Facebookでのシェア

Facebookログイン、Facebookシェア、Facebook Gamingを統合すると、特定のアプリイベントは、アプリイベントの自動記録を無効にしない限り、イベントマネージャのために自動的に記録、収集されます。Facebookログイン、Facebookシェア、Facebook Gamingを使うすべてのアプリ開発者には、この機能の仕組みについて理解しておくことをおすすめします。収集される情報やアプリイベントの自動記録を無効にする方法については、アプリイベントの自動記録をご覧ください。

シェアは、ウェブサイトまたはモバイルアプリのコンテンツをFacebookに載せるためのシンプルな手段です。[シェア]や[送信]のボタンなどのソーシャルプラグインをクリックすると、シェアが始まります。それにより、対応するシェアダイアログまたはメッセージダイアログが表示されます。また、それらのダイアログのいずれかを表示するための独自のボタンを設計することもできます。

このドキュメントでは、次のことについて説明します。

シェアエコシステム

Facebookでのシェアは、いくつかの核となるコンポーネントに依存します。

URL: モバイルアプリからのシェアも含め、ほとんどの場合、記事、画像、動画、その他のどれであっても、コンテンツはFacebook上でリンクとしてシェアされます

Facebookクローラー: コンテンツがシェアされると、Facebook上でプレビューを表示するため、当社のクローラーがページをスクレイピングします

Open Graphタグ: ウェブページのHTMLの<head>にOpen Graphメタタグを追加することにより、コンテンツのタイトル、説明、サムネイル画像など、構造化された情報をクローラーに提供します

シェアインターフェイス: ウェブサイトやアプリからFacebookにシェアできるようにするために、アプリ開発者が選ぶことのできるエンドユーザーエクスペリエンスがいくつかあります。その仕組みの概要は次のとおりです。

ボタントリガー 起動されるシェアインターフェイス 公開動作

シェアボタン

ウェブ:シェアダイアログ

モバイル: ネイティブシェアダイアログへの高速アプリ切り替え

タイムラインとアクティビティログに表示される。

フィードに表示されることがある。

[Messengerに送信]ボタン

ウェブ:メッセージダイアログ

モバイル: ネイティブメッセージダイアログへの高速アプリ切り替え

Facebookメッセージとして送信される

カスタムボタン

起動できるもの:

シェアダイアログ

メッセージダイアログ

シェアダイアログの公開動作に従う。

コンテンツタイプ

Facebookにシェアできるコンテンツの種類は以下のとおりです。

  • リンク - コンテンツのほとんどはHTMLページを参照するURLです。関連性の強い情報を提供するため、ページのマークアップではFacebook固有のメタタグを使ってください。ウェブ管理者向けシェア機能ガイドをご覧ください。

  • 写真 - 1枚以上のユーザー生成の写真を直接アップロードします。

  • 動画 - ユーザー生成の動画をアップロードします。

  • マルチメディア - 写真と動画の組み合わせを直接アップロードします。

  • Open Graphストーリー - Open Graphのアクションとオブジェクトを使って、強く型付けされたAPIを通じて内容豊富なストーリーを作成します。

人々がフィードの中でシェアするコンテンツから、自分のアプリに戻るリンクを設定できます。App Linksは、シェアされたコンテンツからアプリを起動します。アプリ内の特定のコンテキストにリンクすることもできます。

ハッシュタグ

シェアしたリンク、写真、動画にハッシュタグを関連付けることができます。

シェアする方法

当社としては、アプリからできるだけ簡単かつ柔軟に、人々が自分の望むオーディエンスとコンテンツをシェアできるようにしたいと考えています。次のオプションにより、まず、アプリを使う人のためのシェアエクスペリエンスを選んだ後、実装方法を選ぶことができます。

ボタン

Facebookとのシェア統合を最もシンプルなものにするには、当社のダイアログをトリガーするボタンを使ってください。Facebook SDKには、使うことのできるボタンが用意されています。それらのオプションでは、いずれもFacebookログインを実装する必要がありません。

ウェブ

「いいね!」ボタン、シェアボタン、送信ボタンなど、ソーシャルプラグインを使うことができます。デスクトップとモバイルウェブでは、次のものが利用可能です。

モバイル

また、iOSAndroid用のネイティブの「いいね!」ボタン、シェアボタン、送信ボタンもあります。

カスタム

すべてのプラットフォームを通じて「いいね!」、シェア、または送信をトリガーするカスタムボタンを作成することもできます。

ネイティブダイアログ

Facebookのネイティブダイアログを使うと、Facebookログインを追加することなくシェア機能を有効にすることができます。当社のネイティブボタンと同じように、すぐに利用できる実装が用意されています。

シェアダイアログ

シェアダイアログは、アプリにログインしたりアクセス許可を付与したりしなくても、コンテンツをシェアさせられる手軽な手段です。これは、ウェブ、Android、iOSで動作します。

モバイルの場合、シェアダイアログでシェアが行われると、ダイアログはデバイス上でFacebookアプリへの高速アプリ切り替えを実施します。また、ネイティブのFacebookアプリがインストールされていない場合のフォールバックとして、ウェブダイアログもあります。

メッセージダイアログ

メッセージダイアログは、非公開でコンテンツをMessengerにシェアするために使います。これは、シェアダイアログの場合と同じように、Facebookログインの実装が不要なネイティブシェアコンポーネントです。

メッセージダイアログを利用すると、リンク、画像、Open Graphストーリーをシェアできます。モバイルの場合、ネイティブMessengerアプリがインストールされていることが必要です。

ストーリーズへのシェア

Androidの暗黙的インテントとiOSのカスタムURLスキームを使用することにより、写真、動画、スタンプをFacebookアプリに渡すことができます。Facebookアプリはそのコンテンツを受け取ってストーリーズコンポーザーに読み込み、ユーザーが自分のFacebookストーリーで公開できるようにします。

コンテンツの最適化

マークアップ

コンテンツがFacebookに表示される方法を管理するには、ウェブサイトのHTMLのマークアップでOpen Graphタグを使うことが重要です。それらのタグを使用しない場合、Facebookクローラーは最善を尽くして、コンテンツのタイトル、説明、画像などの、コンテンツを識別しようとします。

ページのHTMLの<head>にOpen Graphタグを追加することにより、Facebookとのシェア用にコンテンツを最適化してください。それらのタグにより、シェア対象のコンテンツを記述します。これには、画像、動画、記事などのコンテンツタイプや、追加の属性があればそれらも含まれます。

コンテンツに含めなければならないタグについては、シェアのためのマークアップをご覧ください。

URLの更新

コンテンツを新しいURLに移動しても、元のURLの「いいね!」「シェア」「コメント」は自動的には移行されません。それらのアクションを引き続き新しいURLに集約するには、Facebookクローラーが、コンテンツの正規URLを表す旧ページを参照するようにしなければなりません。方法については、ウェブ管理者向けのこのドキュメントをご覧ください。