェクトでトラッキングするKPIの種類を示すAD_ACCOUNT_ID/CAMPAIGN_IDに、新しくkpi_typeフィールドが追加されました。kpi_resultskpi_typeごとのインサイトデータを見るには、以下を呼び出します。

  • GET CAMPAIGN_ID/insights
  • GET ADSET_ID/insights
  • GET AD_ID/insights

詳しくは、広告キャンペーンのリファレンスをご覧ください。


重要な変更

広告管理

  • right_hand_columnをターゲットに設定した無効な広告 - AD_ACCOUNT_ID/adsetsright_hand_columnに無効な広告素材を配置して広告のターゲットを設定すると、エラーが返されます。動画、コレクション、キャンバス広告フォーマットを使用する場合、right_hand_columnのみの配置は使用できません。right_hand_columnのみの配置には、1件の画像およびカルーセル形式のみ使用できます。

  • GET VERSION/RF_PREDICTION_ID/pause_periodsが変更されました - 処理の効率化のため、StringではなくArrayを返すようになりました。

ビジネスマネージャAPI

  • フィールドの名前が変更されましたadmin_system_userフィールドの名前はadminに、system_userフィールドの名前はemployeeに変更されました。この変更による影響を受けるのは、以下のエッジです。

    • /{business-id}/userpermissions
    • /{business-id}/system_users

廃止されたもの

広告管理

VIDEO_VIEWSの最適化が廃止されました - VIDEO_VIEWSを目的としたキャンペーンでは、最適化の目的にCLICKSIMPRESSIONSPAGE_ENGAGEMENTPOST_ENGAGEMENTREACHを使用できなくなりました。

  • これらの最適化の目的を使用して広告セットを作成すると、エラーが返されます。
  • 最適化の目的にREACHを使用した広告セットを複製すると、最適化の目的が自動的にVIDEO_VIEWSに変換されます。
  • 最適化の目的にCLICKSIMPRESSIONSPAGE_ENGAGEMENTPOST_ENGAGEMENTを使用した広告セットを複製すると、エラーが返されます。既存の広告セットの広告を作成または複製すると、これらの最適化の目的を再利用しようとするためです。

この変更による影響を受けるのは、以下のエッジです。

  • POST ACCOUNT_ID/adsets
  • POST AD_ACCOUNT_ID/ads
  • POST CAMPAIGN_ID/copies
  • POST ADSET_ID/copies
  • POST AD_ID/copies

reachが廃止されました - ブランドの認知度アップの目的でoptimization_goalとして使用できません。/adsetから削除されました。今後は広告想起の最適化でのみ使用できます。これにより、目的にリーチを使用する場合の混乱を回避できます。

BRAND_AWARENESSの最適化が廃止されました - AD_RECALL_LIFTに置き換えられました。より効率のよい、新しい広告配信モデルを反映したものです。新しい最適化の目的では、同一広告セット内の複数の広告素材(静止画や動画広告など)と、手動入札をサポートしています。BRAND_AWARENESSは以下に使用できなくなりました。

  • POST /ADSET_ID
  • GET /ADSET_ID
  • POST /AD_ACCOUNT_ID/adsets

frequency_capが廃止されました - 以下のlifetime_frequency_capフィールドとfrequency_cap_reset_periodフィールドを含みます。

  • POST AD_ACCOUNT_ID/adsets
  • GET /ADSET_ID
  • POST /ADSET_ID

代わりにfrequency_control_specsを使用します。

POST_ENGAGEMENTのアクション単価が廃止されました - この目的では、POST_ENGAGEMENTbilling_eventとして使用できなくなりました。これにより、広告の配信と効果測定の連携を強化できます。/AD_SET_IDのエンドポイントに影響が生じます。

広告インサイトと効果測定

video_15_sec_watched_actionsが廃止されました - 以下で廃止されました。

  • GET AD_ACCOUNT_ID/insights
  • GET CAMPAIGN_ID/insights
  • GET ADSET_ID/insights
  • GET AD_ID/insights
  • POST AD_ACCOUNT_ID/insights
  • POST CAMPAIGN_ID/insights
  • POST ADSET_ID/insights
  • POST AD_ID/insights

recurrence_valueが廃止されました - 詳細測定APIから削除されました。このフィールドは、Atlas APIのレポートスケジュールとしても知られていました。これは、recurrence_valuesに置き換えられました。詳しくは、「詳細測定、レポートスケジュール」をご覧ください。

ビジネス管理

ビジネスマネージャAPIのデザイン変更のため、以下のエンドポイントが廃止されました。

  • BUSINESS_ID/userpermissions
  • BUSINESS_ID/business_persona
  • business_persona_id

アセット管理において、以下のエンドポイントが廃止されました。

  • BUSINESS_ID/pages
  • BUSINESS_ID/adaccounts
  • BUSINESS_ID/product_catalogs
  • BUSINESS_ID/apps

アセットにアクセスするには、BUSINESS_ID/owned_ASSETまたはBUSINESS_ID/client_ASSETを使用してください。

別のビジネスが所有するアセットの管理において、以下のエンドポイントが廃止されました。

  • BUSINESS_ID/assigned_ad_accounts
  • BUSINESS_ID/assigned_pages
  • BUSINESS_ID/assigned_product_catalogs

代わりに、BUSINESS_USER_ID/assigned_ASSETを使用してください。

即時廃止されたもの

これらは、すべてのAPIバージョンを対象としており、2017年11月14日に廃止されます。

イベント広告とリンク広告

有効なページにリンクされていないイベント広告またはリンク広告の作成と編集が廃止されました。以下のフォーマットは利用できなくなりました。使用するとエラーが返されます。

廃止された署名:

  • イベント広告
    • 目的: EVENT_RESPONSES
    • 広告素材フィールド: bodyobject_id
  • リンク広告
    • 目的: LINK_CLICKS
    • 広告素材フィールド: titlebodyobject_url(image_fileまたはimage_hash)

サポートされている署名

  • イベント広告
    • 目的: EVENT_RESPONSES
    • 広告素材フィールド: object_story_idまたはobject_story_spec
  • リンク広告
    • 目的: LINK_CLICKS
    • 広告素材フィールド: object_story_idまたはobject_story_spec

以前作成され、現在既存のイベント広告とリンク広告は引き続き掲載されますが、この変更の適用後に広告素材を変更したり、新しい広告を作成することはできません。エラーが返されます。詳しくは、「イベント広告と近隣エリア広告」、と広告のリファレンスをご覧ください。