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リール広告を活用する: ブランドの認知度とエンゲージメントの向上

2024年11月7日作成者:Joana Rocha、Mandy Wong、Reyna Baker

魅力的な短尺動画コンテンツを広告主のマーケティング戦略に組み込もうとしている開発者にとって、Metaのリールは大きな可能性をもたらします。Metaのテクノロジーのデイリーアクティブユーザー数は32億4,000万人で1、特にInstagram利用時間の50%はリールの視聴に費やされています2。これは、ブランド構築と広告のためのまたとない機会となります。調査対象者の61%が、リール広告によって、すでに認知しているブランド、商品、サービスについて検討する機会が増えたと回答していることからもリールの効果は明らかです。利用者はリール動画に対して積極的にアクションを実行するため、リール動画はFacebookとInstagramで毎日35億回シェアされ3、広告主のリーチを大幅に拡大しています。

リールを使うべき理由

開発者はリールを活用して、多くの若いオーディエンス、特にMetaのテクノロジーに対して積極的にアクションを実行するZ世代(18~29歳)を効果的にターゲットとすることができます。調査対象のZ世代(16~24歳)の87%がリールを見た後にビジネスをフォローしたと回答し、80%が商品を購入したと回答しました4。リールをマーケティング戦略にシームレスに組み込むことによって、開発者はエンゲージメントの高い膨大なユーザーベースを利用し、オーディエンスのエンゲージメントを高め、ビジネスのインクリメンタルコンバージョンを促進することができます。ユーザーベースとクリエイティブキャンバスの急速な拡大に伴い、リールは、ブランド認知度を高め、売上を増やし、ターゲットオーディエンスとつながろうとしている開発者にとって魅力的なプラットフォームとなります。

リール広告の主なメリット

  • 膨大なユーザーベース: Metaのテクノロジーのデイリーアクティブユーザー32億4,000万人にアクセスできまます。Instagram利用時間の50%はリールの視聴に費やされています。
  • エンゲージメントの向上: 調査対象者の61%が、リール広告によって、すでに認知しているブランド、商品、サービスについて検討する機会が増えたと回答しました5。リール動画はFacebookとInstagramで毎日35億回シェアされています3
  • 収益化の機会: リール広告は、世界屈指のAIを利用したMetaの強力なパフォーマンスマーケティングエコシステムを利用して、成果を増幅させます。
  • コンバージョン率の増加: リール広告を使用するキャンペーンでは、ブランドリフトが平均で14%高くなり、通常(BAU)のキャンペーンと比較してブランドリフトの中央値が24%高くなりました7

リール広告は、オンラインプレゼンスを強化し、エンゲージメントを促そうとしている開発者にとって魅力的なソリューションとなります。Metaの膨大なユーザーベースとリールの魅力的なフォーマットを利用することで、広告主はブランドを成長させ、顧客とつながるための新たな機会を活かすことができます。

クリエイティブの基本

音声をオンにした縦型動画(9:16)を使い、セーフゾーンに収めるという適切な作り方をすれば、リール広告の効果はさらにアップします。効果を最大限に引き出すには、リール広告でのパフォーマンス向上が実証されている次の3つのクリエイティブ要素に重点を置くことが不可欠です。

  • 縦型フォーマットで作成: リールはフルスクリーン表示されるので、この広い画面を利用してストーリーを伝えましょう。
  • 音声付きで作成: Instagramで視聴されるリールの75%以上で音声がオンになっています。オーディエンスとつながるため、ボイスオーバー、音楽、ASMR、サウンドエフェクトなどの音声を付け、広告の魅力を高めましょう。
  • セーフゾーン内に収めるように作成: 重要なメッセージをリールのセーフゾーン内に配置して、はっきりと見えるようにしましょう。ここで「フック」を使ってオーディエンスを引き付けたり、広告の最後にCTAを追加したりできます。

リールクリエイティブの基本に沿ったリール広告を取り入れたキャンペーンでは、リール配置への配信が2倍に増えています6

マーケティングAPIの使用を始める

マーケティングAPIは強力なツールで、開発者はこれを利用して、クライアントや開発者自身に合わせてカスタマイズしたマーケティングソリューションを作成できます。Metaの広告プラットフォームへのアクセスを提供し、ユーザーがプログラムによりキャンペーンを管理、最適化、報告できるようにします。

統合

リール広告キャンペーンをアプリに統合するには、「認証済みのMetaビジネスアプリ」「アクティブな広告アカウント」「必要なアクセス許可(ads_management、ads_read、read_insights)を持つアクセストークン」という技術要件を満たす必要があります。これらの要件を満たしたら、簡単なAPI統合手順に従って、キャンペーンを作成し、最適化、入札戦略、予算、ターゲット設定を定義し、クリエイティブを提供し、広告を作成できます。

InstagramとFacebookのリール広告を含む手動配置を選択することも、自動配置をデフォルトに設定することもできます。自動配置の場合、広告の配信先となる可能性がある場所の1つがreelsになります。リール広告に使用できる位置は、Instagramが公開プラットフォームの場合はreelsとprofile_reels、Facebookが公開プラットフォームの場合はfacebook_reelsです。必ずしもすべての目的と最適化の目標がリール広告で使用できるわけではありません。広告キャンペーンを作成する際は、使用できる目的と最適化の目標を選択してください。

サンドボックス

テスト目的で、Metaはサンドボックステスト環境を提供し、開発者が費用を負担することなく、リール広告キャンペーンをテストできるようにしています。マーケティングAPIに関する詳細なドキュメントは、こちらをご覧ください。

利用を開始するには、以下をご確認ください。

リール広告の可能性をお見逃しなく。

1、2 出典: Metaの2024年第1四半期の業績発表(2024年4月)。

3 出典: Metaの2023年第4四半期の業績発表(2024年2月)。

4、5 出典: MetaがGWIに委託した調査(2023年)。対象: 短尺動画をよく利用する6,758人(ブラジル: 1,178人、ドイツ: 1,110人、インド: 1,178人、日本: 557人、韓国: 515人、英国: 1,113人、米国: 1,107人)。年齢は16~64歳で、リールを週1回以上利用する人。

6出典: 2024年3~5月のグローバルトレンド。リールを利用した400万件のキャンペーンのサンプルに基づく。

7 出典: すべての地域での63件のブランドリフト調査のメタ分析。BAU (リールなし)と、BAU (リールなし) + リール(セル予算の20%以上)を比較するテスト設計で、広告想起について2023年1月2日~2024年2月29日に実施。