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制限付きログインの機能拡張に関するお知らせ

2021年4月12日作成者:John Bullard

2021年6月10日の最新情報: 制限付きログイン機能を拡張して、現在ベータ版のuser_hometown、user_location、user_genderおよびuser_linkアクセス許可も追加しました。さらに、制限付きログインのプロフィールが更新され、ファーストネーム(名前)、ミドルネーム、ラストネーム(姓)が別個のフィールドとして含まれるようになりました。

これらの新しいアクセス許可をサポートする最新バージョンの制限付きログインは、iOS用Facebook SDKまたはUnity用Facebook SDKバージョン11で利用可能です。

本日、制限付きログイン機能を拡張して、現在ベータ版のuser_friendsuser_birthday、およびuser_age_rangeアクセス許可を追加したことをお知らせします。user_friends、user_birthday、user_age_rangeをサポートするバージョンの制限付きログインを実装するには、iOS用Facebook SDKをバージョン9.2以上にアップデートするか、Unity用Facebook SDKをバージョン9.1以上にアップデートしてください。名前、プロフィール写真、メールアドレスのみをサポートする元のバージョンの制限付きログインは、バージョン9.0以上で利用可能です。

制限付きログインを使用した場合、開発者は特定の時点で(ユーザーがFBログインに同意したときに)データを受信します。つまり、開発者は、アクセストークンを使用してFBのAPIを呼び出す方法でユーザーデータを継続的に更新することはできなくなります。この新しい方法は、user_birthdayやuser_emailなど、ほとんど変更されないデータまたはまったく変更されないデータには最小限の影響しか及ぼしません。ユーザーの友達リストなど、より頻繁に変更されるユーザーデータについては、開発者はいつでもユーザーを再認証できます。さらに、user_friendsアクセス許可については、少なくとも1人のユーザーの友達リストに友達のつながりが含まれていれば、アプリ内エクスペリエンス内で新しい友達を表示できます。

参考までに、現在Facebookログインは、従来のログインと制限付きログインという2つの異なるモードをサポートしています。アプリは、開発者が各ユーザーに対して選択したモードを示すフラグをFacebookに渡します:

  • 制限付きログインは、OpenID Connect 標準に基づく機能です。この制限付きバージョンのFacebookログインを使用した場合、開発者は特定の時点でユーザーデータを受信します。また、ユーザーが当該iOSアプリでFacebookログインを使用したという事実は、広告効果のパーソナライズまたは測定に利用されません。なお、制限付きログインモードでは、グラフAPIクエリに対応していないJSONウェブトークンが使用されます。本日より、制限付きログインでは、名前、プロフィール写真、メールアドレス、友達リスト、誕生日、年齢層がサポートされます。
  • 従来のログインモードは、ユーザーが熟知し愛用しているログイン製品のままであり、変更はありません。これにより、ユーザーは新しいアカウントを作成するか既存のアカウントを利用しつつ、アプリのエクスペリエンスを向上させる目的で特定のFacebookデータにアクセスする機能(Facebookの承認とユーザーの同意が必要)をアプリに付与できます。なお、従来のログインモードでは、グラフAPIクエリに対応していないoAuth 2.0アクセストークンが使用されます。

2つのモードは相互運用が可能であり(つまり、開発者はいつでもユーザーのモードを更新できます)、条件に応じて使い分けることができます。開発者が選択したモードにかかわらず、ユーザーは[アプリとウェブサイト]の設定を使用して、アプリにアクセス許可を付与したFacebookデータをいつでも制御できます。

新しいバージョンのFacebookログインの詳細(実装に関するドキュメントやよくある質問を含む)については、以下のページをご覧ください。
https://developers.facebook.com/docs/facebook-login/ios/limited-login