バージョン2.9

グラフAPI | マーケティングAPI

更新履歴のエントリーは、以下の方法で分類されています。

  • 新機能 — 新しいノード、エッジ、フィールドなどを含む、新しい製品やサービス。
  • 変更 — 既存の製品やサービスへの変更点(廃止されたものを除く)。
  • 廃止 — 既存の製品やサービスのうち削除されたもの。
  • 90日後の重要な変更点 — バージョンのリリース日から90日後に変更、廃止される内容。

新機能変更廃止は、このバージョンにのみ適用されます。90日後の重要な変更点は、すべてのバージョンに影響します。

重要な変更点は、特定のリリースに適用される内容ではないため、ここには含まれていません。


グラフAPI

リリース日: 2017年4月18日 | 利用可能期限: 2019年7月18日


新機能

一般

  • リードアフターライト - グラフAPIのPOSTリクエストでは、同じリクエストの中で1つのオブジェクトについて指定されたさまざまな値を返せるようになりました。これにより、クライアントはやり取りの回数を減らすことができます。fieldsパラメーターが指定されている場合(構文の説明)、リクエストはまず書き込みをした後、応答としてfieldsパラメーターを使ってフィールドを選んで、作成または更新されたオブジェクトを読み取ります。現在、リードアフターライト機能は、グラフAPIの全バージョンで有効になっています。詳しくは、当社のドキュメントページをご覧ください。

  • ユーザーオブジェクトの新しいshort_namesフィールド - 以下のフィールドがuserエンドポイントに追加されました。

    • short_name - first_nameは、親しみをこめて特定の人を呼ぶ普遍的な方法がファーストネーム(名)であるということを前提としています。しかし、多くの文化において(特に中国、日本、韓国、タイ、インドなど)、ファーストネームで人に呼び掛けることは失礼に当たります。新しいshort_nameメソッドでは、短い名前で人に呼び掛ける方法について文化固有のルールを認識するようになっています。米国の閲覧者には中国、日本、韓国、インドの友達が引き続きファーストネームで表示されますが、東・東南・南アジアにあるそれらの友達にはフルネームで友達が表示されるようになります。

ページ

  • ビジネスアプリページマッピング - userノードには2つの新しいエッジids_for_pagesids_for_appsが追加されています。それらは、アプリやページのために人のIDの参照解決をするためのものです。ids_for_pagesエッジは、同じビジネス所有のページのためのその人の他のIDを返します。同じように、ids_for_appsエッジは、同じビジネス所有のアプリのためのその人の他のIDを返します。メッセンジャーの中でアプリとボットを通じて人々をつなぐをご覧ください。

  • クロス投稿動画にページを追加するためのページ投稿サポート - POST /{page_id}/crossposting_pagesによって別のページによるクロス投稿関係リクエストを承認したり受け付けたりします。

  • Webhooks IDが文字列としてシリアライズされる - このWebhooks更新で数値IDが文字列に変換されます。

アクセス許可

スポット利用分析

  • 現在のスポット - 以下のフィールドが追加されました。

    • GET /current_place/results - 所在地シグナルを使うことにより、ある人が今どこにいるかを調べるのに役立ちます。ユーザーアクセス許可が必要です。
    • POST /current_place/feedback - 彼らが実際にそこにいたかどうかについてのフィードバックを提供するためのものです。詳しくは、スポット利用分析をご覧ください
  • GET /search?type=place - 以下のパラメーターが追加されました。

    • categories - カテゴリで検索します。
    • matched_categories - 結果として得られる場所がどのカテゴリに一致するかを示します。categoriesと共に使用する必要があります。

動画API

  • ページの動画指標での消費時間 - 以下の指標が追加されました。詳しくは、インサイト指標/{object-id}/インサイト/{metric}をご覧ください。

    • page_video_view_time- そのページの動画で費やされた時間。
    • post_video_view_time_by_country_id - そのページの動画で費やされた国別の時間。

Webhooks

  • Webhooks更新によるユーザーのプロフィール更新のための変更値をアプリが受け取ることができる - ユーザーがフィールドに変更を加えた場合に、更新の一部として新しい値をアプリが受け取ることができます。それにより、値のチェック手順を削減できます。以前は、ユーザーがフィールドに変更を加えた場合、新しい値を送信することなく、変更のあったフィールドについてアプリに通知されていました。

  • ドキュメント - Webhooksに、サブスクリプション登録できるトピックやフィールドについてのリファレンスドキュメントが用意されました。このドキュメントは、Facebook開発者サイトのうち、グラフAPIの中のWebhooksリファレンスの下にあります。

  • サンプル送信ツール - 開発者は、この新しいツールを使用することで、トピックのサブスクリプション登録の前に、Webhooks更新の構造をより簡単にテストできます。以前は、フィールドをサブスクリプション登録してからFacebookを通じて変更を加えることで、更新のトリガーを試みなければなりませんでした。例えばアプリは、ユーザー(アプリをインストールして必要なアクセス許可を付与したユーザー)がプロフィール写真を変更した場合に、そのことを把握する必要がありました。アプリは、Webhooksフレームワーク内でプロフィール写真フィールドをサブスクリプション登録することになっていました。しかし、その動作をテストするには、当社が送信する更新の構造を確認するために、アプリをインストールした一部のユーザーのプロフィール写真を変更する必要がありました。サンプル送信ツールを利用することで、アプリは不要な変更を加えることなく、更新の構造をテストできます。サンプル送信ツールは、該当アプリのダッシュボードのWebhooksセクションにあります。

  • バージョン管理 - WebhooksのバージョンはグラフAPIと同じになりました。既存のWebhooksサブスクリプションは、アプリのうちサポートされている最も古いバージョンで実行されます。以前は、Webhooksサブスクリプションではバージョン管理はサポートされていませんでした。変更する唯一の方法は、重要な変更を加えることでした。Webhooksのバージョン管理について詳しくは、バージョン管理をご覧ください。


変更内容

一般

  • バッチAPIでは、リクエストアイテムが中断された場合、null応答ではなくエラーが返されます。詳しくは、グラフAPI、バッチリクエストの発行をご覧ください。

  • GET /{url}/share - shareエンドポイントは削除され、次のものに置き換えられました。

    • engagementフィールドとそのサブフィールド:
      • comment_count
      • comment_plugin_count
      • reaction_count
      • share_count

ページ

  • /{page-id}/feed - 投稿のbackdated_timeの時刻がsinceからuntilまでの範囲内にある場合、それ以前の投稿が{page_id}/feedリクエストに含められます。created_timeは実際の作成時刻です。(下記の投稿への変更を参照。)

  • page-restaurant-services - いずれのフィールドでも、0または1ではなく、falseまたはtrueが返されるようになりました。

  • GET /{post-id} - 以下のフィールドがこのエンドポイントに追加されました。
    • promotable_id - 以前は、特定の投稿は宣伝できず、そのコンテンツしか宣伝できませんでした。そのような場合、idフィールドには投稿のIDではなくコンテンツIDが返されていました。現在の投稿からは、投稿自体のIDが必ずidフィールドに返されます。また、投稿の宣伝の際に使用する新しいpromotable_idフィールドがGET {post-id}エンドポイントに追加されています。

投稿

  • 投稿の日付を古いものに変更しても、その投稿のcreated_time値が更新されなくなりました。代わりに、オリジナルの複製が作成され、そのcreated_timebackdated_timeが新しい値に設定されることになります。オリジナル投稿の古いcreated_time値はそのまま保たれ、backdated_timeが新しい値になります。最終的に、GET {post-id}/feedから返されるのは投稿ではなく新たに作成された複製になります。

動画API

  • RTMP URLの代わりにライブ動画のダッシュプレビューURLを公開します。

  • GET /{page_id}/crosspost_pending_approval_pages - ページからクロス投稿リクエストが送信されたがまだ承認されていないすべてのページのリストを取得します。

  • GET /{page_id}/crosspost_whitelisted_pages - クロス投稿アクセス許可を付与したすべてのページのリストを取得します。

  • POST /{video_id}/allow_crossposting_for_pages = [{"page_id": {page_id}, "allow": {true/false}] - クロス投稿許可リストの中の特定のページのアクセス許可について、特定の動画に対するクロス投稿を許可または禁止します。

  • POST /{page_id}/crossposting_pages=[{"page_id": {page_id}, "allow": false, "action": "EXPIRE_ALL_CROSSPOSTS_ON_SHARED_ASSETS"}] - クロス投稿許可リストからページを削除し、それより前にクロス投稿されたコンテンツすべてを期限切れにします。

  • POST /{page_id}/crossposting_pages=[{"page_id": {page_id}, "allow": false, "action": "NO_ACTION"}] - クロス投稿許可リストからページを削除します。それより前にクロス投稿されたコンテンツには影響ありません。

Webhooks

  • GET /{app-id}/subscriptions - このエンドポイントは、フィールドのバージョンを返すようになりました。Webhooksバージョン管理が導入されるまで、このエンドポイントから返されるのはサブスクリプション登録されたフィールドのリストだけでした。現在このエンドポイントからは、フィールドとそれに対応するバージョンのリストが返されます。

廃止事項

メッセージ

  • GET /{message-id} - 以下のフィールドは廃止されました。
    • subject
  • GET /{thread-id} - 以下のフィールドは廃止されました。
    • tags

90日後の重要な変更点について

  • 投稿にリンクを添付することが可能なエッジとダイアログにおいて、以下のフィールドは廃止されました。

    • caption
    • description
    • name
    • picture
    • thumbnail
  • これらのフィールドは、次のようなエッジとダイアログで廃止されました。

    • POST /{event-id}/feed
    • POST /{group-id}/feed
    • POST /{page-id}/feed
    • POST /{user-id}/feed
    • sharefeedのダイアログ

動画

  • インサイトエッジ - paidorganicのすべての指標は廃止されています。

Webhooks

  • ユーザートピックの以下のWebhooksフィールドは廃止されています。

    • about_me
    • birthday_date
    • contact_email
    • current_location
    • education_history
    • hometown_location
    • sex
    • statuses
    • tv
    • work_history
  • 代替として、次のものを使用できます。

    • about
    • birthday
    • education
    • email
    • gender
    • hometown
    • location
    • status
    • television
    • work

マーケティングAPI v2.9の新機能

広告素材

マーケティングAPIを使って、Facebookにキャンバスキャンペーンを作成します。映像、音、動きのある動画形式を使って、ブランドやダイレクトレスポンスの目的を効果的に促すことができます。詳しくは、マーケティングAPIのキャンバス広告のページをご覧ください。

ダイナミック広告

  • ダイナミック広告カタログの品質 - ダイナミック広告を正しく運用できるように新しいAPI、 Checks APIとQuality APIが導入されました。Checks APIを使用すると、ダイナミック広告を使用して適切な広告を配信するために必要な情報を信号のソースが提供しているかを検証できます。Quality APIでは、十分な品質のダイナミック広告を配信するために必要な情報をカタログとフィードが持っているかどうかを検証できます。詳細については、ダイナミック広告のカタログとシグナルの品質に関するページをご覧ください。

  • 1つのアイテムに複数の画像 - ダイナミック広告の同じアイテムに複数の画像をカルーセル形式で表示します。ダイナミック広告にカルーセル形式で1つのアイテムを表示するのに、カタログの画像を最大20個使用できるようになりました。これにより、ホテルや目的地などの1つのアイテムに複数の画像を使用して表示できます。この機能をサポートするために、新しいオプションforce_single_link = trueshow_multiple_images = trueが提供されるようになりました。詳しくは、ダイナミック広告の広告管理の広告素材テンプレートのページをご覧ください。

広告管理

  • 広告コピー - Ad Copy APIを使用して、既存のキャンペーン、広告セット、広告を複製できるようになりました。この方法を使用すると、広告を毎回ゼロから再作成する必要はなく、広告テンプレートシェルを使用して広告を複製できます。詳しくは、広告素材の配置のプレビューに関するページをご覧ください。

  • 1日の推定リーチ - 広告アカウントレベルと広告セットレベルに新しいエンドポイント/delivery_estimateが追加されました。このエンドポイントを使用すると、特定の広告セットの1日のリーチやコンバージョンを使用して、推定入札価格や収益の予測を取得できます。詳しくは、ターゲット設定の1日の推定リーチに関するページをご覧ください。

  • Rules Engine API — Rules Engine APIを使用すると、設定したビジネスルールに基づいて、より簡単、効果的、スマートに広告を管理できるようになります。ルールエンジンではプッシュベースのモデルが使用されることから、APIに定期的にクエリを実行して広告の最新情報を取得する代わりに、事前にプッシュ通知が送信され、ルール条件を満たしたときに指定したアクションが実行されます。Rules Engine APIの詳細については、こちらをご覧ください。

  • Batch API - リクエストをグループ化して、リクエストを非同期に送信します。複数のグラフAPI呼び出しを1つのHTTPリクエストにまとめ、ブロックすることなく、非同期に実行します。関連する処理の依存関係を指定することもできます。Facebookはそれぞれの独立した操作は並行処理で処理し、依存関係のある操作は順番に処理します。 詳しくは、非同期と一括リクエストのBatch APIに関するページをご覧ください。

広告の配置

  • 効果的な広告の配置 - 広告配置はターゲットの仕様に従って指定できますが、Facebookが実際に広告をすべての配置に配信したかどうかは確認できませんでした。特定の目的に使用できない配置を選択すると、Facebookはこの配置に広告を配信しません。これまでは、広告を掲載して、実際の結果を確認するためのテストをする必要がありました。effective_ placement APIを使用すると、選択した配置と特定の広告掲載の目的に対して、実際に広告が掲載された配置を確認できます。recommendations APIでは、一部の配置が除外された理由を確認できます。詳しくは、ターゲット設定の詳細の効果的な配置に関するページをご覧ください。

マーケティングAPI v2.9の重要な変更点

広告管理

  • 動画のおすすめ配置 - これはFacebookのフィードの配置の一部でした。つまり、フィードの配置に使用すると、この配置が自動的に有効になりました。2.9以降では、動画のおすすめ配置がフィードの配置と区別されるようになり、フィードの配置を有効にした場合でも、動画のおすすめ配置を無効にできるようになりました。2.8以前では、フィードの配置をFacebookで使用している場合は、フィードの配置を有効にすると、動画のおすすめ配置に広告が自動配信されなくなります。

  • 近隣エリアへのリーチの目的 - キャンペーンの目的LOCAL_AWARENESSが廃止されました。2.9以降では、新しいキャンペーンを作成する際の目的にLOCAL_AWARENESSを使用できなくなりました。1つの所在地の広告セットで近隣エリアへのリーチを向上させる場合は、REACHキャンペーンを使用してください。今後は、複数の所在地に対してLOCAL_AWARENESSを使用することができなくなりました。この目的を設定した既存のキャンペーンがある場合は、引き続きそのキャンペーンの読み取りと編集を行ったり、新しい広告セットや広告を作成したりできます。既存のキャンペーンからキャンペーンをコピーする場合は、キャンペーンのタイプでコピーできるかどうかが決まります。LOCAL_AWARENESSを1つの所在地で使用する場合は、REACHを指定してコピーします。LOCAL_AWARENESSを複数の所在地で使用する場合は、キャンペーンをコピーできません。

  • モバイル広告の目的 - モバイル広告の目的を簡略化するために、CanvasAppEngagementCanvasAppInstallsMobileAppInstallsMobileAppEngagementが廃止されます。これらはそれぞれ、CAECAIMAIMAEと呼ばれます。2.9以降は、これらの4つの目的を使用して新しいキャンペーンを作成することはできません。代わりに次のような目的がサポートされます。

    • LINK_CLICKSキャンペーンによるCAE広告セット。CAE広告のキャンペーンを作成するには、LINK_CLICKSを使用する必要があります。

    • LINK_CLICKSまたはCONVERSIONSの目的のキャンペーンを使用したMAE広告セット。MAE広告のキャンペーンを作成するには、LINK_CLICKSまたはCONVERSIONSに変更する必要があります。

    • APP_INSTALLSによるCAI広告セット。CAI広告のキャンペーンを作成するには、APP_INSTALLSを使用する必要があります。

    • APP_INSTALLSによるMAI。MAI広告のキャンペーンを作成するには、APP_INSTALLSを使用する必要があります。

  • モバイル広告の目的、互換性 - マーケティングAPIやFacebookツールを使用してCAEMAECAIMAIのキャンペーンを複製するときは、以下に示すように、廃止されたこれらの目的は2.9の同等の目的に自動的に変換されます。

    • MAIまたはCAIのキャンペーンはAPP_INSTALLSの目的に変換されます。

    • CAEのキャンペーンはLINK_CLICKSのキャンペーンに変換されます。

    • MAEのキャンペーンは、キャンペーン内の広告設定に適用している最適化に基づいて、LINK_LICKSまたはCONVERSIONSのキャンペーンに変換されます。OFFSITE_CONVERSIONに最適化済みの子アセットがある場合は、MAEのキャンペーンはCONVERSIONSのキャンペーンに変換されます。ない場合は、MAEのキャンペーンはLINK_CLICKSのキャンペーンに変換されます。

  • ブロックされたカテゴリ - 配置間のカテゴリを統合するために、Audience Network、インストリーム動画、インスタント記事の一部のカテゴリが廃止されます。これらのカテゴリを使用すると、ギャンブルやアルコールなどの不適切な特定のコンテンツに広告を掲載しないようにすることができます。politicsreligionのカテゴリは廃止されました。次のカテゴリを使用できます。

    • インスタント記事とAudience Network: debated_social_issuesmature_audiencestragedy_and_conflictdatinggambling

    • インストリーム動画: debated_social_issuesmature_audiencestragedy_and_conflict

  • SUPPLEMENTAL_MEDIA_IDは、広告アカウントと広告のレベルの広告素材からは廃止されました。このフィールドは読み取ることができなくなりました。

  • ACTION_SPECは広告素材から廃止されました。これはスポンサー記事で使用されていましたが、スポンサー記事がサポートされなくなりました。

  • 広告素材でactor_image_hashactor_image_urlactor_nameのフィールドが2.9と2.8で廃止されました。これらのフィールドは、同様に廃止となったaction_specで使用されていました。

  • 広告素材のcall_to_actionlink_titlelink_descriptionは廃止されました。広告素材のタイトルと説明を設定するには、link_datanamedescriptionか、video_datatitlelink_descriptionを使用してください。

  • run_status=3 - このフィールドと値を使用すると、広告素材を削除できました。この操作によって混乱が生じたため、run_statusの名前がstatusに変更され、値がIntからString値DELETEDに変更されました。広告素材の削除には、status=DELETEDを使用してください。

  • 広告素材エンドポイント{creative_id}{ad_account_id}/adcreativesGETからCOVER_PHOTO_IDが廃止されました。これはほとんど使用されませんでしたが、内部の限定された用途にのみ使用されていました。

  • image_urlまたはimage_hash - 今後は、広告素材のobject_story_specvideo_dataにこれらのいずれか一方を指定できます。詳しくは、広告素材のリファレンスのページをご覧ください。

  • 広告素材エンドポイントのGETからOBJECT_INSTAGRAM_IDが廃止されました({creative_id}AD_ACCOUNT_ID/adcreativesなど)。このフィールドは外部での使用を意図したものではありませんでした。

  • instagram_story_idは、v2.8以前では、広告素材のInstagram投稿IDをフェッチするために使用されました。広告素材を指定するときにこのフィールドを使用すると、例外がスルーされましたが、このパラメータは無視され、instagram_story_idの結果が戻されました。応答を使用すると、エラーが表示されました。この問題を解決するために、instagram_story_idの名前をeffective_instagram_story_idに変更しました。また、このフィールドを広告素材の指定に使用しないでください。

  • spenttoday_spentyesterday_spentの戻り値のタイプがすべての広告の目的でIntegerではなくStringになりました。これにより、キャンペーン、広告セット、広告が影響を受けます。

ダイナミック広告

  • 同じ製品セットは使用不可 - 同じカタログの別の製品セットと同じ製品セットを使用できなくなりました。同じカタログから同じ製品セットを作成しようとすると、APIからコード10803FacebookApiExceptionが返されます。ここには、同じ製品セットのIDが含まれます。

  • POST /{product_feed_id}quoted_fieldsは廃止されました。v2.6では、POST /{product_feed_id/product_feeds}quoted_fieldsが削除されました。さらなるクリーンアップの一環として、これも廃止されます。

  • POST {catalog-id}/batchエンドポイントが、STRINGを返すようになりました。これは、引き続き実施されているダイナミック広告製品カタログの改善の一部として変更されました。

  • オーディエンスのアップデートの失敗 - ダイナミック広告を使用している場合に、それらの広告のオーディエンスをアップデートしようとすると、リクエストが失敗してエラーが表示されます。変更を加えるには、ダイナミック広告に関連付けられているオーディエンスを削除し、新たに作成する必要があります。詳しくは、ダイナミック広告のオーディエンスに関するページとカスタムオーディエンスに関するページをご覧ください。

  • template_urlの代わりにtemplate_url_specが使用されるようになりました。これにより、クリックのトラッキングを実行し、コンテキストに応じたURLを広告の製品カタログURLの後に追加できます。たとえば、利用者が選択したチェックインとチェックアウトの日付を広告に含めることができます。詳しくは、ダイナミック広告の広告管理に関するページをご覧ください。

シグナルとターゲット設定

  • イベントソースの名前の変更 - これまでは、カスタムコンバージョンを作成したりクエリを実行したりする場合に、pixel_idpixel_rulepixel_aggregation_ruleという名前のフィールドを使用していました。アプリのオフラインコンバージョンデータとカスタムコンバージョンデータへのサポートが追加されることから、範囲が広がったことがわかるように、これらのフィールドの名前が変更されます。今後は、event_source_idruleaggregation_ruleと呼ばれるようになります。

  • コンバージョントラッキングピクセル - 2017年2月15日に廃止されました。それに伴い、APIのすべてのバージョンから、コンバージョントラッキングピクセルの作成、アップデート、読み取り、参照のためのエッジとノードがすべて削除されました。

  • イベントIDが関連付けられていたfriends_of_connectionは、広告のターゲット設定オプションとして使用できなくなりました。つまり、Facebookイベントの招待を承認した利用者の友達をターゲットに設定することはできません。

  • delivery_estimateのサポート - 新たにリリースされたdelivery_estimateをサポートするために、推定リーチに変更を加えました。

    • bid_estimationsフィールドを/reach_estimatesエンドポイントから削除し、記述されたすべての機能を/delivery_estimateに移動しました。

    • /AD_ID/reachestimateは廃止されました。この情報にアクセスするには、/ADSET_ID/delivery_estimateを使用します。

    • dataフィールドが削除されました。

インサイト

  • date_presetの廃止 - 複数のdate_preset値が廃止され、代わりに新しい値が使用されます。新しい値は広告主の希望に合わせてより簡単に使用でき、当日のデータは含まれなくなりました。たとえば、2月8日にリクエストが行われ、「過去7日間」の日付範囲プリセットを使用した場合、2月1日から2月7日11:59 PMまでが範囲となり、2月8日は除外されます。次の値が廃止されました。

    • last_3_dayslast_3dに置き換えられました。

    • last_7_dayslast_7dに置き換えられました。

    • last_14_dayslast_14dに置き換えられました。

    • last_28_dayslast_28dに置き換えられました。

    • last_30_dayslast_30dに置き換えられました。

    • last_90_dayslast_90dに置き換えられました。

    • last_weeklast_week_sun_satlast_week_mon_sunに置き換えられました。

    • this_weekthis_week_sun_todaythis_week_mon_todayに置き換えられました。

    • last_3_monthsは廃止されました。

    • バージョン2.8以前では、これらの新しい値と古いプリセット値の両方がサポートされます。

  • デフォルトのdate_preset - date_presetなしでインサイトクエリを実行すると、デフォルトがlast_30_daysになり、広告アカウントの時間帯で当日の12:00AM以降のアクティビティが対象になります。2.9以降では、デフォルトはlast_30dです。この場合、アカウントの時間帯で前の晩の11:59 PMで終わる過去30日がすべて対象となります。つまり、当日は含まれません。

  • video_complete_watched_actionsは廃止されました。これはvideo_30_sec_watched_actionsと同じ情報を提供していました。

  • unique_impressionunique_social_impressionsは廃止されました。代わりにreachsocial_reachを使用してください。

  • newsfeed_clicksnewsfeed_impressionsnewsfeed_avg_positionvideo_avg_sec_watched_actionsvideo_avg_pct_watched_actionsは古い指標であり、廃止されます。

  • 以下は、action_type:followgift_salevideo_playvoteで廃止されました。

  • click_to_play_videoaction_video_typeの内訳からアクセス可能になりました。

  • データ配信のためのplacementの内訳フィールドはAPIから廃止されました。2.9では["publisher_platform", "platform_position"]のみがサポートされます。2.8では、内訳として["placement"]["publisher_platform", "platform_position"]の両方がサポートされます。

  • attribution_spec - これまでは、インサイトAPIのクリックスルーとビュースルーのアトリビューションウィンドウで2つの個別のフィールドが使用されていました。今後は、その両方の設定にattribution_specを使用する必要があります。attribution_specを設定すると、既存の設定が上書きされます。クリックスルーとビュースルーの両方が設定されている場合は、attribution_specevent_type = CLICK_THROUGHに設定すると、ビュースルーアトリビューションのみが削除されます。