Threads APIがついに公開

Metaは本日、「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」にて、Threads APIがすべての開発者に公開されたことを発表しました。このAPIにより、クリエイターや開発者、ブランドが独自の連携を構築し、Threadsでのプレゼンスを大規模に管理して、魅力的なコンテンツをコミュニティに簡単にシェアできるようになると確信しています。

Threads APIで何ができるか

利用者は、APIを介して投稿を公開し、自分のコンテンツを取得し、返信管理機能を活用できるようになります。これにより、返信や引用のコントロールの設定、投稿への返信の取得、特定の返信の表示・非表示、特定の返信に対する返信を行えます。インサイトは最もリクエストの多かったAPI機能の1つです。Metaはこれを受け、メディアレベルとアカウントレベルでの閲覧数、「いいね！」の数、返信数、再投稿数、引用数や、アカウントのフォロワー数、フォロワーの利用者層データなど、主要な指標を確認できるようにしました。

Threads APIの利用を始めるには

連携について、詳しくはセルフサービスの開発者向けドキュメントをご覧ください。Metaの開発者プラットフォームでユースケースアプリを構築したことがない場合は、Threads APIのユースケースを使ってアプリを作成・カスタマイズする方法をこちらでご覧ください。

サンプルアプリを使って連携を加速させる

実用的なガイドとして、オープンソースのThreads APIサンプルアプリをご利用いただけるようになりました。このアプリを使うと、正常に動作している実装を参照することでAPIについてより深く理解し、発生した問題をトラブルシューティングできます。また、開発者は連携プロセスを簡素化し、開発時間を短縮し、実装を円滑化できます。

Threads APIに関するベータパートナーの声

今年、MetaはThreads APIのテストを一部のパートナー(Grabyo、Hootsuite、Social News Desk、Sprinklr、Sprout Social、Techmeme)と協力して開始しました。この取り組みに参加し、そのプロセス全体を通してフィードバックを提供していただいたこれらのパートナーに感謝の意を表したいと思います。Threads APIに関するパートナーの意見を以下にご紹介します。

「Threads APIのリリースは、Threadsのグローバルユーザーベースの成長と相まって、Grabyoのプラットフォームに重要なアップデートをもたらします。これは、当社のメディア、エンターテイメント、スポーツ業界のお客様が強く望んでいたものです。」 - Grabyo、CEO、Gareth Capon氏

「Threadsは、ソーシャルの方向性を反映する成長著しいネットワークです。このAPI連携によって当社のお客様にもたらされる機能は、ソーシャルリレーションシップを解き放つというHootsuiteのミッションを新たなレベルに引き上げます。この連携によって顧客のソーシャルメディアのパフォーマンスが向上するのを目の当たりにできることを嬉しく思います。」 - Hootsuite、最高マーケティング責任者、Elina Vilk氏

「Threads APIベータパートナーとしての体験は素晴らしいものでした。このAPIのデザインは優れており、オンボーディングプロセスは驚くほど簡単です。」 - Social News Desk、CTO、Aaron King氏

「Sprinklrの包括的なプラットフォームの中で、当社のお客様が他のすべてのソーシャルチャネルキャンペーンと並行して、Threadsでコンテンツを作成および投稿し、顧客と交流し、収益を上げ、パフォーマンスを分析できるようになることを楽しみにしています。」 - Sprinklr、グローバルパートナーシップ担当バイスプレジデント、Jim Tomanchek氏

「Threads APIベータに大きな期待をもって参加し、Threads APIの開発と実装についてMeta製品チームと緊密に協力することができました。このパートナーシップの結果、Sprout Socialの30,000人以上のお客様全員が初日からThreadsを利用できました。Threadsでビジネスを成長させ、真のつながりを構築し続けるためのプラットフォームをお客様に提供できることを大変喜ばしく思っています。」 - Sprout Social、社長、Ryan Barretto氏