このソリューションを使用すると、地理的なターゲット設定タイプに応じて広告アセットをカスタマイズできます。配置ごとにアセットをカスタマイズするには、配置アセットカスタマイズをご覧ください。
セグメントアセットカスタマイズは、アセットカスタマイズルールを使用する3つのAPIの1つです。アセットカスタマイズルールをご覧ください。
マーケティングAPI V8.0のリリースに伴い、セグメントアセットカスタマイズの地理的位置情報に関係しないユースケースはすべて廃止されました。すべてのターゲット設定ルールで、カスタマイズ仕様内に地理的位置情報を含めることが必須になりました。デフォルトルールだけが例外です。これには、地理的位置情報を含める必要はありません。
始める前に、この製品の制限を確認しましょう。使用するユースケースがこの仕様に合致する場合は、以下のステップに進んでください。
広告は地理的位置情報によりカスタマイズできます。そのためには、カスタマイズ仕様でルールを作成します。サポートされるカスタマイズのタイプは以下のとおりです。
カスタマイズ仕様を指定する形式は、コアターゲット設定の形式と似ています。ターゲット設定を参照してください。
アセットカスタマイズルールにより、特定の地理的位置情報において、一緒に表示されるアセットをグループ化できます。各ルールにはcustomization_spec
があり、これにより広告配信時にこれらのアセットを見る人の地理的位置情報を定義します。
ルールの作成時に、各ルールの優先度を指定できます。優先度を設定しない場合、提供されたルールリストにおける順番に基づいて、各ルールに優先順位が割り振られます。例えば、リストの最初のルールには優先順位1
が割り当てられます。
デフォルトルールを設定することにより、どのルールにもマッチングしない人に、アセットのランダムな組み合わせが配信されないようにします。この設定手順は次のとおりです。
customization_spec
を作成します。ルールの末尾に、開き波括弧と閉じ波括弧({}
)を使用します。デフォルトルールは、それ以外のどのルールにも当てはまらない人にクリエイティブアセットをマッチングします。
デフォルト以外のルールがターゲットオーディエンスの大半にマッチングするよう設定してください。
asset_feed_spec
を作成し、カスタマイズルールをasset_customization_rules
フィールドに追加します。最大で50のカスタマイズルールを追加できます。
それぞれのルールで、customization_spec
、priority
、アセットラベルを指定する必要があります。customization_spec
では、1つのルールに50を超える条件を設定することはできません。
アセットフィードの設定の例
curl \
-F 'object_story_spec={
"page_id": "<PAGE_ID>",
"instagram_actor_id" : "<INSTAGRAM_ACTOR_ID>"
}' \
-F 'asset_feed_spec={
"images": [
{"hash":"<IMAGE_HASH>", "adlabels":[{"name":"image1"}]},
{"hash":"<IMAGE_HASH>", "adlabels":[{"name":"image2"}]}
],
"bodies": [
{"text":"Motor City Mission Corps", "adlabels":[{"name":"body1"}]}
],
"titles": [
{"text":"Link title 1 goes here", "adlabels":[{"name":"title1"}]},
{"text":"Link title 2 goes here", "adlabels":[{"name":"title2"}]},
{"text":"Link title 3 goes here", "adlabels":[{"name":"title3"}]}
],
"call_to_action_types":[
"LEARN_MORE"
],
"descriptions": [
{"text":"Begin Your Adventure"}
],
"ad_formats": [
"SINGLE_IMAGE"
],
"link_urls": [
{"website_url":"https://www.example.com/"}
],
"asset_customization_rules": [
{
"customization_spec": {
"geo_locations": {
"countries": ["US"]
}
},
"image_label": {"name": "image1"},
"title_label": {"name": "title1"},
"priority": 1
},
{
"customization_spec": {
"geo_locations": {
"countries": ["GB"]
}
},
"image_label": {"name": "image1"},
"title_label": {"name": "title2"},
"priority": 2
},
{
"customization_spec": {
"geo_locations": {
"cities": [
{"key": "2481714"},
{"key": "2481868"}
]
}
},
"image_label": {"name": "image1"},
"title_label": {"name": "title3"},
"priority": 4
},
{
"customization_spec": {},
"image_label": {"name":"image2"},
"title_label": {"name":"title1"},
"priority": 5
}]}' \
-F 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
https://graph.facebook.com/v21.0
/act_<AD_ACCOUNT_ID>/adcreatives
アセットフィード仕様で利用できるオプションをすべて参照してください。次のステップについては、アセットカスタマイズルールをご覧ください。
/generatepreview
エンドポイントを使用して、広告のターゲット設定ルールの異なるバージョンをプレビューできます。dynamic_asset_label
フィールドを追加し、それにルールの優先順位を付けて、特定の言語バージョンを表示することもできます。
例えば、優先順位1のルールをプレビューするには、次のようにします。
curl -G --data-urlencode \
'creative={
"object_story_spec": {
"page_id": "<PAGE_ID>"
},
"asset_feed_spec": {
...
"asset_customization_rules": [
{
"customization_spec": {
"geo_locations": {
"countries": ["US"]
}
},
"image_label": {
"name": "image1"
},
"title_label": {
"name": "title1"
},
"priority": 1
},
...
]
}
}'
-d 'ad_format=DESKTOP_FEED_STANDARD' \
-d 'dynamic_asset_label=1' \
-d 'access_token=<ACCESS_TOKEN>' \
https://graph.facebook.com/v21.0
/act_<AD_ACCOUNT_ID>/generatepreviews
特別な広告カテゴリ — 住宅広告、雇用広告、信用取引広告を掲載している広告主が、米国を拠点としているか、米国をターゲットに設定した広告を掲載している場合には、異なる制限が課されます。これらの広告主は、asset_feed_spec
の特別な広告カテゴリの制限に従う必要があります。詳しくは、特別な広告カテゴリをご覧ください。
キャンペーン、目的の検証 — APP_ENGAGEMENT
はサポートされません。
サポートされる配置 — すべての配置がサポートされます。
購入タイプ — リーチ&フリークエンシーまたはAUCTION
。
配置カスタマイズ — 配置カスタマイズをいずれかのルールで使用する場合、すべてのルールに配置カスタマイズが含まれていなければなりません。
asset_feed_spec
制限は、カスタマイズルールのないアセットフィードベースの広告と同じです。以下の例外があります。
asset_customization_rule
で表示できる画像または動画は1つだけです。SINGLE_IMAGE
とSINGLE_VIDEO
の2つのad_formats
がサポートされています。1つのアセットフィードで使用できるad_format
は1つだけです。call_to_actions_types
で指定できるアイテムは1つだけです。asset_customization_rule
を指定してください。