- 成功事例
- Messenger API for Instagram
- Housing Development Finance Corporation
Messenger APIとMessenger API for Instagram
Housing Development Finance Corporation
よりパーソナライズされた顧客エンゲージメントを提供して、インドでのローン申し込み獲得数を増やす
他のソーシャルメディアチャネルと比較した場合の、Instagram Directのリードコンバージョン率
1年余りで対応できた顧客からの質問件数
Instagram Directにおける顧客の平均エンゲージメント時間
ストーリー
夢の家のための資金調達
インドの大手住宅金融会社であるHousing Development Finance Corporation (HDFC)は、住宅ローン、区画ローン、地方住宅ローンなどの幅広いローン商品を提供しています。
目標
すべてのチャットで有意義な会話をする
デジタルに精通したミレニアル世代の住宅購入者を引き付けるため、Housing Development Finance Corporation (HDFC)では、住宅ローンの申し込み手続きを案内するコンサルティングの手法をデジタルチャネルに移行する必要がありました。住宅ローンを利用してマイホーム購入計画を前向きに検討するよう促すため、顧客とのエンゲージメントを維持したいと考えていました。
ソリューション
パーソナライズしたアプローチのデジタル化
Housing Development Finance Corporation (HDFC)は、40年以上にわたり、インド全土の夢のマイホーム購入希望者の資金調達を支援し、顧客一人一人のニーズに合わせたコンサルティングを提供しています。
インドの大手住宅ローン融資会社であるHDFCでは、初めての住宅ローンを申し込むミレニアル世代を引きつけたいと考えていました。デジタルに精通した顧客にリーチするため、パーソナライズしたアプローチを維持しながら、ソーシャルメディアチャネルを活用するデジタルトランスフォーメーションを実施しました。Instagramが顧客の間で広く使われていることを知り、同社は会話型メッセージングサービスを提供するAmplify.aiと連携して、Instagram Directによる会話型エクスペリエンスを開発しました。
HDFCはInstagramで初のデジタル支店を立ち上げ、Instagram Directメッセージ経由で顧客が会話型アシスタントとのやり取りを行えるようにしました。このアシスタントは、金利、月々の分割払い(EMI)、ローン直接申し込みオプションという3つのコアサービスに関するキーワードとフレーズを認識して、顧客の問い合わせに対応し、顧客が住宅ローンのEMIを計算できるようにします。
顧客がローンに関する電話連絡を依頼するために連絡先情報を残したい場合、会話型アシスタントが情報を取得してリード管理システムに渡し、HDFCのカスタマーケアチームが48時間以内に対応することができます。HDFCのコミュニケーション担当責任者であるサイフ・ファルキ氏は、こう言います。「Instagram Directを使用することで、スケーラビリティが高まり、より多くの顧客と一度につながることが可能になりました。1年余りで約1万2,300件の質問に対応でき、平均エンゲージメント時間は4分を超えました。応答性の高い仮想アシスタントによって、より没入型のコンサルティング体験を提供できるため、ローンの申し込みに対する顧客の関心を持続させることができます」
HDFCは新しいサービスを宣伝するため、「InstaBranch」という積極的なマーケティングキャンペーンを立ち上げました。クリックしてInstagram Directメッセージに移動する広告や、他のプラットフォームでのクロスプロモーションによって、顧客がアシスタントとやり取りできるようにしました。EMIの計算など特定のコールトゥーアクションを促すInstagram広告を顧客がクリックすると、会話型アシスタントが起動し、そのトピックに関する会話が始まります。HDFCは、Instagram Directによってダイレクトメッセージでの会話に移行することで、Instagramの投稿やストーリーズにコメント、タグ、質問を残す見込み客に積極的に対応できるようになりました。
Amplify.aiのマーケティング責任者であるアカンクシャ・スーダン氏は、次のように言います。「汎用性の高いInstagram Directを活用することで、HDFCはソーシャルメディアのユーザーを顧客に取り込むことができています。ローン申し込みを促す上で効果的なものについて実用的なインサイトを得て、それを基に、よりパーソナライズされたサービスを素早く提供することができます」
アシスタントとの会話は顧客のダイレクトメッセージに残るため、顧客はいつでも必要なだけHDFCと再びやり取りすることができます。HDFCのアシスタントゼネラルマネージャであるアディティア・ラオ氏は、こう言います。「顧客はInstagram Directで当社とやり取りすると、知識を深めることができ、ローンの申請プロセスを先に進めたいと思うようになります。Instagram Directによるリードのコンバージョン率は、他のソーシャルメディアチャネルの場合よりも10.45%高くなっています」
同社は、InstaBranchキャンペーンの成功がThe Advertising Clubに認められ、インド全土の優れたクリエイティブ広告に与えられる最高の栄誉の1つ、Abbyアワードを受賞しました。また、南アジアの広告・デザイン・デジタルマーケティング業界でも特に名高いフェスティバルであるGoafestでは、「Best in Platform Innovation」と「Digital Craft – UI/UX Design」で、Bronze Distinctionの評価を受けました。
「このように高い業界評価を受けたことは、当社のアプローチがクリエイティブであることの証となります。つまり、お客様が担当者と一対一で直接つながる感覚を保ちつつ、オンラインで作業する利便性を望むというデジタル時代の顧客エンゲージメントの基盤として、Instagramの人気を活かすアプローチです」と、Amplify.aiのCTOを務めるマノジ・マルホトラ氏は述べています。「お客様が迅速、正確、効率的に住宅購入手続きを開始できるようサポートしつつ、顧客エクスペリエンスの品質にも配慮を示すことができる、洗練されたコミュニケーションチャネルをHDFCと共同で開発しました」
HDFCは、ライブエージェントがInstagram Directメッセージを使って顧客と直接チャットする機能など、相談プロセスをさらに迅速かつ便利にする新しい方法を模索しています。
ラオ氏はこう言います。「住宅ローンを申し込むお客様は、人生における大きな買い物の第一歩を踏み出すことになります。Instagram Directを利用することで、よりパーソナライズされた関係を長く保ち、最適なローンを紹介することができています」
成果
エンゲージメントを高め、より多くの申し込みを獲得
Housing Finance Development Corporation (HDFC)は、Instagram Directを使った会話型アシスタントを採用して、より長く顧客エンゲージメントを維持し、より多くの質問に回答し、住宅ローンの有望なリードの数を増やすことができています。
- Instagram Directで、他のソーシャルメディアチャネルより10%以上高いリードコンバージョン率を実現
- わずか1年余りで顧客からの1万2,300件の質問に対応
- Instagram Directにおける顧客の平均エンゲージメント時間は4.4分
HDFCのコミュニケーション担当責任者であるサイフ・ファルキ氏は、こう言います。「Instagram Directを使用することで、スケーラビリティが高まり、より多くのお客様と一度につながることが可能になりました。1年余りで約1万2,300件の質問に対応でき、平均エンゲージメント時間は4分を超えました。応答性の高い仮想アシスタントによって、より没入型のコンサルティング体験を提供できるため、ローンの申し込みに対する顧客の関心を持続させることができます」
サイフ・ファルキ氏
「Instagram Directによって当社との関係を築いたお客様は、知識を深めることができ、ローンの申請プロセスを先に進めたいと思うようになります。Instagram Directによるリードのコンバージョン率は、他のソーシャルメディアチャネルに比べて10%以上高くなっています」