ライブ動画一斉配信は、LiveVideoオブジェクトによって表されます。LiveVideoオブジェクトのプロパティを操作して、ライブ動画一斉配信をコントロールできます。たとえば、ライブ動画一斉配信の公開範囲の変更、説明やタイトルの更新、ラベルの追加、オーディエンスの定義、アンケートの追加、その他さまざまなアクションを実行できます。
LiveVideoオブジェクトはLiveVideoInputStreamオブジェクトに関連しており、これは一斉配信の取り込みストリーミングデータを表しています。LiveVideoInputStreamオブジェクトは、自動的に作成されて管理されます。
一斉配信は、ユーザー、ページ、グループ、またはイベントオブジェクトで、それぞれの/live_videos
エッジを使用して作成できます。
ストリーミングURLは取り込みURLであり、エンコーダーからLiveVideoオブジェクトにライブ動画データをストリーミングするために使用できます。APIを使用してLiveVideoオブジェクトを作成する際、APIはLiveVideoオブジェクトIDと一意のストリーミングURLを含む応答を返します。ストリーミングURLの有効期限が切れる24時間以内に使用してください。使用を開始すると、ストリーミングURLで最大8時間ストリーミングが行われます。
ライブ動画APIはRTMPSプロトコルをサポートしています。
取り込みストリーミングURLにストリーミングされるデータは、RTMPSデータ転送プロトコルを使用して暗号化しなければなりません。LiveVideoオブジェクトを作成する際、APIがRTMPセキュアストリーミングURLを返すので、Facebookのサーバーにストリーミングするときにそれを使用できます。
RTMPSをサポートするソフトウェアおよびハードウェアプロバイダーの例を次に示します:
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ページとWorkplaceでのライブ動画ストリーミングで、暗号化されていない標準RTMPプロトコルを使用できるのは、2019年11月1日までです。それ以降は、RTMPはサポートされなくなります。ライブストリーミングの開始時のAPI応答に含まれているRTMPストリーミングURLを、Facebookのサーバーへの暗号化されていないストリーミングに使用できます。RTMPとパーシステントストリームキーを使用している場合、パーシステントストリームキーをリセットし、それを使用しているすべてのデバイスを更新する必要がある点に注意してください。そうしない場合、ストリーミングが失敗します。
APIを使用して、ライブ動画一斉配信でアンケートを作成し、視聴者からリアルタイムの反応を得られます。アンケートはグラフAPIのVideoPollオブジェクトで表され、LiveVideoオブジェクトのPOST /{live-video-id}/polls
エンドポイントで作成できます。作成する際、APIはVideoPollオブジェクトIDを返します。このIDを使用してアンケートを操作したり視聴者のインタラクションをクエリしたりできます。
ライブ動画APIに統合されていないストリーミングソフトウェアを使用している場合、Facebookが提供するライブ動画コンポーザーツールを使用してストリーミングURLを取得し、お好みのストリーミングソフトウェア(OBS、XSplitなど)に手動で接続することができます。ライブ動画コンポーザーでは、自分のユーザープロフィール、または自分が管理するページ、グループ、イベントのいずれかで一斉配信を作成できます。
ライブ動画コンポーザーライブ動画一斉配信の質を確保するには、Facebookのサーバーへの安定した接続がまず必要です。接続が安定していないと、動画の質が落ちたり、再生が中断したり、一斉配信が失敗したりする可能性があります。Live Ingestsツールは取り込み品質のテストを行って、接続問題を診断し、自分の一斉配信に最適な動画取り込みサーバーを特定し、再生問題があまり発生しない高品質の一斉配信を提供できるようにします。
Live Ingests音声と動画の仕様の全リストについては、リファレンスをご覧ください。