Facebookにログインするには、http://www.facebook.comにアクセスします。Facebookにログインできない場合は、ヘルプセンターにアクセスしてください。

Facebookログインの概要

Facebookログインを使って利用者は素早く簡単にアカウントを作成し、複数のプラットフォームであなたのアプリにログインできます。iOSAndroidウェブデスクトップアプリスマートテレビやIoT (Internet of Things)オブジェクトなどのデバイスで利用できます。Facebookログインでは、認証と、アクセス許可をリクエストして利用者のデータにアクセスするという2つのシナリオに対応しています。Facebookログインは認証だけに使用することも、認証とデータアクセスの両方に使用することもできます。

活用事例

次のエクスペリエンスを提供するために、Facebookログインが使用されます。

  • アカウントの作成
    Facebookログインにより、アプリで素早く簡単にアカウントを作成できます。パスワードを設定する必要がないため、後でパスワードを忘れてしまうこともありません。この簡単で便利な方法により、コンバージョン率を高めることができます。利用者が1つのプラットフォームでアカウントを作成すると、多くの場合、1回のクリックで、その他のすべてのプラットフォームでもアプリにログインできます。検証済みのメールアドレスがあるので、そのアドレスの利用者に後日リーチして再エンゲージを促すことができます。
  • パーソナライゼーション
    パーソナライズされたエクスペリエンスでより多くの関心を集め、リテンション率を向上させることができます。Facebookログインを使用すると、複雑で収集が困難な情報を、開発者自身の登録フォームから取得できます。Facebookからインポートされた利用者のプロフィール写真だけでも、アプリとつながっているという強い意識を利用者に与えます。

成功事例

Facebookログインが組み込まれたアプリでは、ログインが大幅に増え、エンゲージメントも高まり、Facebookログインを使用した利用者数も継続して増えています。詳しくは、「成功事例」をご覧ください。

たとえば、フライト、ホテル、レンタカーを検索するアプリSkyscannerでは、Facebookログインを使用してアプリにアクセスする利用者数が100%増えました。

機能

  • 実名
    利用者がFacebookでのログインを選択する場合、公開プロフィールを通して実名をシェアできます。公開プロフィールには、利用者の実名とプロフィール写真が含まれます。実名に基づくアプリは、多くの場合、スパムが少なく、高品質の対話を促進します。
  • クロスプラットフォームログイン

    Facebookログインは、最も一般的なモバイルアプリとデスクトップアプリのプラットフォームで利用できます。1つのプラットフォームでFacebookアカウントを作成した利用者は、別のプラットフォームでも素早く簡単にアプリにログインできます。利用者はどこでも同じユーザーIDで認識されるため、中断した場所からアプリ内の操作を再開できます。Facebookログインは、

    iOSAndroidウェブデスクトップアプリスマートテレビやIoT (Internet of Things)オブジェクトなどのデバイスで利用できます。

  • 既存のアカウントシステムと連携可能
    Facebookログインは、既存のアカウントシステムを補完します。メール、SMS、その他のソーシャルログインの選択肢に加えて、Facebookでログインするというオプションも利用者に提示できます。Facebookログインから取得したメールアドレスが、システムに保存されている既存のメールアドレスと一致する場合、その利用者は追加のパスワードを設定せずに既存のアカウントにログインできます。
  • 詳細なアクセス許可

    Facebookログインでは、

    利用者がアプリとシェアすることを選択した情報を指定する複数のアクセス許可をサポートしています。つまり、開発者がリクエストするものは開発者が正確に管理でき、利用者が承認するものは利用者が正確に管理できます。

  • 利用者はシェアするものを自分で管理
    優れたエクスペリエンスは、利用者に制御権を与えることから始まります。Facebookログインを使用すると、利用者はアプリとシェアする情報を選択できます。利用者が特定の情報へのアクセス権を与えることを不安に感じるとしても、Facebookでログインすることにはさまざまな利点があります。利用者のエクスペリエンスがどのように向上するかを説明した後で、アプリはその情報を再度リクエストすることができます。
  • 段階的承認
    Facebookログインでは段階的承認をサポートします。必要な情報をすべて前もってリクエストする必要はありません。必要になった時点でリクエストできます。このため、利用者はアプリでアカウントを素早く簡単に作成できます。また、アプリでのエクスペリエンスが深まったら追加情報をリクエストして、エクスペリエンスをさらに向上させることができます。
  • エクスプレスログイン
    エクスプレスログインでは、デバイスやプラットフォームを問わず利用者のFacebookアカウントでログインできます。利用者がいずれかのプラットフォームですでにアプリにログインしている場合は、ログイン方法の選択を促すことなく、エクスプレスログインを使ってAndroidのFacebookアカウントにログインさせることができます。これにより、アカウントの重複や、ログインできないといった問題を回避できます。
  • AndroidアプリのFacebook Liteの統合
    アプリの開発にAndroid用Facebook SDKバージョン4.14.0を使用すると、FacebookログインはFacebook Liteと自動的に統合します。利用者がFacebook Androidアプリをインストールしていない場合は、Facebookログインは代わりにFacebook Liteを使用してログイン画面を表示し、認証情報を取得します。以前のSDKでは、Facebookアプリをインストールするように利用者に要求していました。

アプリレビュー

Facebookでは、毎日Facebookログインを使用する数千万人の利用者に、安全で、信頼でき、一貫性のあるエクスペリエンスを提供するように努めています。アプリレビューは、詳細なアカウント情報へのアクセスをリクエストしているアプリが優れたエクスペリエンスを構築しているかどうかを判別する際に役立ちます。

アプリレビュープロセスは、迅速かつ容易に完了できるように設計されています。Facebookのレビューチームは、提出されたアプリを実際に使用し、Facebookプラットフォーム規約開発者ポリシーを確実に遵守するためのガイダンスとフィードバックを提供します。

Facebookによるレビューを申請せずに、アプリが利用者にリクエストできるアクセス許可は次の2つです。

これら以外のアクセス許可が必要な場合、Facebookによるアプリレビューに合格した後でないと、アプリにFacebookでログインしようとする利用者のログインダイアログにそれらのアクセス許可を表示することはできません。

ただし、Facebookログインのエクスペリエンスを開発しやすくするため、アプリのダッシュボードの[Roles (役割)]セクションにリストされている人であれば、Facebookからの承認がなくても有効なアクセス許可を付与できます。役割とアクセス許可について詳しくは、「アクセスレベル」をご覧ください。

詳しくは、「アプリレビュー」をご覧ください。

データの削除

一般データ保護規則(GDPR)を遵守するため、アプリがFacebookから取得した利用者のデータの削除を利用者側からリクエストできるようにすることで、利用者に自身のデータに対する制御権を与えています。そのようなリクエストに対応するには、データ削除コールバックを実装します。

GDPRガイドラインを遵守するには、以下を提供する必要があります。

  • アプリ内でユーザーがデータの削除をリクエストするための手段

  • ユーザーがデータの削除をリクエストする宛先として使用できる連絡先メールアドレス

  • データ削除コールバックの実装

[アプリとウェブサイト]設定ページからアプリを削除した後、データの削除をアプリにリクエストするオプション(データの削除をリクエストする手順へのリンクをたどる、またはデータ削除リクエスト)がユーザーに提示されなければなりません。アプリのプライバシーポリシーにリンクする現在のエクスペリエンスは、これに置き換えられます。

開発者は、データ削除コールバックと、データを削除する手順へのリンクの両方をユーザーに提供できます。