Facebookログイン — 自社で統合を行うパブリッシャー向けのガイド

Facebookログインは、Audience NetworkレポートAPIデータへのアクセスを許可するための新しい手段です。これは、収益化マネージャインターフェイスからシステムユーザートークンをコピーペーストする従来の方法に置き換わるアプローチです。収益化マネージャトークンの場合は外部への漏洩リスクがありますが、このアプローチではより安全にデータにアクセスできます。

現在、レポートAPI v2についてはFacebookログインを強制的に使用するようになっています。レポートAPI v1についても、7月1日までにFacebookログインが強制されるようになるため、必ずFacebookログインへ移行するようにしてください

レポートAPIデータの取得にサードパーティを使用している場合

すでにパートナー(モバイル測定パートナーまたはメディエーションパートナー)を利用している場合、自社で追加のコーディング作業を行う必要はありません。パートナーがFacebookログインフローを統合していることを確認してください。トークンをコピーペーストする従来の方法の特性上、Metaは、どのパートナーが現在貴社のデータにアクセスしているかを把握していません。

UIインターフェイスによる自社ソリューションを使用している場合

カスタムソリューションによってUIの変更や[Facebookログイン]ボタンを追加できる場合は、レポートAPI v2のドキュメントに記載されているリンクから統合と認証に関するガイドを参照し、手順に従ってください。この中に、プラットフォームの種類(モバイル、ウェブ、デバイス)を問わないFacebookログイン統合に関するガイドへのリンクが記載されています。

自社のサーバー間ソリューションを使用している場合

フロントエンドのインターフェイスのないカスタムソリューションによって自社のためにのみデータのクエリを実行している場合は、マーケティングAPIのアクセスを使用したデータのクエリ方法に従ってください。


グラフAPIエクスプローラでユーザートークンを作成する

  1. https://developers.facebook.comにアクセスします。
  2. 新しいアプリを作成する
    • ビジネスアプリを作成し、アクセスしたいデータのあるAudience Networkのビジネスに割り当てます。
    • アプリはAudience Networkの収益化プロパティに追加するのではなく、必ず対象のビジネスに割り当てるようにしてください。
  3. アプリで「マーケティングAPI」をすでに使用している場合は、このステップをスキップします。そうでない場合は、こちらの指示に従って、read_audience_network_insightsアクセス許可を取得します。
  4. グラフAPIエクスプローラを開きます。
  5. アプリを選択し、必要なアクセス許可を入力して、トークンを生成します。
    - このトークンを使用することで、収益化マネージャで作成したトークンを使用せずに、Audience NetworkレポートAPIデータに短時間アクセスできます。
    - 注意: このトークンの有効期限は2時間です。その後は、以下の手順に従って長期アクセストークンに切り替える必要があります。

作成したトークンを長期アクセストークンに切り替える

  1. アクセストークンデバッガーに移動します。
  2. トークンを入力し、[デバッグ]を押します。
  3. トークンの情報が表示されている表の下にある[アクセストークンを延長]ボタンを押します。
  4. 生成されたトークンをコピーします。

このトークンを使用することで、収益化マネージャで作成したトークンを使用せずに、Audience NetworkレポートAPIデータにアクセスできます。

次のステップ