本日、FacebookはグラフAPI v12.0およびマーケティングAPI v12.0をリリースします。以下では、Facebookの開発者コミュニティの一部に影響する変更に焦点を当てて説明します。そうした変更には、お知らせと製品アップデート、以前のリリースからのリマインダー、アプリとFacebookプラットフォームの統合に影響する可能性がある大規模な廃止があります。
すべての変更とその詳細の完全なリストについては、更新履歴をご覧ください。
ワンクリックアクセストークンで作成されたアプリのグラフAPI下位互換性v12.0以降、イベントマネージャの[コンバージョンAPI設定]タブで生成された新規作成アクセストークンは、使用可能なすべてのグラフAPIバージョンでサポートされます(サポートされるバージョンについては、こちらをご覧ください)。
これらのトークンを使用して廃止済みのグラフAPIバージョンに対して行われた呼び出しは、自動的に最も古い使用可能なバージョンに解決されることに注意してください。この動作は、グラフAPIエンドポイントにのみ適用されます。コンバージョンAPIなどのマーケティングAPIエンドポイントは、自動アップグレード動作をサポートしておらず、例外をスローします。
Facebookは、InstagramメッセージのユーザープロフィールAPIの機能を強化しています。これまで、InstagramのユーザープロフィールAPIは、2つのフィールド(1. 名前、2. プロフィール写真のURL)をサポートしていました。公開されているユーザー情報に基づいて事業者がメッセージのパーソナライズと優先順位付けをより適切に行えるように、APIをアップデートして次の情報も含めるようにしました。
1. フォロワー数
2. 認証バッジ
3. ビジネスがユーザーアカウントをフォローしているか[はい/いいえ]
4. ユーザーアカウントがビジネスアカウントをフォローしているか[はい/いいえ]
詳しくは、開発者向けドキュメントをご覧ください。
当初は提供されていなかった付加的な機会を広告主が見つけられるように、広告主が詳細ターゲット設定を利用し、コンバージョンの目的を使用してコンバージョン、バリュー、またはアプリイベントを最適化した場合、それらは自動的にターゲット設定の拡大に含まれるようになります。詳しくは、ターゲット設定の拡大について詳しく書かれたヘルプセンター記事をご覧ください。
[動画]ノードに2つの新規フィールドviewsおよびpost_viewsを追加しました。詳しくは、動画APIの開発者向けドキュメントをご覧ください。
グラフAPIとマーケティングAPIのデフォルトの動作では、1つまたは複数の関連ノードを返すノード上のフィールドまたはエッジをアプリがリクエストした場合、関連ノードが必要とする適切なアクセス許可がアプリになければ、エラーをスローします。ただし、これらのフィールドとエッジの多くはこのプロトコルに従わず、呼び出し元のアプリに適切なアクセス許可がない場合はAPI応答から除外されるだけでした。
v12.0以降、これらのフィールドとエッジはデフォルトの動作に従います。この変更は、2021年12月13日にすべてのバージョンに適用されます。
ユーザーとアプリの両方が同じビジネスに属していない場合、アプリに関する権限をシステムユーザーに付与する機能を廃止します。アプリやビジネスに支障が出ないようにするため、このようなシステムユーザーをアプリから削除し、代わりにビジネス代理APIを使用することをおすすめします。この重要な変更は、2021年12月13日に有効になります。
ライブAPIのスケジューリング機能内のplanned_start_timeパラメーターを廃止します。この重要な変更は、2021年12月13日に有効になります。新しいパラメーターについては後日お知らせします。
コンバージョンAPIのスレッドメタデータのuser_idフィールドを廃止します。すべての開発者は、user_id (IGID)への参照を移行し、ユーザーとビジネス間のスレッドのプライマリ識別子として、IGSIDに完全に依存する必要があります。
この重要な変更は、2021年12月13日付で、それ以前のグラフPIバージョンで有効になります。詳しくは、コンバージョンAPIの開発者向けドキュメントをご覧ください。
絵文字リアクションをより適切にサポートするため、IGリアクションWebhook用のMessenger APIをアップデートします。現在のバージョンでは、絵文字フィールドが文字列として返されます。このアップデートにより、リアクションWebhookは新たにUnicode形式の値を返すようになります。なお、「reaction」フィールドはデフォルトの絵文字のみをサポートするようになります。他のすべての絵文字については、reactionフィールドはMSGRと同じく「other」を返します。
この重要な変更は、2021年12月13日以降、それ以前のグラフPIバージョンで有効になります。絵文字リアクションを引き続きサポートするには、すべての開発者は2021年12月13日までにFacebookから返される新しいUnicode形式に移行する必要があります。詳しくは、Webhookの開発者向けドキュメントをご覧ください。
グラフAPIとマーケティングAPIに関するFacebookのバージョン管理スケジュールに含まれる今後の廃止に注意してください。
グラフAPI
ビジネスへの支障が出ないように、すべての呼び出しを本日リリースされた最新のAPIバージョンにマイグレーションすることをおすすめします。
マーケティングAPI
ビジネスへの支障が出ないように、すべての呼び出しを本日リリースされた最新のマーケティングAPIバージョンにマイグレーションすることをおすすめします(詳しくは、更新履歴をご覧ください)。
ネイティブクーポンエンドポイントの廃止
2021年6月8日に、クーポン広告APIの廃止を発表しました。これは、グラフAPI v12.0のリリースと同時に有効になります。
Messengerプラットフォーム - 航空業界向けテンプレート
2021年6月8日に、航空業界向けテンプレートの廃止を発表しました。これは、2021年12月6日に有効になります。